ベトナム戦争犠牲者の身元確認プロジェクトにボナパルトDNA照合ソフトを使用
AsiaNet 63401
ナイメーヘン(オランダ)、2016年2月12日/PRニュースワイヤー/ --
スマートリサーチ社(SMART Research BV)はベトナム政府と、ボナパルトDNA照合ソフトウェア・システムおよび関連支援サービス提供の契約を締結しました。この調達は、ベトナム戦争の身元不明犠牲者65万人のうち、最低8万人の身元確認を目標とする10年計画の一環です。
ベトナムの首相、グエン・タン・ズンが主導する「プロジェクト150」は、過去最大のDNA身元確認プロジェクトとなります。3つの研究所が、技術サプライヤーのキアゲンとエッペンドルフの法医学技術でアップグレード、同時にコンサルタント業務とトレーニングはバイオグローブとボスニアの行方不明者国際委員会(ICMP:The International Commission on Missing Persons)が提供します。契約締結により、スマートリサーチは同プロジェクトチームに加わります。
ボナパルトの最新鋭間接照合アルゴリズムは、この大規模プロジェクトに必要なキンシップ・サーチおよびファミリアル・サーチの有力な可能性をベトナム政府研究所に提供します。ボナパルト方式では、任意の家系図を使って、家族のリファレンスDNAを基に未確認の遺骨の身元確認ができます。
ボナパルト方式は、実際の身元確認作業で何度も使用されており、2010年トリポリの航空機事故の犠牲者の身元確認や、2014年ウクライナにおけるマレーシア航空MH17便の犠牲者の身元確認などでも重要な役割を果たしました。
ボナパルトは2007年にオランダ法医学研究所(NFI:Netherlands Forensic Institute)の委託を受け、以来SNNおよび子会社のスマートリサーチが、NFIとの緊密な協力により更なる開発と改良を行ってきました。
スマートリサーチ社は、オランダ、ナイメーヘンにあるラドバウド大学のSNN(オランダ・ニューラル・ネットワーク基金:Dutch Foundation for Neural Networks)の商業スピンオフ企業です。スマートリサーチは、ボナパルトの研究、開発、保守を行っています。スマートリサーチは、高度な機械学習と人工知能技術を実世界での問題解決に応用することを専門としています。これらの技術はボナパルト方式の根本でもあります。
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情報源:スマートリサーチ社
(日本語リリース:クライアント提供)
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