アバンティウム、初のFDCA生産工場の設備能力を三井物産向けに確保

アバンティウム 2015年12月10日 15時02分
From 共同通信PRワイヤー

アバンティウム、初のFDCA生産工場の設備能力を三井物産向けに確保

AsiaNet 62793 (1600)

【東京2015年12月10日PR Newswire=共同通信JBN】アバンティウム(Avantium)は100%バイオ化学素材FDCA(フランジカルボン酸)とPEF(ポリエチレンフラノエート)のアジアでの商品化で、三井物産(以下三井)と契約を結んだ。契約の一環として三井は、アバンティウムが建設する初の商業FDCA工場で生産されるFDCAの相当量を買い取る権利を獲得した。

アバンティウムは現在、初のFDCA生産工場を建設する準備段階にあり、2016年第1・四半期の建設に向けて候補地や設備、工期についての詳細を三井と共有する計画だ。アバンティウムはアジア市場でのPEFとFDCAの将来性を示し、初のFDCA工場における生産能力のかなりの部分を三井のために確保している。

アバンティウムと三井はアジアでのPEFフィルムと日本でのPEFボトルの開発と出荷で合意に達した。アバンティウムは調査の結果、PEFがその遮へい機能から、食品やビール、ヘルスケア製品など酸素に敏感な物質のパッケージ素材として非常に優れていることを明らかにした。両社は共重合ポリエステルなど他のFDCA製品市場の開発と拡大でも協力している。

アバンティウムのトム・バン・アーケン最高経営責任者(CEO)は以下のようにコメントした。「三井との今回の提携は、パッケージ素材市場として急成長するアジア市場で、アバンティウムが成長のチャンスを切り開くまたとない機会だ。ザコカ・コーラカンパニーやダノン、ALPLAの支援を得て、両社の協力はPEF開発をボトル以外にも広げ、薄型PEFフィルムの新しい応用につながる。特に日本はPEFのような高機能素材ではとても魅力的な市場だ。日本のパッケージ業界は高い革新性があり、国内消費者が求める高い品質水準に応える多種多様なパッケージ方式ができている。東京オリンピックに十分間に合うように市場へPEFやその他FDCAの製品を供給し、三井とその提携先、消費者を支援することを熱望している」

三井にとってアバンティウムとの提携は、強力なバイオ化学製品のラインアップを広げることになる。基礎化学本部スペシャリティケミカル第二事業部長の春日秀文氏は「FDCAとPEFは市場で高い可能性を持ったバイオ素材の構造単位だと三井は信じる。FDCAとPEFの生産技術で先頭を行くアバンティウムとの協力により、この分野でわが社の地位を強化できることはうれしい。この提携は、原材料やプロジェクト管理、化学、エンドマーケットでのわが社の強みと合わせて、将来のバイオリファイナリー構造を追求する三井の戦略にぴったりである」と語った。

ウェブサイト:リンク

ソース:Avantium

本プレスリリースは発表元企業よりご投稿いただいた情報を掲載しております。
お問い合わせにつきましては発表元企業までお願いいたします。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]