ウクライナ裁判所の判決は違法とアルブゾフ元国立銀行総裁
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【キエフ2016年2月18日PRNewswire=共同通信JBN】キエフのペチェルシク地方裁判所は2月15日、ウクライナの法律に違反して、セルゲイ・アルブゾフ元国立銀行総裁に対する特別な公判前調査の実施を求めるウクライナ検事総長室の申し立てを認めた。これにより裁判所は、ウクライナ現政権によって犯していない罪で追及されているセルゲイ・アルブゾフ氏に対する欠席裁判で下された政治目的の有罪判決とみられるものに対する機会をもたらした。
裁判が運営された方法(リンク )(字幕をオンにするべし)は、検察側の圧力により裁判所による法の支配の無視を証明しているようだ。法は申し立てに関する審理への弁護人の義務的な参加に例外を設けていない。しかし、裁判所は本件で、セルゲイ・アルブゾフ氏の弁護人の出席なしに決定した。弁護側はこの訴訟手続きへの参加を回避してはいないことが強調されるべきだ。
司法扶助センターを通じて裁判所の指示により追加的に任命された弁護士らが裁判所による法順守の必要性を主張したことも特記されるべきである。しかし、裁判所は第3者弁護士らの要請に応じなかった。
本件の理非に関する審理は2分で終わった。裁判所は捜査官や検察官の説明を求めず、質問もしなかった。弁護側は裁判所の予断と強要された決定を示すものと理解している。
弁護側は、ウクライナの上級裁判所がセルゲイ・アルブゾフ氏に関する決定を覆さない場合の欧州人権裁判所への提訴も含め、裁判所の決定を不服として上訴する意向である。
セルゲイ・アルブゾフ氏によると、彼に対する告発の弱さと当局が1年半の間にこれらの少なくとも1件も捜査を完了できないことは、検察当局の告発の政治的性格、ならびにアルブゾフ氏の行動における犯罪構成事実の不在の証拠である。
ルクセンブルクの欧州連合(EU)司法裁判所は1月28日、予備的調査に基づくだけで第3国での資産の不正流用に責任があるとして個人を扱うことはできないと判断、セルゲイ・アルブゾフ氏の資産の凍結を無効と決定した。
ソース:Press Office of Serhiy Arbuzov
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