JDAが、サプライチェーンのシームレス化を可能にするソフトウェアの最新版を発表

消費者のニーズに合わせた“個対応型サプライチェーン”を実現し、オムニチャネルの収益性確保や柔軟な製造環境といった企業の課題を解決

* このプレスリリースは、2015年7月8日、アリゾナ州スコッツデール発のプレスリリースの抄訳です。

JDA Software Group, Inc.は、JDAが提供するソフトウェアの最新版「バージョン9.0」を発表いたしました。デジタル・サプライチェーンと実際のサプライチェーンを融合し、多様化する顧客の要求にシームレスに対応することは、業種を問わずあらゆる企業が抱えているニーズであり、今回発表したバージョン9.0は、このような重要課題を解決するための大きな一歩となります。バージョン9.0はJDAのすべてのソフトウェアに適用されます。

今回のリリースにより、シームレスなサプライチェーンを通して、サプライヤから顧客に至るまでの流通プロセス全体を切れ目なくカバーすることが可能になります。これにより、収益性に優れたオムニチャネルを実現し、高い透明性に基づく正確な意思決定によってフルフィルメントを実施できるほか、リスクの検出と刻々と変化する状況への対応が可能な、順応性に優れた製造環境を構築できます。

JDAの最高製品責任者を務めるKelly Thomasは次のように述べています。
「オムニチャネルという販売手法が生まれ、“meコマース”というトレンドも登場した今、サービスの個別化というテーマはすぐに対応が必要な問題となっており、企業は非常に困難な状況に置かれています。この複雑な市場の要求に応えるために、既に多くの企業がさまざまな施設、物流ネットワーク、ITシステムに多額の投資を行っていますが、これらの個別の資産を相互連携させて、高い収益力という共通目標に向かって運用できている企業はごくわずかです。実際、最近実施されたJDAの調査によると、オムニチャネルにおけるデマンド・フルフィルメントで、高い収益性を実現できている企業は、全体のわずか16%にとどまっています」

今回の最新バージョンでは、現在の企業が直面している次の3つの最重要課題の解決に主眼を置いています。

· 複数のサービス提供チャネルで収益性を高める。
オムニチャネルによる販売が急速に普及する中、多くの企業がつまずいているのは、複数の競合する需要起点への対応、十分な在庫水準の維持、迅速な受注処理と在庫移動、収益の確保といった点です。今回のリリースでは、以下を可能にする新機能を通して、小売企業が収益性を確保しながら、エンドツーエンドのオムニチャネル環境を提供できるようになります。

Ø 顧客に関する情報を活用して購買傾向に個別対応し、長期的な顧客ロイヤリティーを醸成する
Ø 需要の発生源と、その需要を満たせる供給元の場所を正確に把握することで、現在と将来の在庫を、サプライチェーンの最適な場所に配置する
Ø サプライチェーンの総コストを意識したサービスやコミットメントを設定する
Ø 在庫計画と在庫分類により、あらゆるチャネルのオーダーフルフィルメントを最適化する
Ø 顧客の希望する場所と時間に応じた商品配送と返品に対応する


· 正確な意思決定によって、フルフィルメントの収益性を確保する。
現在ますます必要とされているのは、顧客が求める商品やサービスに応える“セルフィー型”のサプライチェーンです。こうした“meコマース”における需要は、一つひとつの要求が非常に細分化されているため、企業側がサービスレベルと利益率のトレードオフの決断を迫られる場面も多くなります。製造企業、小売企業、3PL事業者、卸売企業は、以下を可能にするJDAの最新リリースを活用することで、利益を損なうことなく最適なフルフィルメントの意思決定を下せるようになります。

Ø 施設間での在庫の保管と移動を戦略的に計画、実施することで、輸送費を最小化すると同時にサービスレベルを最大化しながら、顧客一人ひとりの異なるニーズを満たす
Ø オンラインショッピングのユーザーが自分の希望する受け取り先、配送時間、配送先を自由に選択できる「クリック&コレクト」など、サービス提供の鍵となるワークフローを実現し、スムーズでシンプルなショッピング体験を提供する
Ø 需要の発生源と、その需要を満たすことができる在庫の所在地を、今まで以上に正確に可視化する
Ø 収益性、制約、割当量に基づく納期回答機能により、オムニチャネルでの販売と製造のセグメンテーションをサポート
Ø 配送先主導型の新しいワークフローを構築し、配送業務を効率化


