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Ford Motor社が、自動車の車両軽量化における技術革新を称える2015年度Altair Enlighten Awardを受賞

第2位はGeneral Motors社、およびFaurecia社とAutomotive Performance Materials社の共同プロジェクト

AltairとCenter for Automotive Research(CAR)は、Ford Motor社が第3回Altair Enlighten Awardを受賞したことを発表しました。さまざまな軽量素材を使用して2015 Ford F-150の重量を最小限に抑えたことが評価されました。Enlighten Awardは本日、ミシガン州トラバース市で開催された2015年度CAR Management Briefing Seminars(MBS)で授与されました。本賞は、車両軽量化における技術革新を認知させることを目的として設定された業界初のアワードプログラムです。

Enlighten Awardは17のノミネート企業によって争われました。その中で受賞企業に選出されたFord社は、Ford F-150を700ポンド(318kg)軽量化しただけでなく、性能、安全性、燃費も同時に改善しました。Ford社のエンジニアは、フレーム、ボディ、パワートレイン、バッテリー、内装(シートなど)といった車両の設計全体に先進材料を取り入れることで、トータルでの重量削減に取り組みました。この重量削減によってトラックの牽引能力、運搬能力、加速力、停止距離が改善したほか、燃料効率も向上しました。

ミリタリーグレード(軍事目的に耐えるレベル)の高張力アルミニウム合金をはじめてF-150全体で採用し、車両のボディの重量を約400ポンド(181kg)削減しました。Ford社のエンジニアリング、研究、製造の各チームが、従来のスチールボディから先進のアルミニウムによる製造に切り替えるという難題を克服したのです。高張力アルミニウムを大量生産用途に使用した特筆すべき事例です。

Ford Motor社のCTO兼Global Product DevelopmentのGroup Vice Presidentを務めるRaj Nair氏は、次のように述べています。「当社のまったく新しいFord F-150が評価され、アメリカのトラック市場のリーダーとして2015年度Altair Enlighten Awardを受賞することができ光栄です。この賞は、お客様にとって史上最高のトラックを作り上げるために取り組んだ、当社のひときわ優秀なチームメンバーへの評価だと感じています」。

さらにFord社は高張力鋼の使用量を23%から78%に増加させました。これにより、フレームの剛性が向上した上に、最大で60ポンド(27kg)の重量削減にも成功しました。2015 F-150は、性能と燃費の向上に加え、最先端の車両テクノロジーを搭載することで、フルサイズのピックアップトラックの新基準を確立しました。

AltairのGlobal Automotive Vice Presidentを務めるDavid Masonは、次のように述べています。「Ford社の2015年度Altair Enlighten Awardの受賞を心よりお祝い申し上げます。Ford社が局所的な対処ではなく根本からの軽量化戦略を実施したことは自動車産業の励みになります。この戦略によって目覚ましい重量削減を成し遂げたことが、審査委員会にとって非常に重要なポイントでした」。

今年度の第2位はGeneral Motors社でした。同社は、革新的なコンピューター支援エンジニアリング(CAE)手法を開発・使用し、2012 Cadillac ATS/CTSのAlphaアーキテクチャで163ポンド(74kg)の重量削減を達成しました。ラティス構造を組み合わせたトポロジー最適化、構造隔壁の戦略的な配置、専門家による結果の解釈を加味した複合領域の荷重ケース最適化等のテクノロジーが、Alphaアーキテクチャの構造設計を革新に導きました。Alphaアーキテクチャは、質量効率、剛性、安全性、構造上の乗り心地を維持し、オンロードのパフォーマンス特性を劣化させることなく燃費の改善を実現しています。

同点での第2位となったのは、Faurecia社とAutomotive Performance Materials(APM)社の共同プロジェクトです。NAFILean(天然繊維を使った軽量な射出成形)により、2013 Peugeot 308のインストルメントパネル、センターコンソール、ドアパネルに持続可能な設計を導入しました。具体的には、天然の麻繊維にポリプロピレンを編み込むことで複雑な形状と構造の作成を可能にしたと同時に、20~25パーセントの重量削減を達成しました。

審査委員長でCARの社長兼CEO、およびCARのCoalition for Automotive Lightweighting Materials(自動車軽量化素材連合)の取締役でもあるJay Baron博士は、次のように述べています。「Ford F-150、GM社のCadillac ATS/CTS、そしてFaurecia社/APM社の各ソリューションは、コスト効果の高い軽量なソリューションを見つけるために自動車産業がいかにして極限の努力を重ねているかを示す、素晴らしい事例です。Enlighten Awardは2015年度も、各ノミネート企業の多種多様なソリューションを通じた質量削減の成功事例を紹介することができました。Enlighten Awardは、こうした素晴らしい企業による貢献を広く伝え、評価するためのプログラムです」。

Altair Enlighten Awardの目的は、その年の車両軽量化における最高の業績を称え、産業界、エンジニア、政治家、教育者、学生および社会からの関心を集めて、業界での新たなアイデアをさらに競い合う機会を創出し、技術的な進歩を共有できるようにすることです。

問い合わせ
アルテアエンジニアリング株式会社
マーケティング
03-5396-1341(代)
marketing@altairjp.co.jp

このプレスリリースの付帯情報

Ford Motor社が、自動車の車両軽量化における技術革新を称える2015年度Altair Enlighten Awardを受賞

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用語解説

■Enlightenについて
www.altairenlighten.comの目的は、革新的な設計技術、材料技術および製造プロセスを通して、業界全体で製品重量最小化に役立つ情報やヒントとなるコンテンツをグローバルに提供することです。また、重量低減の課題に対する業界の最善の取り組みを後押しし、政府規制および競争力維持のために燃費目標を満たし、ますます厳しくなる車両の安全要件に対処します。

■CARについて
CAR(自動車研究センター=Center for Automotive Research)は、ミシガン州アナーバー市に拠点を置く非営利団体です。同センターでは、世界の自動車業界が向かう未来にまつわる重要なテーマに関連した研究を行うとともに、自動車関連業界にとって有益、かつ業界の連携を促進するフォーラムの企画運営を手がけています。

■Altairについて
Altairは、ビジネスパフォーマンスの改善のために、設計、プロセス、意思決定を統合かつ最適化するシミュレーション技術の開発と様々な分野への適用に注力しています。Altairは2,500人以上の従業員を擁する株式非公開企業で、米国ミシガン州トロイに本社を置き、24か国に45以上の事務所を構えています。顧客は多種多様な業種にわたり、その数は5000社以上にも及んでいます。詳細については、www.altairjp.co.jpをご覧ください。

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