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ウォーターズが ASMSにて、高分離能質量分析計に新しい次元の分離技術と革新的イオン化法を導入

日本ウォーターズ株式会社 2015年06月02日 09時00分
From 共同通信PRワイヤー

2015/06/02

日本ウォーターズ株式会社

ウォーターズが ASMSにて、高分離能質量分析計に新しい次元の分離技術と革新的イオン化法を導入
~イオンモビリティースペクトロメトリーおよび REIMS サンプル直接イオン化により、ルーチンの LC-MS 分析や MS 分析をより明確に、高い信頼性で、短時間に行えるようになります。~

ミルフォード、マサチューセッツ州-2015 年 5 月 27 日- ウォーターズコーポレーション リンク (NYSE:WAT) は、第 63 回アメリカ質量分析学会の会議において、ラボでのすべての分析でより詳細なレベルを達成することを目的として、質量分析に新しいテクノロジーとイノベーションを導入することを発表しました。

今回導入されるのは、イオンモビリティーと iKnife サンプリングを備えた REIMS 研究システムを用いた新しいベンチトップ型タンデム質量分析計である  Waters(R) Vion IMS QTof 質量分析計 リンクで、これにより高性能飛行時間型 (Tof) 質量分析でサンプルの直接イオン化を行えるようになります。

また、ウォーターズはこれまでに類を見ない Oasis PRiME HLB リンクにより固相抽出製品シリーズを拡大し、糖タンパク質分析用ACQUITY UPLC(R) Glyroprotein BEH Amideカラムをタンパク質特性解析用カラム製品ラインアップに追加しました。

Vion IMS QTof 質量分析計
高分解能ハイブリッド型質量分析計とイオンモビリティー分離テクノロジーを融合したベンチトップ型IMS-QTof質量分析計  Waters(R) Vion IMS QTof質量分析計 リンクは、高い信頼性で、明瞭な分析結果をもたらします。イオンモビリティーにより、クロマトグラフィーで未分離であった成分においても各MSスペクトルを取得でき、同時にすべてのイオンに関して衝突断面積 (CCS) 値が測定されることで、従来の LC-MS システムより網羅性に優れた情報を得ることができます。ウォーターズでは、Vion IMS QTof システムを今年の下半期に出荷開始予定です。  
  

「イオンモビリティーとMSとの融合に関する 10 年以上にわたる経験が、この Vion IMS QTof システム設計に集約されています。ノンターゲットスクリーニング、代謝物同定、またはオミクス解析の研究者にとって課題である1回の分析でサンプル中のすべての構成成分を検出および同定する能力が新しい水準に到達しました」と、ウォーターズの質量分析計担当ダイレクターである Gary Harland は述べています。「サンプルに含まれる構成成分数に関わらず、さらにはサンプル中の構成成分の濃度に関わらず、Vion IMS QTof によってラボは分析における課題により適切に対処し、サイエンスにおける進歩やビジネス目標を達成することができるようになります。」

網羅的なノンターゲット分析では、ますます複雑なサンプルが対象となっているため、研究者は高分解能質量測定に頼ることが多くなってきています。しかしながら、質量分解能を上げるだけでは必ずしも良い結果が得られるとは限りません。イオンモビリティーでは、イオンをそれぞれの形状、質量、および電荷により互いに分離することで、分離結果として新たな次元が加わります。イオンモビリティーの選択性により、スペクトル品質が大きく向上し、クロマトグラフィーで共溶出される化合物やバックグラウンドの干渉から各成分のスペクトルが識別できるため、すべての成分におけるMSスペクトルが視覚的に明瞭になり、確信できる化合物の特性解析を行うことができます。

UNIFI 科学情報システムソフトウェア
UNIFI(R) 科学情報システム (バージョン 1.8) は、ラボの生産性を高めることを目的とした機能を備えた新発売のソフトウェアです。本ソフトウェアについての発表はUNIFI で完全サポートされるウォーターズの初の質量分析計である Vion(TM) IMS QTof 質量分析計の発表と同時に行われました。

今回発売される UNIFI ソフトウェアの新しい機能は、以下のとおりです:Vion IMS QTof MS システムのサポート、大気圧ガスクロマトグラフィー (APGC)のコントロール、Tof-MRMの サポート、 CCS(衝突断面積)データのサポート、および Tof 定量および定性ワークフローなど、これらの機能により、1 つのソフトウェアで包括的なソリューションが得られます。

iKnife サンプリング機能搭載REIMS 研究システム  
サンプルのダイレクトイオン化と高性能飛行時間型質量分析計、および強力で直感的に使用できるソフトウェアを組み合わせることで、iKnife(TM) サンプリング機能搭載Rapid Evaporative Ionization Mass Spectrometry(TM) (REIMS(TM)) 研究システム では、サンプル前処理とクロマトグラフィー分離が不要となり、食品、微生物、および組織の分析を行う研究者はほぼ瞬時にデータ取得を行うことができます。

