ユーブロックス社、米国の通信事業者をサポートする、150Mbpsの4G LTEおよびWCDMAモジュールのTOBY-L201を発表

2015年9月1日、スイス、タルウィル -スイスのu-blox AG（日本法人：ユーブロックスジャパン株式会社、東京港区、代表 仲 哲周）は、AT&TおよびVerizonの両ネットワークで動作する、3G WCDMAへのフォールバック機能を備えた4G LTE カテゴリー4モジュールであるTOBY-L201を発表しました。TOBY-L201は、AT&TまたはVerizonのネットワークへの切り替えを自動で行います。また、ATコマンドを使用して、手動でネットワークの切り替えを行うことも可能です。TOBY-L201は、挿入されているSIMカードに応じて、通信事業者を認識し、その事業者のネットワーク経由で通信を開始します。2つの事業者のSIMカードが挿入されている場合や、ユーザーによる設定が可能なSIMチップが搭載されている場合、TOBY-L201では、簡単なATコマンドを通じて事業者をオンザフライで切り替えることができます。

様々な用途に利用できるTOBY-L201モジュールは、コンパクトな24.8×35.6mmのLGAフォーム・ファクターで、最大150Mbpsのダウンロード速度を提供します。同モジュールの動作温度は-40°C～+85°Cであるため、最も過酷な条件の自動車用、産業用、一般消費者向けデバイスでも利用可能です。TOBY-L201は、インフォテイメント、テレマティクス制御ユニット、堅牢モバイル端末、セットトップ・ボックス、ノートブック、タブレットでの利用をはじめ、アラーム・パネル、デジタル・サイネージ、モバイル・ヘルス、リモート・セキュリティ、ビデオ・システムなどの高速なM2Mアプリケーションでの使用に最適です。
u-blox Americaの社長であるNikolaos Papadopoulosは次のように語っています。「TOBY-L201は、通信事業者からの独立性と高性能を非常にコスト効率の良いコンパクトなパッケージに結合しているため、他社のセルラー・モジュールでTOBY-L201に匹敵するものは存在しません。もちろん、すべてのu-bloxのセルラー・モジュールと同様に、TOBY-L201は、弊社のGSM/GPRS、HSPA/HSPA+、CDMAの各モジュールと互換性を持つようにレイアウトされています。このため、お客様は、既存の製品からTOBY-L201に簡単にアップグレードできます」。

TOBY-L201には、安全志向のIoT（モノのインターネット）アプリケーションを実現するためのIPv4/IPv6スタックが組み込まれています。同モジュールは、u-bloxのGNSSモジュールおよびチップと簡単に結合できるように設計されております。また、TOBY-L201には、TCP/IP、UDP/IP、HTTP、FTP、SSLなどのIPプロトコルを内蔵しております。

Linuxは、TOBY-L201モジュールをサポートしています。また、u-bloxは、AndroidおよびEmbedded Windows向けのRILソフトウェアを無償で提供しています。

なお、TOBY-L201モジュールは、高品質と高信頼性を保証するために、自動車産業向けの品質管理規格であるISO/TS 16949認定工場で製造されています。


ユーブロックスについて
スイスのユーブロックス社（SIX:UBXN）は、民生、産業および自動車市場向けに測位用半導体とワイヤレス通信用半導体を提供するグローバルリーダーです。弊社のソリューションにより、人、自動車や機械等がそれぞれの位置を正確に決定し、さらに音声、テキスト、ビデオでワイヤレス通信を行うことができます。ユーブロックスはチップ、モジュール、ソフトウェアの各ソリューションを多種用意して独自の地位を占め、OEMメーカーの皆様が革新的なソリューションを迅速かつ廉価に開発するためのお手伝いをしています。ユーブロックスはスイスのタルウィルに本社を置き、世界の各地、特に欧州、アジア、米国に多くのオフィスを構えています。詳細についてはwww.u-blox.com/jaをご覧ください。


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