便利な決済サービスは観光業の転換・発展に寄与 銀聯の葛華勇会長が言明
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【上海2015年9月21日新華社=共同通信JBN】UnionPay(銀聯)は銀行カードの急成長に伴い、国内、国外双方の観光業パートナーと引き続き分野横断的な協力を強化し、旅行者向けの決済サービスをさらに向上させる。UnionPay(銀聯)はその目標「being available wherever Chinese tourists go(中国旅行者が出掛けるどの場所でも使える)」を実現するため、行く先々でUnionPay(銀聯)を使えるように、グローバル消費者向けのサービス提供を追求する。
UnionPay(銀聯)のこの新しい動きは、コロンビアで開催された第21回国連世界貿易機関(WTO)総会で中国銀聯(China UnionPay)の葛華勇会長から明らかにされた。UnionPay(銀聯)カードは現在、150以上の国・地域で使用可能であり、2600万の店舗、190万のATMをカバーしている。海外のUnionPay(銀聯)カード発行数は4600万枚を超えたが、これは旅行中にUnionPay(銀聯)提供の簡便で特権的な決済サービスを享受できるグローバル消費者が増えつつあることを意味している。
会長が指摘した通り、モバイルによる支払いなど革新的決済は、観光業の発展により多くの余地を生み出す。現在、UnionPay(銀聯)カードを保有する旅行者が次第に増加している。このため、多くの海外店舗が旅行者を引きつける重要手段および基本サービスとしてUnionPay(銀聯)を受け入れている。
観光業の発展に占めるUnionPay(銀聯)の将来に関して、葛華勇会長は次の3項目を指摘した。第1に、海外のカード発行急増に伴い、UnionPay(銀聯)はグローバル消費者への高品質サービス提供に尽力し、「being available wherever Chinese tourists go」の目標達成に努める。第2に、UnionPay(銀聯)は観光業における革新的商品の活用を加速する。UnionPay(銀聯)は、オンライン予約、UnionPayクイックパス、モバイル決済、その他の新しい決済ツールを通じて、旅行パターンの変化から生まれる多様な決済需要に応じる。第3に、内外観光業者との分野横断的協力を一層深化させる。UnionPay(銀聯)は決済サービス向上だけでなく、権威ある研究機関とも協力してUnionPay(銀聯)カード保有者のビッグデータを分析、旅行者の消費に関する報告を共同発表し、それによって、観光トレンドのバロメーターの役割を果たす。
中国から外国に行く旅行者数は2014年に1億700万人に達し、前年比で19.5%増加した。総計数として、中国は3年連続で世界最大の旅行者輸出国になった。2015年には、中国から外国に行く旅行者、外国から中国に入る旅行者の双方が1億人を超えるとみられている。
詳しい情報はリンク を参照。
ソース:UnionPay International
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