高齢者の服薬管理と訪問服薬指導の効率化を支援する「服薬支援クラウドサービス」を販売開始

服薬支援ロボやクラウド技術、IoT技術を活用

株式会社日立システムズ(代表取締役 取締役社長:髙橋 直也、本社:東京都品川区/以下、日立システムズ)は、服薬支援装置「服薬支援ロボ」を活用し、自宅や介護施設にいる高齢者や介護を必要とする人の薬の飲みすぎや飲み忘れを防ぐ(誤飲防止)とともに、服薬履歴や残薬の情報を遠隔地の調剤薬局やケアマネージャーが参照して訪問服薬指導や介護サービスに活用できる「服薬支援クラウドサービス」を主に薬局や介護事業者向けに本日から販売開始します。(2015年12月提供開始予定)
本サービスは、クラリオン株式会社(取締役社長兼COO:川本 英利)とセントケア・ホールディング株式会社(代表取締役社長:森 猛)が共同開発した服薬支援装置「服薬支援ロボ」と日立システムズのクラウド技術やIoT技術を活用して提供します。

高齢者は1回に飲む薬の種類や量が増える傾向にあり、また場合によっては複数の医療機関から薬を処方されるため、過剰摂取や飲み忘れ、飲み間違いなどのリスクが高まっています。また、高齢者の増加などにより、介護職員や薬剤師は人手不足にあり、服薬管理の負担も増える傾向です。そのため、服薬管理の徹底や負担軽減のための仕組みが求められていました。
こうした背景を踏まえ、日立システムズは訪問服薬指導や介護サービスの効率化を支援する「服薬支援クラウドサービス」を販売開始します。本サービスは、「服薬支援ロボ」による服薬支援機能と、服薬履歴や残薬情報を遠隔地で参照できる仕組みを提供し、誤飲防止などの服薬管理と、患者を中心とした包括ケアに関わる関係者の業務効率化を支援するクラウドサービスです。
「服薬支援ロボ」は、設定時間になると音声案内と画面表示で服薬を告知し、ボタンを押すと1回分のピルケースだけを取り出せる装置です。薬剤師が専用のピルケースを「服薬支援ロボ」に補充することで、1回分の薬を適切に管理できます。また、服薬履歴は自動的に日立システムズのクラウドサービスに送られ、遠隔地からPC等の画面を通じて参照できるようになるほか、患者が服薬しなかった場合に、指定した連絡先宛に自動でメール通知することもできるため、スムーズな訪問服薬指導を行えます。本サービスを活用することにより調剤薬局は、業務効率化が図れるだけでなく、かかりつけ薬局として、付加価値の高い新サービスの提供が可能になります。

今後日立システムズは、「服薬支援クラウドサービス」を通じて、訪問服薬指導業務を実施している薬局との協業による地域包括医療への貢献や、病院および訪問看護師との連携による在宅医療促進および医療費削減などに貢献して参ります。

なお、販売開始に先立ち、調剤薬局チェーン大手のファーマライズホールディングス株式会社(代表取締役社長:大野 利美知、本社:東京都中野区)向けに試用提供を開始しました。今後ファーマライズホールディングス株式会社は、患者や介護サービス利用者に向けて本サービスを活用したサービスの提供を検討していく予定です。

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