ミリマンが欧州、アジア保険市場のEV関連報告をアップデート
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【ロンドン2015年12月21日PR Newswire=共同通信JBN】世界有数のコンサルティング&アクチュアリー会社、ミリマン(Milliman, Inc)は21日、欧州と日本の大手保険会社32社とアジアで活動する大手保険会社14社のエンベディッド・バリュー(EV)結果の詳細に関する新しいレポート2件を公表した。両レポートは2015年上半期の時点でEVを報告したこれら会社のトレンドを分析している。
ミリマンのプリンシパル兼コンサルティングアクチュアリーのフィリップ・シンプソン氏は「欧州では、2015年上期のエンベディッド・バリュー結果が2014年1-6月の利益を超えた。日本の保険会社は2015年3月までの事業年度で堅調な業績を報告した。保険会社はそれにもかかわらず、変動しやすい市場と継続する低金利を考慮して慎重姿勢を維持している」と語った。
▽欧州についてのレポートの重要な考察は以下の通り。
*ほぼ半数の会社がエンベディッド・バリューの減少を報告
*保険会社の時価総額は、概ね2015年上半期のエンベディッド・バリューを反映し、どちらも約5%上昇
*日本の生命保険会社の価値は、新契約および運用益によって大きく上がり、EVの伸びが市場価値の増加も伴うことも多かった
*保険会社は、2016年1月1日発効のソルベンシーII規制に向けて準備を継続
ミリマンのプリンシパル兼コンサルティングアクチュアリーのポール・シノット氏は「アジアで特筆すべき点は、2015年上半期の新契約価値(VNB)が前年同期に比べて急上昇したことである。この伸展は、利益率増大の多大な努力の結果と言うより、主として新契約高の伸展によるもので、多くのアジア諸国における中産階級の急拡大の結果である」と語った。
▽アジアについてのレポートの重要な考察は以下の通り。
*中国の保険会社のVNBは前年同期比で大きく伸展し、新契約高の増加と利益率向上を反映しており、概して楽観的な投資収益増の前提条件に大きく支えられたものである。
*長期債をはじめとする低金利環境は、とりわけ中国、韓国、台湾の保険会社にとって課題になっている。
興味があれば、ミリマンのレポートを以下から入手できる。詳しい情報は電話か電子メールで。
Philip Simpson in London
+44 20 7847 1543、philip.simpson@milliman.com
Tatyana Egoshina in London
+44 20 7847 1527、tatyana.egoshina@milliman.com
Paul Sinnott in Hong Kong
+852 2152 3838、paul.sinnott@milliman.com
Richard Holloway in Singapore
+65 6327 2301、richard.holloway@milliman.com.
Stephen Conwill in Tokyo
+81 3 5211 7031、Stephen.conwill@milliman.com
▽ミリマン(Milliman)について
ミリマンは保険数理および関連製品・サービスの世界有数のプロバイダーである。同社はヘルスケア・損害保険、生命保険、金融サービス、従業員福利厚生についてコンサルティング業務を行っている。ミリマンは3000人以上を擁するグローバル企業で、アフリカ、アジア、オーストラリア、米州、欧州、中東全域のすべての主要な市場に計55のオフィスを構えて事業を展開している。60年以上にわたり専門職の卓越性、ピアレビュー、客観性の厳格な基準に配慮してきたことが、ミリマンを一流の独立系のアクチュアリアル・ファームとしている。詳しい情報は、www.milliman.com を参照。
ソース:Milliman, Inc.
▽問い合わせ先
Philip Simpson
Email: philip.simpson@milliman.com
Tel: +44-20-7847-1543;
Paul Sinnott
Paul.sinnott@milliman.com
Tel: +852-2152-3838
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