RobouCup2015 Design Award受賞チームを発表

フラワー・ロボティクス株式会社 2015年07月28日 15時30分
From PR TIMES

~igus Humanoid(University of Bonn)が受賞~

フラワー・ロボティクス株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:松井龍哉、以下フラワー・ロボティクス)は、2015年7月17日~23日に合肥市(中華人民共和国)で開催された、 RoboCup 2015 International Competition & Symposiumにて、RoboCup Design Awardの審査員をつとめ、igus Humanoid(University of Bonn)を選出いたしました。



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◆ RoboCup Design Awardとは
RoboCup出場チームを対象として、優れたデザイン性を持つロボットを表彰します。新技術が社会に浸透するためには、誰でも使いこなせるようにデザインの力を使って洗練させていくことが重要です。デザイン思考をもつチームやエンジニアが評価されることで、デザインによって革新的な技術が社会に普及する流れが促進されることを期待し2015年大会から創設されました。
Awardで評価されるデザイン性とは、スタイリングなどロボットの外見ではなく、競技ルールに従ったシンプルかつ機能的な設計となっているか、チームのアイデンティティを表現しているかなどを評価基準として選出いたします。ロボットエンジニアにデザインに対するマインドをもたせ、育てることを目的としています。


◆ Design Award受賞チーム

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igus Humanoid(University of Bonn)
Humanoid League KidSize and TeenSize classes

‐評価点

igus Humanoidは外装部を3Dプリンタで製作している。複製が容易であり、パーツごとの取替が可能なので故障時の対応がとりやすい。内部の構造も、外装に収まるシンプルな設計となっている。また、軽く薄い外装は持ち運びにも便利である。RoboCupで利用されるロボットは持ち運びをすることが前提となるため、分解・組み立てが可能である点は実践的でもある。
また、骨格がむき出しのロボットが大多数の中で、人とのインターフェイスを意識した外観となっており、プロダクトデザインの基本が守られている点も評価された。

‐講評およびDesign Awardの展望について
(フラワー・ロボティクス代表 松井龍哉)
RoboCupに参加するロボットは、リーグ別にあらかじめ決められたレギュレーションに基づく基本設計がなされている。その基本条件を基にどのような設計方法で構成したかを評価した。応募チームにはそれぞれデザインに対する考え方があったが、最終的にロボットを「ユーザーが使う道具」として捉え、設計できていたのはigus Humanoidであった。エンジニアリングの段階で使いやすさを心がけることは、洗練されたロボットを生み出すことに繋がり、社会に広がっていく上で大事なポイントである。彼らにはその片鱗があった。RoboCupに参加するエンジニアに “科学技術とデザインを同一で思考する“ きっかけになれば、今後のロボット産業全体にとってRoboCup Design Awardは大きな意義がある。

◆ Design Award審査方法および審査員について
RoboCup2015競技参加チームを対象とし、全リーグから募集。応募6チームを対象に審査をおこないました。競技のレギュレーションに従った設計で、動くロボットであることを前提とし、ロボットが社会へ広がる上で重要であるシンプルな構造、修理のしやすさ、人とのインターフェイスの部分など、6つの観点から評価。Robocup Trusteeおよびフラワー・ロボティクスから2名ずつ、計4名が審査員をつとめ、応募書類、ロボット実機の確認、チームへのインタビューを通し、審査員の合議のもと受賞チームを選出いたしました。なお、今回はPre Awardと位置づけ、来年以降、募集条件や審査方法等に変更が生じる可能性があります。

評価ポイント
(1) identity of the team in styles and appearances
(2) simpleness in structure and total system
(3) smooth interaction with humans/users
(4) ease of maintenance in daily operation  
(5) wide usage
(6) robustness and resilience duringhard use

審査員
Chairperson: 野田五十樹 (RoboCup Federation President / 産業技術総合研究所)
Robocup Trustee : A. Fernando Ribeiro(Universidade do Minho) , Claude Sammut (The University of New South Wales)
フラワー・ロボティクス:松井龍哉、吉海智晃

応募チーム
Team KameRider/ Happy Robot Mini/ BodenseeHAIR/ Xiao & Markus united / Hamburg Bit-Bots/ igus Humanoid

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【RoboCupについて】

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RoboCupは、2050年に「サッカーの世界チャンピオンチームに勝てる、自律型ロボットのチームを作る」という夢に向かい人工知能やロボット工学などの研究を推進し、様々な分野の基礎技術として波及させることを目的としたランドマーク・プロジェクトです。 現在はサッカーだけでなく、大規模災害へのロボットの応用としてロボカップレスキュー、家庭や職場など身近な環境でのロボットの活用を目指すロボカップ@ホーム、次世代の技術の担い手を育てるロボカップジュニアなどが組織されています。2017年世界大会は名古屋市で開催されます。
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【フラワー・ロボティクス株式会社について】

フラワー・ロボティクスは、2001年の創業から”ロボットを日常の風景にする”ことを経営・技術開発共通のビジョンとし、ロボットの企画・設計・開発・販売までを行うファブレスメーカーとしてヒューマノイドロボット「Posy」、「Palette」などを自社開発してきました。現在、日常に溶け込む家庭用ロボット「Patin(パタン)」を開発しています(2016年発売予定)。   
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プレスリリース提供:PRTIMES リンク

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