オフィスマーケット2015年9月号 東京都心5区発表 オフィス空室率4ヶ月連続低下だが、低下ペースは緩やかに 三幸エステート

三幸エステート株式会社 2015年09月10日 11時00分
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三幸エステート株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役社長:種田 充博)は、2015年8月度の東京都心5区(千代田区、中央区、港区、新宿区、渋谷区)および全国6大都市(東京、札幌、仙台、名古屋、大阪、福岡)の大規模ビル*のマーケットデータをまとめた「オフィスマーケット2015年9月号」を本日、9月10日に公表します。

本リリース・公表データは次のURLからもご覧いただけます。リンク
* 大規模ビル=基準階貸室面積200坪以上の賃貸オフィスビル


● 東京都心5区 大規模ビル 現空面積 空室率

空室率4ヶ月連続低下だが、低下ペースは緩やかに
空室率は前月比マイナス0.03ポイントと、4ヶ月連続で低下した。堅調なオフィス需要を背景に空室床解消が進む一方で、二次空室の顕在化も目立ち始め、今後は需給バランスが均衡に向かう可能性もある。

● 東京都心5区 大規模ビル 募集面積 募集賃料

賃料は3ヶ月連続上昇 20,000円/坪台が継続
賃料は前月から微増となり、2ヶ月連続で20,000円/坪台を記録した。オフィス需要の拡大で貸手市場の認識が広がっており、築浅大規模ビルを中心に、募集賃料を押し上げる要因となっている。

● 東京都心5区 大規模ビル 築年数別空室率

築浅から築年数の経過したビルへと拡大する需要
既存ビルの中で“築浅ビル”とも呼ばれる「築1~10年」は、2%前後の空室率が半年間続き、下げ止まりの様相を呈し始めた。まとまった面積が確保できる空室床は選択肢が限られ、結果として、築年数の経過したビルへと需要が拡大する動きが見られる。
「築11~20年」は、過去1年でマイナス2.12ポイントと、3グループで最大の低下幅を記録した。直近では2%台半ばまで低下し、こちらも空室率は下げ止まりの動きを見せ始めている。
対照的に「築21~30年」は、過去1年でマイナス1.14ポイントと、3グループでは最も下げ幅が小さい。「築11~20年」でさらに品薄感が強まれば、築年数が経過したビルへ需要が広がる可能性がある。


● 6大都市 空室率 募集賃料(大規模)

東京都心5区
■ 空室率 3.51% / 対前月比 0.03ポイント減
■ 募集賃料 20,074円/坪 / 対前月比 37円/坪増

全国6大都市
<東京23区> 空室率 4.0 % / 対前月比 0.1ポイント減
<札幌市> 空室率 5.0 % / 対前月比 0.1ポイント減
<仙台市> 空室率 9.8 % / 対前月比 0.1ポイント増
<名古屋市> 空室率 4.8 % / 対前月比 0.3ポイント増
<大阪市> 空室率 6.3 % / 対前月比 0.1ポイント増
<福岡市> 空室率 4.3 % / 対前月比 増減なし
*前月の大阪市空室率に修正がありました。詳細は、別添「修正表」をご覧下さい。

● マクロ経済状況

日本経済は急減速 景気は下振れリスクが上昇
2015年4-6月期の実質GDP成長率改定値は前期比年率マイナス1.2%と、3四半期ぶりでマイナスに転じた。海外経済の減速を背景とする輸出落ち込みに加えて、民間消費も減少しており、景気は当面下振れリスクの高い状況となった。ニッセイ基礎研究所によるGDP成長率予想は2015年度が1.8%から1.1%、2016年度は1.9%から1.8%へと、それぞれ下方修正されている。

雇用情勢は一段と引き締まった状況へ
7月の完全失業率(労働力調査 総務省)は前月比0.1ポイント低下した。有効求人倍率(厚生労働省)、その先行指標である新規求人倍率も前月比で上昇し、それぞれ1992年以来となる高水準に達している。主要労働指標は揃って改善を記録しており、労働需給は引き締まった状況が続いている。


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