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再生可能エネルギー:消費者自らがエネルギーを創る「プロシューマー型」モデルが導入拡大のカギに

再生可能エネルギーのエネルギーミックスに占める割合が世界的に増加しつつある中で、今後アジアの一部の国々においても、政府による導入拡大計画や奨励策によって、エネルギーミックス全体の20%を占めるようになることが予測されています。再生可能エネルギーの既存の電力網との統合を成功させるには、各地域の電力セクターとの強い連携や、新たなビジネスモデルの構築、エネルギー源の多様化が重要な要素となります。再生可能エネルギー導入の拡大を実現するには、エネルギーを消費する側の「コンシューマー」が、自らもエネルギーを創り出す「プロデューサー」となる「プロシューマー」型のビジネスモデルの確立が重要になります。

再生可能エネルギーの導入においては、太陽光発電や風力発電の持つ間欠性や不確実性への対処、エネルギー供給や需要の予測における正確性の向上などの課題が存在するほか、発電量の増加を管理するインフラ設備の設置が必要となります。ユーティリティ企業は、ガス又は石炭を利用したバックアップ用電源や、間欠性に対応するための送配電ネットワークに向けた多大な投資を行う必要があり、インフラの最新化や主要な電力ネットワークの拡大に対して年間で平均250億米ドルの投資がグローバルで行われています。

この様な課題に向けたソリューションとして、ドイツのユーティリティ企業RWE社や、米国の再生可能エネルギー発電事業者NRG Energy社といった企業は、自社の顧客が再生可能エネルギープラントの設置や保有を行うことを支援する「プロシューマー」型のビジネスモデルの確立に成功しています。国内総電力需要量のうち平均で30%を再生可能エネルギーが供給するドイツは、送電系統運用者(TSO)やユーティリティ企業が再生可能エネルギーの統合や管理を容易に出来る安定した電力グリッドシステムを持ち、石炭の効果的な活用や、近隣国へのエネルギー輸出によって、電力網と再生可能エネルギーの統合に成功しています。

一方デンマークでは、2013年に再生可能エネルギーの発電容量が5ギガワットに到達し、陸上風力発電が最も大きなシェアを占めています。再生可能エネルギーは2014年の国内総電力需要量のうち62%を供給し、2013年の33%から大幅に増加しています。デンマークは総発電量の半分を風力発電でまかなうという意欲的な計画を立てています。これを実現するには、老巧化した送電線の改修、風力発電のバリエーションの管理・運用、電力系統の運用柔軟性の向上などの課題が存在しますが、デンマークは欧州市場と統合された電力グリッドによって、これらの課題に対応することが可能です。

「再生可能エネルギーの既存の電力網との統合を成功させるには、正確な天気予報を兼ね備えた電力需要パターンの予測と需要に向けた対応システムの確立、再生可能エネルギー源の多様化、地域の電力セクターとの連携、既存の電力ビジネスモデルを変革する費用対効果の高いバッテリー技術の開発が重要な要素となる」と、フロスト&サリバンのアジア太平洋地域のエネルギー・電力システム部門バイスプレジデント、ラヴィ・クリシュナスワミは述べています。

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