フード・アクション・ニッポン  ニュースレター  -Vol.16-

フード・アクション・ニッポン 2017年02月15日 11時58分
From 共同通信PRワイヤー

2015年11月26日

フード・アクション・ニッポン推進本部

国産食材の「おいしさのヒミツ」を発見する
親子体験ツアーを実施しました!
「八ヶ岳でおいしいお米のヒミツ探検隊」 ~山の恵みが大地を潤す~

国産農林水産物の消費拡大を推進するフード・アクション・ニッポン推進本部事務局では、旬の国産食材を買ったり、食べたり、学んだりなどを通じて、身の回りで「国産農林水産物とのさまざまな接点を作る・増やす」こくさんたくさん週間の取組の一つとして11月1日(日)、山梨県・八ヶ岳で日本ならではの「ものづくりの物語」に触れ、「お米の魅力」を発見する親子体験ツアー「八ヶ岳でおいしいお米のヒミツ探検隊」を開催しました。
幼稚園生から中学1年生まで18名の子供たちとその保護者の総勢38名のツアー参加者は、
●ミッション1 八ヶ岳のおいしい水とアイガモで育った稲を穂刈りして、おいしさのヒミツを知ろう!
●ミッション2 おいしいお米と水で飯盒炊飯に挑戦しよう!
●ミッション3 絶品卵かけごはんピクニックランチを味わおう!
●ミッション4 新米ラベルづくりに挑戦しよう!
という4つのミッションに親子で挑戦しながら、国産食材の魅力を発見しました。

探検隊一行は朝7時30分、新宿を出発。八ヶ岳に向かうバスの中では「フード・アクション・ニッポン」のアンバサダーを務める小谷あゆみさんが出題したクイズを楽しみながら、子供たちは日本の食料自給率の現状やお米について学びました。


Mission 1
八ヶ岳のおいしい水とアイガモで育った稲を穂刈りして、おいしさのヒミツを知ろう!

午前11時、八ヶ岳に到着。一つ目のミッションとして、まず、お米の生産現場である「レインボーファーム」で稲刈りを体験しました。指導してくれたのは、神奈川県出身の中島直(なかじますなお)さんと広島県出身の山野洋輝(やまのひろき)さん。お二人とも農家ではない普通の家に生まれましたが、農業に関心を持ち、今ここで働いているそうです。

レインボーファームの特徴は、アイガモ農法を取り入れて稲を育てているということです。
アイガモ農法とは、田植えを済ませた田んぼにアイガモを放し飼いにする方法で、中島さんの説明によると、こうすることによって、アイガモが雑草や害虫をエサとして食べてくれたり、その排泄物が稲の養分になったり、また、アイガモが泳ぐことで土が適度に撹拌(かくはん)されるため、稲の肥料分の吸収がよくなって稲穂の成長が促進されるなど、たくさんの効果があるとか。おいしさのヒミツの一つがここにありました。

さらに、八ヶ岳は山が育む日本有数のミネラルウォーターの生産地としても知られているところ。加えて日照時間が全国で最も長い地域でもあり、中島さんたちは、おいしい水と豊かな太陽の光という恵まれた自然を生かしながら、日々お米づくりに励んでいらっしゃるというわけです。これがもう一つのおいしさのヒミツでしょう。

さて、いよいよ実際に稲刈りをするにあたって、中島さんから子供たちに質問が出されました。「ご飯茶碗1杯分のお米って、ここに生えている稲、何束分くらいだと思う?」
いきなりの難問に首をかしげる子供たち。1束、10束といろいろ答えが出ましたが、「正解は大体3株でご飯茶碗1杯分のお米が採れます」とのこと。  
稲を刈るには鎌を使います。日頃、鎌など使う機会のない子供たちでしたが、すぐに慣れて次から次へとリズミカルに刈り、3株刈ったら一つにまとめて干していきます。30分ほどで干し場は一杯になってしまいました。
稲刈り体験に子供たちは満面の笑顔で、「最初は難しいのかなと思っていたけど、意外と簡単にできたので嬉しかった」「楽しかったので、来年もまたやりたい」など感想を口にしていました。


Mission 2 おいしいお米と水で飯盒炊飯に挑戦しよう!

