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大腸がん市場:標的免疫療法が主要な治療法として台頭

大腸がんの治療パイプラインには、現在様々な新しい治療法が誕生しています。高い発病率、臨床アンメットニーズ、そして大きな商業的可能性により、医薬品の開発を行う製薬会社にとって魅力的な市場となっています。大腸がん治療市場において競争力を維持するために、各企業は標的の特定や、早期段階での生存率の向上、毒性の削減に向けた取り組みを重点的に行っています。

フロスト&サリバンの新たな調査分析「大腸がん市場:製品とパイプラインのグローバル分析」によると、大腸がんの治療薬パイプラインでは先進的な標的治療が主力となり、開発中の抗がん剤のうち60%を占めています。この傾向は、がん治療市場のトレンドが、従来の細胞傷害性療法から、腫瘍特異的な個々の症例に合わせた治療を実施する個別化医療へ移行する傾向と一致しています。

「特定の大腸がん経路の分子構造に関する理解が深まっていくのに伴い、新しいバイオマーカーの標的や、さらなるマルチターゲット免疫療法に進化がもたらされるでしょう。特にバイオマーカー検査は、患者の個別のニーズに対する標的療法の選択を容易にする『予測バイオマーカー』や、患者の特定の腫瘍タイプを決定する『予後バイオマーカー』などがあり、今後の標準的なケアとなるでしょう」と、フロスト&サリバンのヘルスケア部門シニア業界アナリストであるバーバラ・ギルモアは述べています。

様々な市場参加者が混在する大腸がんの治療薬市場では、製品の明確な差別化と強力なマーケティング活動が重要となります。新しい製品は、既に市場での地位を確立した製品に対して十分な競争性を持つことが必須となります。そのためには、無病生存率、がん細胞増殖の抑制期間、そして生存率においてより優れた特性を持つことを実証する必要があります。規制当局や保険会社は新たな治療法を注意深く精査しており、承認と治療費の償還におけるハードルは10年前よりも極めて高くなっています。

さらに、欧米ではバリュー・ベースの支払い償還方式が開始されたことを受けて、高額な治療費を要するがん治療で効果が得られる可能性が高い患者に対しては、標的療法や診断バイオマーカー検査の利用が制限される事態につながっています。医療保険支払者は、高額な標的療法を正当化するために、どの治療が効果的であるかについて関心を持っています。

「複数段階の治療が存在するため、競合の治療法よりも生存率が改善したことを示す相対的有効性データ、そして適切な価格決定戦略は、特に重要です。そのために、大腸がん分野では、直接比較試験が一般的に用いられています」と、ギルモアは述べています。

標的療法の利用拡大は細胞毒性療法に影響をあたえるものではありません。それは、医師が標的療法を行う際、細胞毒性療法と併用して実施されるからです。実際に、免疫ベースの標的療法は幅広く成功しており、従来の細胞傷害性療法と未来の癌治療の間の隔たりを埋めることが期待されています。


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