アジア・オセアニア地域で医薬情報サービス事業を展開するMIMSの買収

株式会社エス・エム・エス 2015年10月07日 15時09分
From PR TIMES



 株式会社エス・エム・エス(本社:東京都港区、社長:後藤夏樹、以下「エス・エム・エス」)と三井物産株式会社(本社:東京都千代田区、社長:安永竜夫、以下「三井物産」)は、アジア・オセアニア地域で医薬情報サービス事業を展開するMIMSグループを共同で買収するため、同グループの持株会社であるMedica Asia (Holdco) Limited(本社:英国ロンドン市)全株式の譲渡契約をAXIO Data Hedgeco Limited(本社:英国ロンドン市)及び個人株主6名と本日締結しました。出資額は総額約2億5,000万米ドル(約300億円)となり、出資比率はエス・エム・エス60%、三井物産40%です。

 MIMSグループは1963年に創業し、アジア・オセアニア地域12カ国と香港で、医薬情報サービスを書籍、ウェブサイト、モバイルアプリ等の複数の媒体で提供しています。50年以上にわたる実績を持つMIMSブランドは域内で圧倒的な知名度を誇り、医療従事者の会員数は約170万人にのぼり、とりわけ医師は多くの国で高い会員登録率を有しています。また、その強固な会員基盤を活かし、域内の製薬企業との間で幅広い取引関係を構築しています。

 アジア・オセアニア地域では人口の増加や経済発展を背景に、域内における医療費が2008年の約4,800億米ドル(約58兆円)から2013年には約9,350億米ドル(約112兆円)(*)まで急拡大しており、今後も持続的な増加が見込まれます。この有望市場において、MIMSグループのブランド力、医療従事者の会員基盤、製薬企業との取引基盤に、エス・エム・エスが持つ情報サービスの開発・運営ノウハウと三井物産のグローバルネットワークを掛け合わせることにより、既存事業の拡大に加え多様な新規事業の展開が可能となります。具体的には、製薬企業に対するマーケティング支援、クリニックを営む医師に対する経営支援、及び人材関連サービス等の新規事業を計画しています。これらの事業を通じアジア・オセアニア地域の医療の質と生産性を高め、同地域の医療発展に貢献していきます。

 エス・エム・エスは「高齢社会に適した情報インフラを構築することで価値を創造し社会に貢献し続ける」ことを企業理念に掲げ、介護・医療・ヘルスケア・シニアライフの各分野において、人材関連サービス、事業者向け経営支援サービス、ウェブコミュニティ等の様々な情報サービス事業を展開しています。海外では、医療・ヘルスケアに対するニーズ拡大が見込まれるアジアを重点地域と位置づけ、12カ国で事業を展開しています。 MIMSグループの買収により獲得する圧倒的なブランド力と事業基盤を核に、様々な新規事業を展開して海外事業を急速に推進していきます。

 三井物産は、メディカル・ヘルスケア事業を攻め筋の一つと位置付け、2011年に参画したアジア最大の民間病院グループであるIHHヘルスケア社を中核に、その関連事業も含め医療関連企業とのネットワークを拡大してきました。今回のMIMSグループへの参画により、成長著しいアジア・オセアニア地域の医療現場で強い影響力を持つ約170万人もの医療従事者への直接のアクセスを獲得することになります。三井物産グループのネットワークに医療従事者のプラットフォームが加わり相乗効果を発揮することで、収益基盤のさらなる拡大を図っていきます。

(*)MIMS展開国の医療費の合計値、WHO資料より

1. Medica Asia (Holdco) Limited概要 (買収完了前)

[表1: リンク ]



2. MIMS(ミムス)グループ概要

[表2: リンク ]



3. 株式会社エス・エム・エス概要

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4. 三井物産株式会社概要


[表4: リンク ]



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プレスリリース提供:PRTIMES リンク

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