膝関節炎の症状が自己コンディショニング血清と理学療法との組み合わせで著しく改善
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【マドリード、デュッセルドルフ(ドイツ)2016年2月25日PR Newswire=共同通信JBN】膝(しつ)関節炎(OA)は世界の60歳以上の成人の10-15%を侵している(WHO、2013)。治療法には外科手術と非外科手術の選択肢がある。ヒアルロン酸、コルチコステロイド、多血小板血漿あるいは自己コンディショニング血清(ACS/Orthokine(R))は、関節部に直接注射することができる。
ハイメ・バセルガ・ガルシアエスクンデロ博士、ペドロ・エルナンデス・トリリョス博士らスペインチームは、片側の膝関節炎に関する前向きの観察研究を提起し、科学誌「PLoS ONE (プロスワン)」に「Treatment of Osteoarthritis of the Knee with a Combination of
Autologous Conditioned Serum and Physiotherapy: A Two-Year Observational Study(自己コンディショニング血清と理学療法との組み合わせによる膝関節炎の治療:2年間の観察研究)」との表題で最近発表した。
この臨床試験では、34-81歳の118人の患者が24カ月間治験参加した。試験が始まったころの平均的痛覚は、数値的評価スケール(NRS 0-10)で8.1となり、ウエスタンオンタリオ大学とマクマスター大学の関節症指数(WOMAC)と相関関係があった。患者は4週間にわたり毎週1回の割合で2mLのACSを合計4回、関節内注射を受けた。このインジェクションセラピー(注射療法)の後には、30回に及ぶ理学療法が施された。
▽結果
この研究で、数値的評価スケール(NRS)痛覚スコアは、治療後の最初の3カ月中に60%以上と大きく下落し、その後も一定に数値に保たれた。関節症指数(WOMAC)グローバルの痛覚と機能スコアもまた大きく下落した。この研究結果は年齢、性別、体重、疾患の段階とは無関係だった。ドイツ・デュッセルドルフにあるOrthogen AGの最高経営責任者(CEO)であるペーター・ウェーリング博士(教授)は「この観察研究で報告された痛覚と機能の改善は、目覚ましい業績である」と語った。
▽ACS/Orthokine(R)について
ドイツのOrthokin(R)に商標がついたOrthokine(R)は、患者自身の血液から抽出された自己血液製剤である。この製剤を製造するためには、EOTII注射器(ドイツ・デュッセルドルフにあるOrthogen Lab Services GmbH製)が使用される。
リンク (22.2.2016)
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▽問い合わせ先
Peter Wehling
Phone:+49(0)211-3870012
E-Mail press@orthogen.com
ソース:Orthogen AG
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