キヤノンは、ネットワークカメラで撮影した映像が持つデータを可視化し、マーケティングやサービスの向上など、さまざまな用途に活用可能な映像解析技術(Video Content Analysis、以下VCA)の開発を進めています。このたび、開発中の多人数追尾技術を搭載したVCAと、マイルストーンシステムズ社の映像管理ソフト「XProtect(R)」を連携させるプラグインを開発(※2)しました。これにより、多数のネットワークカメラを設置するシステムを構築し、効果的な映像解析ができるようになります。
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ネットワークカメラは、防犯目的の利用のみならず、マーケティングやサービスの向上といった目的での導入も期待されています。キヤノンは、ネットワークカメラの映像データを使った高度な安心・安全の実現に加え、マーケティング分野への活用に向けてVCAの開発に取り組んでいます。VCAの多人数追尾技術により、以下4つの検知機能の提供を目指しています。
1. 通過検知: 性別、年齢を推測しながら人数をカウント
2. 滞留検知: 人の滞留をマップに表示
3. 混雑検知: 領域内の人数を混雑度として検出
4. 軌跡検知: 人の流れや動線を可視化
キヤノンは、多人数追尾技術を搭載したVCAの開発をさらに推進し、さまざまな映像管理ソフトと連携させ、2016年中に実用化することを目指しています。
※1 マイルストーンシステムズ社は、デンマークに本社を置くネットワークカメラ向けソフトウエア開発会社で す。Canon Europa N.V. が、2014年に完全子会社化しています。
※2 マイルストーンシステムズ社は、「XProtect」用のSDK(ソフトウエア開発キット)を提供しています。キ ヤノンは、このSDKを使って映像解析VCA用プラグインを開発しました。
プレスリリース提供:PRTIMES リンク
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