KCCS、Darktrace社と業務提携し、サイバー脅威対策製品を提供開始

~マルウェアの挙動や悪意のある行為など、既存の方式では検知困難な異変を 機械学習と数学理論を用いた通信分析により可視化~



 京セラコミュニケーションシステム株式会社(本社:京都市伏見区 代表取締役社長 佐々木 節夫、以下KCCS)は、Darktrace Limited(本社:英国ケンブリッジ CEO Nicole Eagan、以下Darktrace)と業務提携し、サイバー脅威対策製品Darktrace「Enterprise Immune System」を10月28日から提供開始いたします。

 標的型攻撃をはじめとするサイバー攻撃、従業員による内部犯行など、企業を取り巻くセキュリティリスクは日々増大しています。またサイバー攻撃が複雑・多様化し、情報漏えいなどの被害が深刻化する中、被害を未然に防ぐには外部からの攻撃阻止や内部犯行によるリスク低減に努めるとともに、未知の脅威をいち早く検知し、その対策を行う必要があります。

 これまでのセキュリティソリューションでは、既知の攻撃パターンを定義したシグネチャ(*1)に基づく攻撃検知方式が用いられてきましたが、Darktrace「Enterprise Immune System」はシグネチャを必要としない新たなアプローチで、デバイスやユーザ動作のわずかな変化を検知し、デバイスのマルウェア感染、従業員による不適切な行為など、脅威となる可能性があるイベントを検出します。通常とは異なる通信パターンを機械学習と数学理論を用いた通信分析で自己学習し、ネットワーク内の異常通信・行動をリアルタイムに自動検知・可視化することで、未知のサイバー攻撃への早期対策が可能になり、企業のセキュリティレベルの向上を図ります。デバイスの種別を問わず検知が可能なことから、オフィスの内部サーバ・ネットワーク機器・クライアント端末だけでなく、工場内の各種デバイスなどIoT / M2Mセキュリティ対策にも有効です。

 KCCSは、「SecureOWL」においてWeb・スマホアプリ・ネットワークの脆弱性診断、サーバ・ネットワーク機器などへの侵入・改ざん検知などのソリューションを提供してきました。これらの経験を活かし、Darktrace「Enterprise Immune System」の導入コンサルから運用支援までインテグレーションサービスを提供します。
 また今回「SecureOWL」に通信分析による未知のサイバー攻撃対策が可能な本サービスが加わることで、公開サーバから社内ネットワーク、IoT / M2Mまで、企業の総合的なセキュリティ支援が可能になりました。今後もソリューションを強化・拡充し、企業のICT利用におけるセキュリティの維持・向上を支援して参ります。

■KCCSのセキュリティソリューション

[画像: リンク ]

■エンドースメント
 KCCSが日本におけるDarktraceのパートナーになったことを大変うれしく思います。今回の業務提携により、新しい脅威を検出できる「Enterprise Immune System」や、それらの脅威をリアルタイムに分析できる「Threat Visualizer」を提供することで、日本企業のお役に立てると考えています。

Darktrace Limited
アジア太平洋&日本 マネージングディレクター
Sanjay Aurora

■概要
名称:サイバー脅威対策 Darktrace「Enterprise Immune System」
提供開始日:2015年10月28日
販売目標:2億円(初年度)
詳細情報:リンク

■イベント出展情報
 2015年10月28日(水)~29日(木)にベルサール新宿グランドで開催される情報セキュリティ国際会議「CODE BLUE」にて本サービスをご紹介します。
 詳細は、URL:リンクをご覧ください。

<「SecureOWL」について>
 2005年のサービス開始以来6,000サイト以上の診断実績を誇るWeb脆弱性診断サービス、国内有数の販売実績を誇るTripwireなど、各種セキュリティサービス提供の経験とノウハウを活かし、KCCSのセキュリティブランド「SecureOWL」を展開しています。鋭い眼光と広い視野で、暗闇でも見通すフクロウ(OWL)をブランドキャラクターとしました。お客様の環境を監視し、大切な情報を守るためのセキュリティソリューションを提供して参ります。
 詳細は、URL:リンクをご覧ください。

<Darktrace Limitedについて>
 Darktrace Limited(Darktrace)は、世界経済フォーラムにて“テクノロジー・パイオニア”に選出された世界をリードするサイバー防御企業の1つです。DarktraceのEnterprise Immune System技術はケンブリッジ大学で開発された機械学習と数学理論をベースに、組織内のあらゆるデバイス、ユーザおよびネットワークの動作を分析し、これまでに特定されていない脅威をリアルタイムに検出します。エネルギーおよび公益事業、金融サービス、ヘルスケア、電気通信、製造、小売り、輸送を含む産業分野の世界的大手企業がDarktraceの自己学習型アプライアンスを使用しています。Darktraceは最先端の機械学習の専門家と政府のインテリジェンスエキスパートにより2013年に設立されました。本社は英国ケンブリッジと米国サンフランシスコにあり、オークランド、ボストン、シカゴ、ダラス、ロンドン、ロサンゼルス、ミラノ、ムンバイ、ニューヨーク、パリ、ソウル、シンガポール、シドニー、東京、トロントおよびワシントンDCに事務所があります。
 詳細は、URL:リンクをご覧ください。

*1 シグネチャとは、既知のウイルスなどのプログラムコードの一部分のこと。コンピュータウイルスなどの検知・識別に用いられる。

*サービスの内容は予告なく変更させていただく場合があります。
*製品名および会社名はそれぞれの会社の商標または登録商標です。

プレスリリース提供:PRTIMES リンク

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