「父娘関係」に関する実態調査

株式会社オウチーノ 2015年06月12日 14時30分
From PR TIMES

「父親との関係は良好」と回答した人は、52.3%! 父親との関係が良好な女性は、4人に1人が父親に似た人をパートナーに選ぶ傾向がある!

6月21日は父の日。普段なかなか伝えられない父親への感謝を、今年はどんな形で伝えようか、悩んでいる人もいることだろう。思春期の頃はぎくしゃくしがちな父娘関係だが、自立した娘とその父親との間には、どのような関係性が生まれているのだろうか。




今回、オウチーノ総研(株式会社オウチーノ/本社:東京都港区/代表:井端純一)は、20~39歳の女性572名を対象に、「『父娘関係』に関するアンケート調査」を行った。はじめに、「父親との関係は良好ですか?」と聞いたところ、52.3%が「父親との関係は良好」と回答した。次に、「父親と、恋愛や仕事、人間関係などについて話すことはありますか?」という質問をした。結果、「仕事について話す」という人が21.7%、「出産・子育てについて話す」という人が10.8%、「将来について話す」という人が10.3%、「人間関係について話す」という人が7.5%、「結婚について話す」という人が6.7%、「恋愛について話す」という人が5.3%、「当てはまるものはない」という人が62.7%だった。さらに、「父親と2人で出掛けることはありますか?」と聞くと、「外食」に行く人は27.0%、「ショッピング」は22.9%だった。63.7%は、2人きりで出掛けることは「ほとんどない」もしくは「全くない」と回答した。また、父親とのメールやLINE、SNSでのコミュニケーションについては、52.1%が行っていることが分かった。最後に、「今の彼氏や旦那様、また過去にお付き合いした方や好きになった方は、父親と似ていますか?」と聞くと、父親との関係が良好な女性は、4人に1人が父親に似た人をパートナーに選ぶ傾向にあった。

1.「父親との関係は良好」と回答した人は、52.3%!
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はじめに「父親との関係は良好ですか?」という質問をした。結果、「とても良い」と回答した人は24.7%、「どちらかというと良い」は27.6%、「どちらでもない」は23.3%、「どちらかというと悪い」は7.5%、「とても悪い」は3.1%だった。「とても良い」と「どちらかというと良い」を合わせると52.3%と、20~30代女性の約半数が、父親と良好な関係を築いていることが分かった。オウチーノ総研が2015年3月20日に発表した「『母娘関係』に関する実態調査」では、母親と良好な関係を築いている人は69.9%だった。父親と母親とでは、17.6%の差が生じた。
未既婚者別に見ると、父親と良好な関係を築いている人は、未婚者が48.4%、既婚者が56.2%だった。家族と顔を合わせることの増える結婚をきっかけに、関係が好転する父娘も多いのかもしれない。
父親との関係が「とても良い」、「どちらかというと良い」と回答した人に、その理由を聞いた。最も多かったのは、「よく話すから」。具体的には「仲が良いだけでなく、相談ごとなども気軽に話すことができる」(26歳/既婚)や「大人になり、人 生の先輩として父の話を聞くのが面白くなった」(25歳/未婚)などが挙がった。次いで、「一緒に出掛けるから」、「連絡をとっているから」という理由が続いた。「一緒に出掛けるから」については、「2ヶ月に1回は2人で夕飯を食べに行く」(28歳/未婚)や「2人で買い物に行く」(29歳/既婚)など、「連絡をとっているから」については、「ほぼ毎日電話している」(27歳/未婚)や「LINEで連絡をとり合っている」(37歳/既婚)などが具体的に挙がった。他にも、「共通の趣味があり、よく話すから」(26歳/未婚)や、「私が子どもを産んでから、なにかと孫の世話を引き受けてくれるから」(36歳/既婚)などの理由が挙がった。
反対に、「どちらかというと悪い」、「とても悪い」と回答した人の理由は、「あまり会話をしないから」(23歳/未婚)や、「性格が合わないから」(33歳/未婚)などが挙がった。

2.父親と、仕事や子育て、将来などについて話す人は、わずか37.3%。

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次に、「父親と、恋愛や仕事、人間関係などについて話すことはありますか?」と聞いた。結果、「仕事について話す」という人が21.7%、「出産・子育てについて話す」という人が10.8%、「将来について話す」という人が10.3%、「人間関係について話す」という人が7.5%、「結婚について話す」という人が6.7%、「恋愛について話す」という人が5.3%、「当てはまるものはない」という人が62.7%だった。父親と、仕事や子育て、将来などについて話す人は、わずか37.3%ということが分かった。「『母娘関係』に関する実態調査」でも同様の質問をしたところ、母親とは65.3%が仕事や子育て、恋愛などについて話していた。その差28.0%と、やはり父と娘の関係は、母娘のようにはいかないようだ。
それぞれの話題について、どのような話をしているか聞いた。まず、「仕事について」は、「職場の雰囲気や仕事内容などについて」(28歳/未婚)や「仕事の愚痴などを聞いてもらい、アドバイスをもらっている」(23歳/既婚)、「同じ職種のため、専門的なことについて」(33歳/既婚)などを話しているようだ。「出産・子育てについて」は、「子どもの成長について報告する」(35歳/未婚)や「妊婦検診の経過や子どもの性別のことについて」(36歳/既婚)など、「将来について」は、「住宅購入について」(27歳/既婚)や「金銭面について」(32歳/既婚)などが挙がった。母親には、「愚痴を聞いてもらう」という人が多かったが、父親には、より具体的な相談や報告をしている人が多いようだ。

