伝統工芸×ECの新しいあり方を模索する、甲州手彫り印章の伝統工芸士「遅澤流水」の手彫り印鑑の通販サイトが楽天でオープン。

株式会社岡田商会 2015年04月16日 16時22分
From PR TIMES

印章文化を支える職人を、ECの力で応援したい。「売り手よし、買い手よし、世間よし」大阪のハンコ屋が目指す「三方よし」の商売とは。

伝統工芸品の手彫り印章の通販サイトがオープンした。「ECの力で作り手の職人に光をあてる」ことを目指し、サイトでは動画や作品集を見て楽しめるようにすることで手彫りのライブ感やハンコの奥深さ、職人の技術の素晴らしさが感じられる工夫がなされている。楽天市場では珍しい、職人を前面に押し出したこのサイトを制作した意図はどのようなところにあるのだろうか。



伝統工芸をECの力で全国に広めたいー。

大阪でハンコの製造・ECサイト運営を行なう株式会社岡田商会(本社:大阪府大阪市、代表取締役:岡山嘉彦、以下岡田商会)が、そんな取り組みを開始した。オープンしたのは甲州手彫り印章の伝統工芸士の名前を冠した手彫り印鑑の通販サイトだ。

「手彫り印鑑職人 伝統工芸士遅澤流水」
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遅澤は印章技術競技会で労働大臣賞(当時)を獲得した経歴を持つ生粋の手彫り職人だ。そして遅澤の父もまた、数々の弟子を持った知る人ぞ知るハンコ職人であり、親子二代にわたって山梨で印章文化を支えている。

岡田商会のEC事業部のスタッフが、知り合いの紹介で伝統工芸士の遅澤のもとを訪ねた際、その高度な印章制作技術に衝撃を受けたことがEC化のきっかけだ。ハンコはもともと山梨の地場産業であったが、時代とともに衰退し、最近ではその事実を知る人も少なくなった。ただ山梨には遅澤のように、長きにわたり研鑽を重ねてきた高い技術を持つ職人が多く残っている。そこにスポットライトをあてることで、素晴らしい作品を生み出すハンコ職人に光をあてたいー。そういう想いで立ち上げたのがこのECサイトだ。

新しいECサイトのPCページでは遅澤の彫刻風景が背景動画として流れるようにした。また伝統工芸品の手彫り印章という昔ながらの商材でありながら、新しい技術を取り入れたスタイリッシュなサイトに仕上げることにより、若者にも受け入れられやすい現代的で洗練されたイメージとした。

サイトの作品紹介コーナーには密刻(みっこく)と呼ばれる精密彫刻や干支、七福神のハンコなどもあり、ハンコの奥深さを楽しみながら職人の技術の高さを感じられるようにした。実際に遅澤の手彫り印鑑を購入した顧客は、その印影の美しさに惹かれファンになる人も多い。

たとえ認め印であっても、ハンコを捺すことには責任が伴う。ハンコは大人としての責任の象徴とも言えるのではないだろうか。捺すたびにしっかりとした重みを感じられる印鑑を—。今では機械彫りが主流となっているが、本来の製法である「手彫り」にこだわるのにはそのような理由もある。

運営元の岡田商会では「PCだけでなく、スマホやタブレットの普及で、日本中、世界中の商品からいつでもどこでも本当に自分が求めるモノを探すことができる時代になった。価値のあるモノを求める本物志向のお客様はますます増えて行き、そのニーズを満足できる本質的な価値を持つ商品はその存在意義を高めていくと考えている。われわれはハンコを得意とするが、伝統工芸品を生み出す高度な技術はそんな時代のニーズにマッチするのではないかと考えた。ECの力で伝統工芸の本質的な価値を、職人というフィルターを通し、やがては世界に伝えることも可能だ。本物を求める顧客と引き合わせることで職人もやり甲斐や誇りを感じることができる。伝統工芸の価値が認められ、職人の世界に憧れる若者が増えることで後継者問題の改善につながればなおうれしい。」としている。

上記サイトで販売する印鑑は、最も高価なものでは30万を超える価格の商品もある。初年度は1000万円の売上げ目標を見込む。

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プレスリリース提供:PRTIMES リンク

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