ISDN変換アダプタ「CA-7110」を7月より販売開始

ISDN端末をそのままIP網へ移行可能

セイコーソリューションズ株式会社(代表取締役社長: 山本 隆章、本社: 千葉市美浜区中瀬1-8、TEL: 043-273-3111)は、利用中のISDN(※1)端末や設定を変更することなく、通信サービスをIP網へ移行するISDN変換アダプタ「CA-7110」を開発し、2015年7月より販売開始いたします。


 ISDNサービスは、1988年のサービス開始以来様々な企業の情報システムを支えてきましたが、2020年から徐々に廃止される予定(※2)とされています。一方で、金融・決済サービスや遠隔監視サービス等においては、ISDNのパケット通信サービス(※3)や回線交換サービス(※4)が数多く利用されており、通信サービスを変更することはシステム全体への影響が大きいため、移行は容易ではありません。


 今回発売するISDN変換アダプタ「CA-7110」は、既存ISDN端末とIP網の間に設置することで、ISDNからIP網への移行を可能にするネットワーク製品です。
 「CA-7110」はISDN変換アダプタの基本モデルとして発売し、今後は機能や接続拠点数に応じた拡張モデルのラインアップ追加を予定しています。


【ISDN変換アダプタ CA-7110の主な特長】

(1)ISDN網インターフェースとして、I.430(S/T点)を1ポート搭載し、簡易なISDN交換機相当の機能を実装。既存のISDN端末の設定を変えることなく本装置に接続することができます。

(2)LAN側インターフェースとして、10BASE-T/100BASE-TXを1ポート搭載します。
(AutoMDI/MDI-X対応)

(3)ISDN端末から受信したデータは、弊社独自仕様によってIPデータにカプセル化して伝送します。

(4)ISDNデータとして、Dチャネルパケット(VC)と、Bチャネル回線交換に対応します。

(5)外形 W160㎜×H30㎜×D130㎜、重量 約1kg、縦置/横置/壁付対応


 本製品は、2015年6月10日(水)~12日(金)の3日間、幕張メッセにて開催される「Interop Tokyo 2015」のセイコーソリューションズブースにて展示いたします。


 セイコーソリューションズは、ISDNやダイアルアップ接続に対応したリモートアクセスサーバ「NS-2484シリーズ」や、レガシープロトコルをIP環境で利用するマルチプロトコルコンバータ「USTシリーズ」など、レガシーサービスに対応する様々な製品を展開しています。「CA-7110」は、これまでの豊富なレガシーサービス対応製品の経験をもとに、ISDNからIP網へスムーズに移行させることを目的として開発した製品です。
今後も通信環境に最適な独自の通信機器を提供していきます。


【希望小売価格】 オープンプライス

【出荷時期】 2015年7月(予定)

【初年度販売目標】  5万台


※ USTはセイコーソリューションズ株式会社の登録商標です。
※ INSは日本電信電話株式会社の登録商標です。
※ その他、本文中に記載されている会社名、製品名などは、各社の商標または登録商標です。

このプレスリリースの付帯情報

ISDN変換アダプタ「CA-7110」

(画像をクリックすると拡大画像をご覧いただけます。)

用語解説

※1)ISDN
 Integrated Services Digital Networkの略。国内では、1988年に日本電信電話株式会社(当時)が「INSネット64」の商標でサービス開始。

※2)2020年から徐々に廃止されていく予定
2010年11月2日 東日本電信電話株式会社及び西日本電話株式会社発表の「PSTNのマイグレーションについて 概括的展望」の記載による。

※3)パケット通信サービス
X.25プロトコルを利用しISDNサービス上のBチャネルとDチャネルを利用して同時に複数の端末と接続可能なため、センターエンド型のシステムに適している。

※4)回線交換サービス
ISDNサービス上のBチャネルを占有して行う交換方式の通信サービス。

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お問い合わせにつきましては発表元企業までお願いいたします。

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