アデランス、『Dell Precision(TM) T1700』を全国店舗に594台導入

オーダーメイドウィッグ作製のデジタル/3D化でコスト削減と作業効率化を行い、顧客満足度向上を実現

デル株式会社 (本社:神奈川県川崎市、代表取締役社長 郡 信一郎、以下、デル) は、株式会社アデランス (本社:東京都新宿区、代表取締役会長兼社長 根本 信男、以下、アデランス) が、デルの『Dell Precision(TM) T1700』を594台導入し、全国11ブロックの店舗に展開したことを発表します。

アデランスは、1968年の創業以来、国内のリーディングカンパニーとして総合毛髪関連事業の発展に貢献しており、最先端の技術力と高い品質で世界的に高い評価を得ています。男性向け「ADERANS」、女性向け「レディスアデランス」をはじめとするヘアブランドを中心に、ウィッグの製造販売、育毛・増毛サービス、ヘアトランスプラントなど、毛髪関連の事業をグローバルに展開しています。

同社は、IT による電子化やペーパーレスに取り組み、顧客サービス向上のために情報を活用することを戦略的に行っています。そのような取り組みの中で、最も大きなチャレンジとなっていたのは、オーダーメイドウィッグ作製のデジタル化および3D 化でした。アデランスは、オーダーメイドウィッグ作製用の3D型取りシステム「ADERANS M3D」(以下、M3D)を開発し、全国の店舗に順次導入することで、顧客サービスの向上とコスト削減を期待していました。

M3Dを使って3Dデータをスムーズに操作できる高性能なワークステーションを求めていたアデランスでは、複数のハードウェアメーカーのワークステーションを検討し、最終的に『Dell Precision T1700』を導入しました。『Dell Precision T1700』を選択した最も大きな理由として、アデランスでは、最適なスペックを選択してもパフォーマンスチューニングする必要がないことを評価しています。『Dell Precision T1700』は、推奨スペックがワンパッケージで提供されるため、設定やチューニングが必要なく、素早い展開が可能で安定した運用を実現することができ、全国141 店舗での導入を実践しなければいけない、システム担当の負荷を大幅に削減しました。

「3D型取りシステムを支えるワークステーションとして採用した『Dell Precision T1700』は、設定やパフォーマンスチューニングが必要なく、デルの素早い対応で調達や保守についても信頼できることが最も大きな理由です」と、株式会社アデランス 情報システム部 課長 宮崎 洋和 氏は述べています。

また、『Dell Precision T1700』とM3Dの導入により実現したデジタル化、3D化により、現場作業における時間削減や効率化を実現しています。例えば、手作業によって頭部を型取りしていた工程を、レーザースキャンにより3Dデータ化することで、フィッター自体の製作に対する作業時間を1/3に短縮、3日間程かかっていたフィッターの輸送期間はゼロ日となりました。また、フィッターの製作コストや海外製作工場への物理的な輸送が省略されるため、コスト削減にも寄与しています。これらの導入効果は素早い顧客サービスへとつながることで、顧客満足度の向上も実現しており、詳細は以下の通りです。


導入効果

1. 推奨スペックがワンパッケージで提供されるため、設定やチューニングが必要なく、素早い展開が可能で、安定した運用を実現 - 全国141 店舗での導入を実践しなければいけないシステム担当の負荷を大幅に削減

2. 顧客を待たすことなく、従来の手作業の約1/3の時間で頭部の型取りを実現 - 従来フィッターを頭部にフィットさせて手作業で行っていた型取りを、『Dell Precision T1700』とM3Dの導入により、頭部形状をレーザースキャンで3D化し、作業時間を1/3に短縮

3. 型取りしたフィッターの海外拠点への輸送期間がゼロ日に ― フィッターを物理的に海外生産拠点におくるためにかかっていた3日間程かかっていた輸送期間をゼロ日に短縮。早期納入を求める要望にも応えられることで、顧客サービスの向上にも寄与

4. フィッタースキャンのデジタル化により輸送コストを大幅に削減 ― 従来航空便などでタイやフィリピンの海外生産工場に送っていたフィッターを、データで送信することで、フィッター自体の製作コストに加え、輸送コストを大幅削減

5. データを全国の店舗で情報共有でき、情報活用による顧客サービス向上を実現 ― 作業のデジタル化により、データを全国の店舗で情報共有できるようになり、情報活用による顧客サービスの向上を実現


3Dに強いワークステーションを全国の店舗に展開し、高品質なオーダーメイドウィッグを短い作製期間で提供することで顧客満足度の向上とコスト削減を実現していくアデランスは、今後もグローバルでのシステム展開や、より効率化に向けた最新のインフラやクラウドを導入し、時代に合ったチャレンジを続けます。同社が業界のリーディングカンパニーとしての地位を維持し続けるよう、デルはインフラやテクノロジーでこれからも大きく寄与していきます。


導入されているシステム

Dell Precision T1700 ミニタワー型 (169台) - インテル(R) Xeon(R) プロセッサー搭載の高い安定性で、3Dグラフィックスのスムーズな操作を可能とする高性能でコストパフォーマンスが高いコンパクトサイズのワークステーション。アデランスが採用した3Dデータを取り込む専用のキャプチャカードがフルサイズであるため、ミニタワー型を全国の店舗に169 台導入。

Dell Precision T1700 スモールフォームファクタ型 (425台) - 日本市場からの要望を受けて開発された、ミニタワー型と同スペックで、さらに省スペース性を確保したスモールフォームファクタ (SFF) モデル。型取りしたデータにカウンセラーが詳細スペックをスケッチするほか、通常業務で利用するPCとして、各店舗に複数台ずつ設置し、全国で合計425台を導入。


株式会社アデランス様の事例詳細につきましては、以下をご参照ください。

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Dell Precision T1700については以下をご参照ください。

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Dell Precisionシリーズについては以下をご参照ください。

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■ DELL ロゴは、米国 Dell Inc. の商標または登録商標です。

■その他の社名および製品名は、各社の商標または登録商標です。

■記載内容は、2015年3月30日時点のものです。

プレスリリース提供:PRTIMES リンク

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