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Lancet Neurology誌がアルツハイマー病など認知症で特集発刊

国際アルツハイマー病協会 2016年03月15日 15時13分
From 共同通信PRワイヤー

Lancet Neurology誌がアルツハイマー病など認知症で特集発刊

AsiaNet 63764(0330)

【ロンドン2016年3月15日PR Newswire=共同通信JBN】
*30人余りの専門家がLancet Neurology誌の画期的な4月の特集でアルツハイマー病や他の認知症に関する行動を呼び掛け

国際アルツハイマー病協会(Alzheimer's Disease International、ADI)は、The Lancet Neurology Commissionが今年4月、Lancet Neurology(ランセット・ニューロロジー)誌の第15巻全体をアルツハイマー病やその他認知症のケアと研究に関する詳細な進展概要に割り当てたとのニュースを歓迎した。「Defeating Alzheimer's disease and other dementias: a priority for European science and society(アルツハイマー病とその他認知症を克服する:欧州の科学と社会の優先課題)」と題する記事は、スウェーデンのカロリンスカ研究所アルツハイマー研究センターのベンクト・ウィンブラッド教授が主導し、スウェーデン、フランス、英国、オーストラリア、デンマーク、カナダ、スイス、イタリア、ルクセンブルク、米国、ドイツ、オランダの主要研究者の手で編纂された。

74ページの報告は、3月15日にブリュッセルの欧州議会Commissionersに提出された。

報告は、認知症のケアと研究を向上させるための長期的な政治的、経済的コミットメントを呼び掛け、進展を遂げるための一意した努力の重要性を強調した国際アルツハイマー病協会(ADI)のWorld Alzheimer Report 2015「The Global Impact of Dementia: An analysis of prevalence, incidence, cost and trends(認知症の世界的インパクト:有病率、発症率、経費、傾向に関する分析)」の中にあるデータと推奨を支持している。これには公的な政府機関、学術センター、製薬会社その他で構成する多国籍の提携関係とともに、認知症に対する医薬品以外のケアに対するインフラストラクチャー改善策の確立が含まれている。

認知症の新たな患者は世界で、3秒に1例発症している。認知症にかかる個人の数は20年毎にほぼ倍増する見込みであり、これら患者の内の58%は中低所得の国に住んでいる。

2050年までに、認知症は世界で1億3100万人が罹患する。認知症は2018年までに1兆ドル相当の疾患になる。

報告の勧告は、2013年のG8認知症サミット以来、G7の後継行事、世界的に認知症国家計画を確立した2015年3月の世界保健機関(WHO)初の「認知症に対する世界的アクションに関する閣僚会合」による進展に続くものである。ADIは、以下の施策を含めて認知症に対する国家計画の確立を全政府に呼び掛けた報告を支持する。

*すべての国で認知症のケアとインフラストラクチャーを強化する国家戦略的政策を構築する政治的意志の強化
*Dementia Friendly Communities(認知症患者らを支える社会)の発展を含め、あらゆるレベルで認知症に対処する有効な協力関係の構築
*国連障害者権利条約(CRPD)を通じたこれら権利の擁護を含め、あらゆるレベルで認知症の個人の権利と声に関心を集める

ADIのマーク・ウォルトマン理事長は報告について「われわれが成すべきことを確認する重要な1歩であり、それを実現するためには政治的意志が必要である。WHO、EUの政策、認知症に対する世界的アクションは現在モメンタムがあり、われわれは20カ国・地域(G20)諸国にも認知症問題を優先策とするよう強く訴える」と語った。

ADIのMedical and Scientific Advisory Panel(医療・科学諮問会議)の元議長で活動的な会員であるウィンブラッド教授は「アルツハイマー病や他の認知症を克服するためには、研究だけにとどまらずあらゆるレベルの政治舞台での統一行動が必要である。私が望んでいることは、われわれの仕事は国家的、国際的な協力の強化を促進することだ」と訴えた。

▽編集者注釈
出版物:'Defeating Alzheimer's disease and other dementias: a priority for European science and society'(アルツハイマー病とその他認知症:欧州の科学と社会のための優先策)
Bengt Winblad、Philippe Amouyel、Sandrine Andrieu et al
Lancet Neurology, 2016;15:455-532
解禁時間:3月15日00:30(中部欧州標準時)

▽国際アルツハイマー病協会(Alzheimer's Disease International)について
国際アルツハイマー病協会(ADI)は、世界保健機関(WHO)と公式な関係を持ち、世界のアルツハイマー83団体による国際的な連盟組織である。ADIのビジョンは世界中の認知症にかかった人々とその家族の生活の質を高めることである。ADIは認知症との戦いに勝つカギが、世界的ソリューションと地域的知識のユニークな組み合わせにあると考えている。というのも、ケアを提供し、認知症にかかった人とその看護者を支援するアルツハイマー団体に力を付けることと、認知症と政府の政策変更を求めるキャンペーンに注目を集めるための世界的な取り組みによって、地域的に有効になるからである。詳しい情報はリンク を参照。

▽The Lancet Neurology Commissionについて
The Lancet Neurology CommissionはLancet(ランセット)誌の編集者の手で創始され、アルツハイマー病および関連する認知症について政治家と政策立案者に専門家の推奨と情報を提供する目的で設立された。78ページに及ぶ長文の報告の作成には、30人以上の有力な国際的研究者が協力した。報告は認知症の重荷を減らすために対応するべき幅広い課題を明らかにしている。

ソース:Alzheimer's Disease International

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