有力保健機関がフィリップスによる病理学作業のデジタル化で病気の診断を強化

ロイヤル・フィリップス 2015年09月09日 16時29分
From 共同通信PRワイヤー

有力保健機関がフィリップスによる病理学作業のデジタル化で病気の診断を強化

AsiaNet 61715(1143)

【アイントホーフェン(オランダ)2015年9月8日PRN=共同通信JBN】
シンガポール、オーストリア、ドイツ、ベルギー、英国の病理医がフィリップス(Philips)デジタル病理学ソリューションを採用して先端的診断を推進

訓練を受けた病理医の数が減少する一方で人口の高齢化、がんの複雑さが進行している中、ロイヤル・フィリップス(Royal Philips)(リンク )(NYSE: PHG, AEX: PHIA)は8日、事業を強化している世界各地の保健システムで同社のデジタル病理学ソリューション(リンク )の採用が増大していると発表した。自社の「IntelliSite Pathology Solution(インテリサイト病理学ソリューション)」(注)(リンク )を通じてフィリップスは健康ケア機関が伝統的な組織病理学のワークフローを蘇生させ、効率と生産性を向上させ、診断への信頼を増大させるのを可能にする。

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患者の組織標本の検査を通じて病理学はがんを含むさまざまな病気の診断、管理、予防に重要な役割を果たす。健康ケア・コストと質の圧力は上昇し続けているので、デジタル病理学はがん診断の効率と質の改善を助けることができる。世界各地のいくつかの作業量が多く、ネットワーク化された病理学機関はフィリップスのデジタル病理学プラットフォームを実行しており、これがワークフローを改善し、診察のスピードアップと患者データの統一化に寄与し、腫瘍組織からより多くの情報を入手できる柔軟な成長経路を可能にする協力能力を強化する。

フィリップス・デジタル病理学ソリューションのラッセル・グランゾウ・ゼネラルマネジャーは「現代の病理学ラボは質を改善しながら処理量と効率を向上させるという継続的な圧力を受けている。パーソナル化医療へのシフトには正しい患者のための正しい時期の正しい療法に導くための病理学データが必要であり、フィリップスは病理医が業界の要求を満たせる力を持つためにデジタル化ワークフローへの進化を推進している」と語っている。

*シンガポールでの記録保存サポート
この国の公共健康ケア・システムの中核病院であるSingapore General Hospital(SGH)は最近、診断ラボに世界最大のデジタル病理学装置を設置、実行した。年間5万件以上の病理学症例を処理するためにSGHは1.6ペタバイト以上のディスク保存と1.6ペタバイトのテープ記録保存を活用して、ガラスの組織スライドを保存するうえで紛失、破壊、デグレード、人の手による保存エラーなどの難問を回避し、これらの記録のすべてを管理するのに必要な物理的スペースを削減する。

*ベルギーでのフルスケールの設備
ベルギー・ブルッヘにあるAZ Sint Janは全面デジタル組織病理学診断に適合するように設計されたフルスケールの設備を完成させた。デジタルへの短期的移行プロセスで効率やコストを大きく節約できることを認識しているファン・デン・ベルヘ博士はこの新しい作業方法を活用するため全面デジタル設備を調整することで漸次的移行戦略を回避する選択をした。

*リモート診断サービスをオーストリア全土に提供
オーストリアではハルインチロルとザンクトペルテンの2つの民間病理学ラボがオーストリア全土の病院、民間医療センターに診断サービスを提供している。サンプル診断のスピードアップと患者のための専門家による双方向協議を実行するために、ソレイマン博士はフィリップスのインテリサイト・ソリューションで年間約20万件の組織スライドを全面デジタル・ワークフローに移行させることによって病理医の国際ネットワークをつくり出している。

*ドイツ最大のテレメデシン・プラットフォームがオンラインに
「CCS Telehealth Ostsachsen」プラットフォームはドレスデン大学クリニックの子会社とT-Systems Internationalが提供している。この欧州のパイロット計画はネットワーク化された医療ケアに広い範囲の可能性を提供しており、これまでの限界を克服することを目指している。デジタル病理学を組み込むことで病理医はデジタル的にとらえられた組織サンプルを分析し、患者の診断の改善を目的としてほかの専門家の会議とデジタル的に協議する機会を持てる。

*英国では仮想化を通じてチームを拡大
Sheffield Teaching Hospitals (STH) NHS Foudation TrustはHull and East Yorkshire Hospitals NHS Trustと提携して病理学症例の遠隔デジタル報告サービスを開発する。英国における組織病理医の不足という長期問題に対応することによって、英国ではユニークなこの協力関係はパートナーがヨークシャーとハンバー地区以遠の他の病院にそのサービスを提供できるようにし、準専門的診断組織病理学サービスへのアクセスをすべての患者にとって容易にする。このシステムはより多くの施設、病理ラボがこの協力関係に加わればスケールを拡大できるように設計されている。

世界各地で有力な機関が臨床デジタル変革におけるフィリップスの経験を活用して病理学ラボがワークフロー改善、ケア・プロバイダー間の知識共有の加速で次の一歩を進めるのを助けている。

▽問い合わせ先
Hans Driessen
Philips Digital Pathology Solutions
+31 6 10 610 417
hans.driessen@philips.com

Steve Klink
Philips Group Communications
+31 6 1088 8824
steve.klink@philips.com

▽ロイヤル・フィリップス(Royal Philips)について
ロイヤル・フィリップス(NYSE:PHG,AEX:PHIA)は、ヘルスケア、コンシューマーライフスタイル、ライティングの領域で、意義のあるイノベーションを創造し、人々の生活向上を目指す多角的な健康・福祉企業である。フィリップスはオランダに本社があり、2014年の売上高は214億ユーロ、世界100カ国余り販売、サービスに約10万8000人を雇用している。同社は。循環器疾患ケアや急性期疾患の診断治療とホームヘルスケア、省エネ照明ソリューション、新たな照明アプリケーション、および男性用シェーバーやグルーミング、オーラルヘルスケアの大手である。フィリップスのニュースはwww.philips.com/newscenter を参照。

(注)Philips IntelliSite Pathology Solutionはプライマリー診断用に欧州連合(EU)およびHealth CanadaでCEマークを認められている。米国ではPhilips IntelliSite Pathology Solutionは乳がんのHER2発現の評価での診断使用が米食品医薬品局(FDA)に認可されており、研究目的使用(RUO)に提供されている。

ソース:Royal Philips

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