稲刈りを終えた探検隊の一行は、レインボーファームからバスで10分ほどの「小淵沢ウェルネスガーデン」に移動し、ここで残りの3つのミッションに挑戦しました。ここでも中島さんと山野さんがアドバイスしてくれました。

まずチャレンジしたのは、レインボーファームで今年採れたばかりの新米を使った飯盒炊飯。お米を研ぐのも飯盒で炊くのも、もちろん八ヶ岳のおいしい水を使います。
「お米を研ぐのは2回ほどでいいですよ。手をじゃんけんのグーの形にして、お米を磨くような感じで洗いましょう」と中島さん。
研ぎ終わったお米は、一粒たりともこぼさないように注意しながら飯盒に移し、慎重に水を入れます。水の量を間違えると、でき上がったご飯が軟らかすぎたり、固くなりすぎたりしてしまいます。
準備が終わったら、いよいよ火の上に。
 
山野さんが「飯盒炊飯の時の火加減は、普通『はじめチョロチョロ、中パッパ』といって、最初は弱火でやりますが、今日は炭の上に竹を置いて強火で一気に炊き上げます。10分ほどしたら火から下ろし、飯盒を逆さまにして同じく10分ほど蒸らします。そうすることでおいしいご飯ができ上がります」と手順を説明してくれました。

ご飯が炊けるまでの間に、子供たちは無農薬栽培で育った、かぶやだいこん、にんじん、かぼちゃなど八ヶ岳の野菜がいっぱい入った味噌汁を作るお手伝い。小松菜を切って鍋の中へ入れていきます。
「みんな、包丁の使い方が上手ですね」と山野さんも中島さんも、子供たちの手際の良さに感心していました。


Mission 3 絶品卵かけご飯ピクニックランチを味わおう!

作り始めて1時間、ご飯が炊けました。
飯盒のふたを開けると、おいしそうな匂いとともに輝くばかりの白さのご飯が目に飛び込み、思わず「わー」と歓声を上げる子供たち。
「いただきまーす」一口食べた瞬間、誰の顔にも笑みがこぼれました。
炊き上げたご飯があっという間になくなってしまったことが、いかにおいしかったかを物語っています。
もちろん、具だくさんの野菜の味噌汁も大好評。こちらもすぐになくなってしまいました。

ご飯には、中村農場の新鮮卵をのせて、卵かけご飯も味わいました。
この卵は、とうもろこし、朝鮮にんじん、大麦、パプリカなどを与えて育てた鶏の卵。濃厚で甘みがあるのが特徴です。
卵を割った子供は「黄身がオレンジだ。ウチで食べる卵の黄身と違うぞ」とビックリ。さらに口に入れて「いつも食べている卵よりずっとおいしい」とまたビックリしていました。


Mission 4 新米ラベルづくりに挑戦しよう!

ミッション1で刈った稲は、天日干し、脱穀された後、新米パックになってそれぞれの家庭に送られてくることになっています。その新米パックに貼るオリジナルラベルを作るのが、すっかりお腹がいっぱいになった子供たちに与えられた最後のミッションです。
それぞれが思い思いのネーミングを考え、丁寧に仕上げていきました。
オリジナルラベルが貼られた新米パックが届くのは約1か月後。子供たちにとっては到着が待ち遠しいことでしょう。

4つのミッションを無事クリアした後、探検隊一行は「三分一湧水館(さんぶいちゆうすいかん)」を訪ねました。
三分一湧水は「日本名水百選」に選定されている湧水で、江戸時代、湧出口の分水枡に三角石柱の利水施設を造り、湧水を三方向の村落に流したところからこの名がついたとか。
ここでは湧水の歴史や仕組みなどを学んだ他、八ヶ岳の農産物が売られる直売所を見学しました。

全てのプログラムを終えた子供たちは、帰りのバスの中でツアー全体の振り返りを行いました。
「初めてやった稲刈りが面白かった」「稲を刈る時、ザクザクと音がして楽しかった」など感じたことを話してくれましたが、やはり初体験の稲刈りが特に印象に残ったという子供たちが多かったようです。
この日1日、八ヶ岳でお米作りの一端に触れ、国産米のおいしさを実感したことで、子供たちは国産食材の魅力を発見することができたようです。

Webマガジンで「親子体験ツアー」を読む  ⇒ リンク





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