· 順応性に優れた製造環境を構築する。
画一的な製造および配送スケジュールにしか対応できないようでは、目まぐるしく変化する今日の市場では生き残ることができません。JDAの次世代ソフトウェアを活用いただくことで、上流のサプライヤから下流の販売企業に至る全体をシームレスかつ順応性に優れたサプライチェーンでつなぎ、収益性を確保しながら需要と供給の変化にスピーディに対応できるようになります。製造企業は、以下を可能にする今回のリリースの機能を利用して、リスクを意識した俊敏性に優れたサプライチェーンを構築できます。

Ø 予測対象として最もふさわしい階層レベルを自動判定し、需要計画の精度を向上
Ø シナリオを事前に計画することで、サプライチェーンのリスクと混乱を最小化
Ø 応答性に優れた予測分析を活用してセールス&オペレーションプランニング(S&OP)のプロセスを構築し、製造および物流ネットワーク全体の制約管理をグローバルかつ一元的に可視化
Ø 問題解決策のガイドラインが提供される処方的分析機能を活用することで、推測と検証によるシミュレーションが不要に
Ø あらゆる施設を対象とした物的資産と人的資産の配置計画および配置スケジュールを作成することで、設備投資の回収率を最大化し、運用コストを削減
Ø 小売企業と連携して各店舗独自の棚割を展開し、顧客一人ひとりに合わせたカスタマーエクスペリエンスを提供。さらに、属性別需要分析の応用や、場所や市場シェアに基づく商品割り当てを通して、カテゴリごとの業績を最大化


最新リリースの基盤には、JDA FLEXテクノロジーが活用されています。このJDA FLEXテクノロジーにより、異種のテクノロジーが混在したシステムと物的リソースを統合し、サプライチェーン全体を対象としたエンドツーエンドの緊密なワークフローを構築できます。またJDA FLEXはプラットフォームのテクノロジーに依存しないため、システム、施設、エンタープライズ環境、デバイスの違いにとらわれることなく、業務プロセスをシームレスにつなげることができます。JDA FLEXは、サプライチェーン運用に関わるシステムやアプリケーション間でシームレスに情報を同期し、計画・実行プロセスをリアルタイムで接続します。これにより、今までにないレベルの俊敏性と応答性が実現されます。お客様のビジネスの独自ニーズに合わせた業務プロセスの最適化、容易なアップグレード、継続的サポートを基本原則とするJDA FLEXでは、独占的テクノロジーではなくオープンな業界標準を採用することで、多様なサプライチェーン環境に対応し、価値実現期間の短縮と総所有コストの削減を支援します。

Kelly Thomasは次のようにも述べています。
「現在の小売企業、3PL事業者、製造企業においては、対応すべきグローバル市場の複雑化とともに、需要を満たすリソースもまた複雑さを増してきています。JDAは、今回リリースされた次世代ソフトウェアを通じて、こうした複雑性を供給と需要の両面から解消するお手伝いをいたします。つまり、シームレスなサプライチェーンを構築し、個人の需要を予測して商品提供を満たすことに重点を置きながら、企業の収益目標達成もサポートいたします。JDAの最新リリースは、激化する今日のオムニチャネルの競争に挑み、勝ち抜こうとする企業の将来に欠かせない、新しい強力なソリューションです」


【JDAソフトウェアについて】
JDAは、小売、オムニチャネル及びサプライチェーン計画と実行のエンド・ツー・エンドの統合されたサプライチェーンソリューションを世界で4000社を超えるお客様に提供しています。JDAの独特なソリューションは、コスト削減、収益性の向上及び顧客満足維持・向上のための協業の改善を強力に支援します。詳細については、jda.comをご覧ください。
JDAソフトウェア・ジャパン株式会社は1997年に設立され、70名強のスタッフが活躍しております。詳細については、ホームページjapanese.jda.comをご覧ください。


“JDA” is a trademark or registered trademark of JDA Software Group, Inc. Any trade, product or service name referenced in this document using the name “JDA” is a trademark and/or property of JDA Software Group, Inc.

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プレスリリース提供:PRTIMES リンク

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