映像や音声を複数の視聴者にリアルタイムで配信する WebRTC SFU「Sora」をリリース

時雨堂 2015年11月04日 10時20分
From PR TIMES

12月の発売に先立ち、まずは評価版を提供開始

ネットワークサーバー開発の株式会社時雨堂(本社:東京都台東区、代表取締役社長:柳原 隆幸/以下、時雨堂)は、2015年12月にWebRTC SFU「Sora」を発売します。WebRTC SFUは、配信者と視聴者の間にサーバーを置き、そのサーバーが配信者に代わって映像や音声を視聴者へ配信する技術です。時雨堂ではWebRTC SFUを一から開発し、2015年12月に発売するのに先立ち、開発中の製品を11月4日から先行評価版として提供します。この評価版はおもにWebRTCに知見がある企業や、実際にWebRTC SFUを検証したい企業に向けて無償で提供され、時雨堂は使用者から寄せられる要望を今後の製品開発に役立てる予定です。



1. WebRTC SFUについて

WebRTCは、Web Real-Time Communicationの略で、ブラウザどうしがプラグイン無しでも直接通信できる技術として、特にテレビ会議の用途などで注目されています。ただし、配信者がWebRTCで複数の視聴者に対して映像や音声を配信する場合、視聴者が増えるにつれて配信者の回線や端末にかかる負荷が高まり、同時に配信できる視聴者の数には限界がありました。一方、WebRTC SFU (SFUは、Selective Forwarding Unitの略) は、配信者がWebRTC SFUに対してのみ映像や音声を送信するだけで、その後はWebRTC SFUが視聴者に映像や音声を配信する技術です。このWebRTC SFUを採用することにより、配信者の回線や端末に高い負荷がかかることなく、一度に数多くの視聴者へ映像や音声を配信することができます。

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2. WebRTC SFU「Sora」の特長

* 最大で1対150のリアルタイム配信が可能
「Sora」では、1台あたり1人の配信者から同時に最大で150人の視聴者へ映像や音声を配信することができます。この数は2015年11月時点で保証している値であり、今後の開発によってさらに多くの視聴者へ同時に配信できる見込みです。
* サービス用途での導入を想定したアプリケーション連携
WebRTC SFUは単体でも稼働しますが、実際にWebRTC SFUをサービス用途で導入する場合、サービスを提供する事業者にとって、配信者や視聴者を認証したり、利用時間を制限したりといった管理は必要不可欠です。
「Sora」は、それ自体に認証機能や接続管理機能を搭載せず、代わりに全ての処理をアプリケーション側に任せる仕組みを採用しています。例えば、「Sora」には配信者や視聴者が接続・切断した際にそれを通知する機能があり、アプリケーション側でそのメッセージを利用して、接続管理や接続時間による課金を行うことができます。

3. 先行評価版について

時雨堂では12月に「Sora」を発売にするのに先立ち、開発中の製品を11月4日から先行評価版として提供します。おもにWebRTCに知見がある企業や、実際にWebRTC SFUを検証したい企業に向けて無償で提供し、使用者から寄せられる要望は今後の製品開発に役立てる予定です。

先行評価版にはスペックや使用できる機能に一部制限があります。詳細はこちらをご覧ください。
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株式会社時雨堂について
設立: 2013年3月
所在地:〒110-0016 東京都台東区台東2-10-2竹田ビル4階
代表取締役社長:柳原 隆幸
主な事業内容: ネットワークサーバー・クライアントの設計、開発、およびコンサルティング
TEL: 03-6240-1490 /FAX: 03-6240-1499
E-mail: contact@shiguredo.jp
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プレスリリース提供:PRTIMES リンク

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