3.63.7%は、父親と2人きりで出掛けることが、ほとんど「ない」。
次に、「父親と2人で出掛けることはありますか?」と聞いた。「よく行く」もしくは「時々行く」と回答した人が、「外食」は27.0%、「ショッピング」は22.9%、「ドライブ」は18.5%、「国内旅行」は13.0%、「テーマパーク」は8.7%、「映画館」は9.4%、「海外旅行」は5.9%だった。63.7%が、父親と2人きりで外食やショッピングなどに出掛けることは「ほとんどない」もしくは「全くない」と回答した。また、「父親との関係は良好」という人は、「よく行く」もしくは「時々行く」と回答した人が、「外食」は39.8%、「ショッピング」は33.1%、「ドライブ」は27.5%、「国内旅行」は19.4%、「テーマパーク」は13.4%、「映画館」は14.4%、「海外旅行」は8.4%と、全体的に多かった。父親と2人きりで出掛けることは「ほとんどない」もしくは「全くない」と回答したのは、48.8%だった。

4.47.9%は、父親とメールやLINE、SNSでのコミュニケーションが「ない」と回答。
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続いて、「父親と、メールやSNSでやりとりしますか?」という質問をした。結果、「メールをし合う」人は42.8%、「LINEでメッセージをやり取りする」人は15.8%、「Facebookの友達である」という人は4.5%、「Twitterでフォローし合っている」という人は1.4%、「当てはまるものはない」という人は47.9%だった。約半数は、父親とメールやLINE、SNSでのコミュニケーションがないことが分かった。20~30代の父親層である50~60代の携帯電話保有率は、50代が55.7%、60代が74.3%、スマートフォン保有率は、50代が48.6%、60代が18.3%(※)。そのほとんどがSNSはともかく、メールの使用はあると考えられるが、それでも、父娘でコミュニケーションを持たない人も多いようだ。
(※)出典:平成26年 情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査(総務省情報通信政策研究所)
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5.父親との関係が良好な女性は、4人に1人が父親に似た人をパートナーに選ぶ傾向がある!

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最後に、「今の彼氏や旦那様、また過去にお付き合いした人や好きになった人は、父親と似ていますか?」と聞いた。「全員似ている」と回答した人が2.8%、「似ている人が多い」が14.6%、「似ている人と似ていない人、半分半分くらい」が15.8%、「似ていない人が多い」が18.5%、「全員似ていない」が48.3%だった。「父親との関係は良好」と回答した人に限ると、「全員似ている」が4.7%、「似ている人が多い」が20.4%と、4人に1人が父親に似た人をパートナーに選ぶ傾向にあることが分かった。また、未既婚者別に見ると、未婚者で「全員似ている」と回答した人は1.9%、「似ている人が多い」と回答した人は10.9%で計12.8%だったのに対し、既婚者で「全員似ている」と回答した人は3.8%、「似ている人が多い」と回答した人は18.6%で計22.4%と、9.6%の差が開いた。
「父親に似ている」と回答した人に、どんな風に似ているか詳しく聞いてみた。最も多かったのは、「性格が似ている」だった。具体的には、「真面目なところが似ている」(27歳/未婚)や「無口で優しい人が多い」(29歳/未婚)などが挙がった。次いで、「容姿が似ている」や「好きなものが似ている」が多かった。例えば、「父親と同じように背の高い人に惹かれる」(36歳/既婚)や、「趣味が似ている」(32歳/既婚)などが挙がった。また、「過去付き合った人は似ていないが、旦 那は父親に似ている」(27歳/既婚)や「似ていない人が多かったが、今の旦那の私への優しい接し方は、父親の母親への接し方とそっくり」(29歳/既婚)など、「旦那(結婚を考えた人)だけは父親と似ている」という意見も目立った。今後の長い人生を共に生きるパートナーを選ぶ際、無意識に、過去最も多くの時間を共にしてきた男性である父親と似た人を選ぶのも、ある意味自然なことなのかもしれない。
一方、「父親に似ていない」と回答した人にその理由を聞くと、「父親と似ていない人が好みだから」が最多だった。具体的には、「あえて違うタイプを選んできた」(39歳/既婚)や「彼氏に父親像を求めたことはない」(29歳/未婚)などが挙がった。次いで、「性格が似ていないから」や「父親以上の人はいないから」が続いた。「父親以上の人はいないから」という回答では、例えば「父親くらいしっかりしている人はなかなかいない」(33歳/既婚)、「似ている人を探していたがなかなかいなかった」(38歳/既婚)という意見が聞かれた。父親としては、何とも嬉しい声ではないだろうか。娘の選んだ人が父親に似ていても、いなくても、人生で最も近い存在の異性である父親が与える影響は大きいようだ。
今回の調査では、20~30代女性の半数以上が父親との関係は良好であり、メールやLINE、SNSでコミュニケーションをとると回答した。一方、父親と深い話をしたり、2人きりで出掛ける人は3人に1人に止まり、父と娘の微妙な距離感が明らかとなった。

■調査概要
有効回答:首都圏(東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県)在住の20~39歳女性572名(学生は除く)
調査方法:インターネットによるアンケート調査
調査期間:2015年6月4(木)~6月5日(金)

オウチーノdeヨムーノ:リンク

プレスリリース提供:PRTIMES リンク

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