福島県出身の音大生が、“奇跡のピアノ”と感謝の調べ

株式会社高島屋 2016年03月07日 13時21分
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株式会社高島屋は、3月9日(水)~3月15日(火)まで、日本橋高島屋1階正面ホールにて、“音楽”と“アート”による震災復興支援『明日へのエール』と題し、福島県いわき市中学校で津波被害に遭ったグランドピアノ、“奇跡のピアノ”を使った無料コンサートを開催します。3月14日(月)・15日(火)は、ともに福島県出身の音大生、篠原聖華さん(ピアノ)と、奇跡のピアノを修復した調律師・遠藤洋氏の次女、遠藤優衣さん(フルート)によるチャリティコンサートを行います。


■“奇跡のピアノ”はいま------父が救った“奇跡のピアノ”と共演する思い

奇跡のピアノは、震災当日、福島県いわき市豊間中学校の卒業式で演奏された後、津波の被害に遇ったグランドピアノです。同市内在住のピアノ調律師・遠藤洋氏の懸命な修復作業により、その命を吹き返し大きな話題となりました。今回、会場にそのグランドピアノを展示するとともに、チャリティーコンサートを開催します。

フルートを演奏する遠藤優衣さんは、1996年福島県いわき市出身。4歳よりピアノをはじめ、中学・高校ともに吹奏楽部でフルートを担当。中学2年の時に東日本大震災に遭い、避難生活が始まりました。福島県立湯本高等学校進学後は仮設校舎で、部活動の練習時間が限られたなか、吹奏楽コンクール3年連続全国大会出場。現在、昭和音楽大学器楽学科弦・管・打楽器コースフルート専攻1年次に在学中です。
2011年クリスマスイブには修復作業が完了した奇跡のピアノを試弾しました。「震災から5年経っても、まだ心の傷を負っている方が多い。私たちの音楽を聴いて少しでも希望をもっていただけるよう、1音1音心を込めて演奏します」(遠藤優衣さんコメント)


■寄贈されたピアノが、あきらめかけたピアニストへの夢をつないだ

ピアノを演奏する篠原聖華(きよか)さんは1996年福島県双葉郡浪江町生まれ。浪江中学校在学時に原子力災害により、埼玉県に避難。4歳から始めたピアノも浪江に置き去りとなり、一度はピアニストの夢を諦めましたが、「被災地へピアノをとどける会」の支援により、ピアノの寄贈を受け、昨春より東京音大ピアノ科に進学しました。故郷・浪江町は帰還困難区域に指定され、震災から5年が経つ今も戻れる見通しは立っていません。篠原さんはいつか故郷で演奏会をできる日を思い、ピアニストを目指しています。

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