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顧みられない患者さんを救うためにDNDiは新しい計画を発表しました

特定非営利活動法人DNDi Japan 2015年10月09日 14時38分
From Digital PR Platform


<DNDiが9月7日スイス、バーゼルで発表したプレスリリースの和訳です。>

[バーゼル、スイス‐2015年9月7日] 顧みられない病気の新薬開発イニシアティブ(DNDi)は、最も顧みられない病気に対する世界最大の医薬品開発パイプラインを構築してきましたが、低中所得国の患者ニーズに対応するため、さまざまな事業モデルを統合した、より柔軟でダイナミックなポートフォリオによるアプローチを発表しました。計画にはDNDiのポートフォリオに、新たな疾患が加わることも含みます。

2015~2023年度事業計画を更新するにあたり、アフリカ睡眠病、リーシュマニア症、シャーガス病、フィラリア症、小児HIVの治療薬の開発に引き続き全力を尽くします。DNDiは最近、マラリアの活動をMedicines for Malaria Venture(MMV)に移管したことにより、C型肝炎とマイセトーマ(菌腫)の新しい研究開発(R&D)プロジェクトをまもなく始動します。この二つの疾患は全く異なるものですが、抗菌剤耐性など、他の重要なグローバルヘルス上の問題とあわせて、大きなチャレンジでもあります。すなわち、従来の生物医学技術革新システムでは、貧困層が手に入れられる価格で安全かつ有効な高品質の製品を提供して来なかったことに対するチャレンジです。

「今日の急速に変化するグローバルヘルスのR&D状況下では、新たな脅威が猛烈なスピードで出現しています」と、DNDiの最高責任者であるベルナール ぺクール(Bernard Pecoul)医師は述べています。「DNDiは、最も顧みられない病気の治療薬開発という目標に注力し続けますが、収益性よりも患者さんのニーズによって医薬品開発が推進され、医薬品価格を開発コストから切り離すという、新しいR&Dモデルを適用するところにまで至りました」と付け加えました。

2015~2023年の事業計画は、24ヶ月にわたりDNDiの創設パートナー、政府、主要ステークホルダー、およびグローバルヘルス分野における専門家と綿密な協議を重ねて策定され、2015年6月に理事会で承認されました。新しい計画は、顧みられない患者さんのニーズに対応し、かつ現在および将来の緊急ないしは満たされていない患者さんのニーズに向けて、対象疾患をより柔軟に広げる可能性にコミットする点が強調されています。DNDiの取り組みが確実に患者さんのニーズに合致するよう、事業ならびに支援モデルのフレームワークが設計されています。

例えば、新世代のC型肝炎治療薬は高価なため、数百万人の患者さんが治療を受けられず、世界で最も緊急かつ注目される公衆衛生上の課題の一つとなっています。公衆衛生上の観点から入手可能な価格のC型肝炎の治療薬を開発するため、DNDiは、最近承認された医薬品と臨床段階の化合物からなる併用療法の臨床試験を中所得国で実施する予定です。マイセトーマ(菌腫)については、この深刻な病気の有望な医薬品候補の臨床試験を行う予定です。事実上何の研究開発も行われておらず、患者さんは効果が不十分で毒性のある薬に苦しんでいます。DNDiは、抗菌剤耐性がもたらす世界的な脅威と対峙するため、WHOと協働して内部に専門調査団を設け、抗生物質の開発に焦点を当てたインキュベータとしての新しい取り組みの可能性について探ります。

DNDiは、最も顧みられない病気に関する30を超えるプロジェクトのパイプラインを開発し続けます。20周年を迎える2023年までに、DNDiは推定6億5000万ユーロの総予算を投じて16~18種類の新しい治療薬の提供を目指します。重要な点として、DNDiは自らの経験に基づき、世界のR&D体制がイノベーションの実現と患者さんが公平に医療技術にアクセスできるよう、強力に働きかけていきます。

「エボラ危機は、非常に効果的なコラボレーションとタイムリーな対応が必要なことを世界に示しました。」とDNDi理事長であるマルセル タナー(Marcel Tanner)教授は述べています。「組織が成熟していく中で、DNDiは今後とも革新を生み出す努力を重ね、医薬品が必要とされている病気に対して的確な事業モデルを構築しR&Dを展開していきます。継続的に、最高の科学を通じて、顧みられない患者さんのニーズを特定し対応していきます。」

(英文資料)
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