ウォーターズの iKnife サンプリング機能搭載REIMS 研究システム を使用することで、サンプルを迅速で簡単に識別し、特異的な特徴を高い信頼性で特定することができるため、調査対象の化学的システムや生物学的システムをより深く洞察することができます。REIMS では、サンプルを短時間に直接加熱することでサンプル特有の化学情報が多く含まれた蒸気を生成します。この蒸気は質量分析計 (Xevo(R) G2-XS QTof または SYNAPT(R) G2-Si HDMS) に直接取り込まれ、そこで飛行時間型質量分析により化合物の分析が行われます。

「この新しいシステムにより、REIMS テクノロジーは食品偽装や不純物添加の調査など、重要な分野で研究するより多くの科学者に使われるようになり、これらの分野に革新的な影響をもたらすことを期待しています」とウォーターズ の Mass Spectrometry Operations 担当 Vice President である Brian Smith は述べています。

Oasis PRiME HLB
Oasis PRiME HLB リンクは、LC 分析や LC-MS 分析においてより純度の高いサンプルをより短時間でより簡単に得ることができる、今までに類を見ない次世代の固相抽出 (SPE) 製品です。LC や LC-MS で一貫した再現性のある結果が得られるようにするため、Oasis PRiME HLB カートリッジとマルチウェルプレートにより、抽出プロトコールは簡略化および高速化されています。これによってラボでは、他の抽出技術を用いたサンプル前処理よりもサンプル処理時間を最大 40% 短縮し、LC-MS マトリックス効果を低減してサンプル純度を70% 以上高めることができます。Oasis PRiME HLB 固相抽出製品は、世界中ですみやかに販売が開始されます。

「LC や LC-MS を使ってバイオアナリシス、食品分析、または法医学薬毒物スクリーニングのいずれを行っていたとしても、高品質な分析結果を得る上で重要なのはサンプルの純度が高いことであり、これ以上に重要なことは他にほとんどありません。これが、現代の研究者がサンプル前処理プロトコールに簡潔さ、スピード、そして高純度のサンプル溶液という 3 点を求める理由です」と、ウォーターズの Consumables Business Unit 担当 Vice President である Mike Yelle は述べています。「タンパク質、脂肪または脂質が含まれたサンプルを扱う研究者にとって、Oasis PRiME HLB はこれら 3 つの要件をすべて満たした、固相抽出のゴールドスタンダードです。」

HILIC ベース糖タンパク質分析用カラム
新規 ACQUITY UPLC(R) Gloycoprotein BEH Amideカラム (300A、1.7um) により、開発中の治療用タンパク質について糖鎖分子がどこに位置するかをより明確に把握することができます。タンパク質構造内の糖鎖の正確な位置を特定することは、安全で有効なバイオ医薬品(タンパク質製剤)を提供する上で欠かせません。

新規の特許出願中の ACQUITY UPLC BEH Amideテクノロジー  は、インタクトタンパク質、フラグメントやペプチドレベルで糖鎖に関して再現性の高いクロマトグラフィーや質量情報を得る上で役に立ちます。ウォーターズの ACQUITY UPLC システムで使用するためにデザインされたこの新規糖タンパク質分析用カラムでは、MS検出 に対応した HILIC 分離を用いて、これまでにない分離能を達成できます。これにより、様々な糖タンパク質や糖ペプチドを分離し、タンパク質内で N結合型糖鎖と O結合型糖鎖がどこに位置しているかを特定し、糖鎖の修飾とパターンをより明確に把握することができます。これらの機能を質量分析と組み合わせることで、これまでよりもはるかに多くの糖タンパク質構造に関する情報を得ることができます。

「ウォーターズは、バイオ医薬品分野のお客様が従来の糖鎖解析ワークフローで遭遇する問題の解決をサポートするために、糖鎖分析の革新的ソリューションをリードしてきました。新しい ACQUITY UPLC Glycoprotein BEH Amideカラムは、特性解析用の Waters UNIFI(R) バイオ医薬品プラットホーム リンクや、当社最新製品であるGlycoWorks(TM) RapiFluor-MS(TM) N-Glycan リンク サンプル前処理キットなどの市場をリードする革新的なテクノロジーシリーズに加わりました」と、Waters の Consumable Business Unit 担当 Vice President である Mike Yelle は述べました。

ウォーターズコーポレーションについて (www.waters.com リンク

ウォーターズコーポレーション(NYSE:WAT)は、50年間、未来につながる実用性の高い科学的新技術を提供することによって、研究開発に携わる企業や専門機関の事業の成功に寄与し、世界中の電気・電子・化学材料、ヘルスケア、環境問題の改善、食の安全、水質管理の分野発展に貢献しています。

ウォーターズは、分離分析科学、ラボ情報管理、質量分析、および熱分析製品のパイオニアとして、お客様の確かな事業の成功のために、革新的な技術とラボ向けソリューションを提供いたします。

2014年には19.9億ドルの売上を達成したウォーターズは、世界中のお客様の科学的探究と成功を支援しています。

この記事に関するお問い合わせ先  

日本ウォーターズ株式会社
担当:福田 真樹、長谷川 千寿子
TEL :03-3471-7982
FAX :03-3471-7215



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