PTCがPTC Mathcad Prime 3.1を発表

PTC Creo 3.0との拡張連携機能を含む最新版をリリース

【2015年 3月23日】PTC(本社:米国マサチューセッツ州、Nasdaq: PTC、社長兼CEO:ジェームス(ジム)・E・へプルマン)の日本法人であるPTCジャパン株式会社(本社:東京都新宿区、代表取締役社長:桑原 宏昭)は、本日、重要な計算や設計意図を分析、計算、ドキュメント化し、共有するための技術計算ソフトウェアソリューションであるPTC Mathcad Prime(R) 3.1をリリースしたとの米PTCの発表を明らかにしました。新バージョンでは、技術計算と、PTC Creo(R) 3.0および他社製ツールを含むアプリケーションやプロセスとの連携をさらに拡張しています。

PTC Creoとの連携が拡張されたこの機能は、PTC Mathcad Prime 3.1のワークシートを部品またはアセンブリ単位で直接CADモデルに埋め込むことを可能にしました。ワークシートを埋め込むことで、モデルとともに自動的に維持される設計意図の記録がさらに改善され、計算結果を用いてPTC Creoのジオメトリモデルを駆動し、PTC CreoのパラメータをPTC Mathcad(R) の計算入力値として利用することができます。強力な機能を有するデジタルエンジニアリングノートとして、この新たな機能は、設計ナレッジや設計意図を、PTC Creo 3.0のモデル内ですばやく簡単にドキュメント化します。

製品設計開発の受託サービスを提供するPTC代理店でもあるボストン・エンジニアリング社は、長年にわたるPTC Mathcadユーザーであり、設計仕様から技術計算までの製品開発ライフサイクル全体にわたりPTC Mathcadを活用しています。既存のCADモデルから新たなバージョンやモデルを作成する際、以前は計算ファイルを更新し、新たな製品に紐づける必要がありましたが、PTC Mathcad Prime 3.1の活用により、ワークシートをPTC Creoモデルに部品またはアセンブリ単位で直接埋め込むことが可能になりました。それがモデルの一部となり、部品やファイルから利用されるリビジョンの一部として記録されます。

ボストン・エンジニアリング社 アドバンスト・システムズ・グループ(ASG)のマイク・コンリー(Mike Conry)氏は「開発中の部品やアセンブリと、計算内容とのリンクができることは、2つの全く異なるファイルの管理工数が不要になるため、極めて有益です」と述べています。

さらに、PTC Mathcad Prime 3.1では、設計者および設計チームが重要な設計や技術的なナレッジを記録し、意思疎通するためのシングルソリューションを目指した新たな機能が盛り込まれています。

● API: PTC Mathcad Prime 3.1 と、他のCADツール、設計ソフトウェア、解析ツール、PDMシステム等の様々なアプリケーションとの連携
● 大規模データの扱い: 解析対象データはすべての物理メモリを活用。システム上の上限(2GB)なし
● ワークシートテンプレートライブラリ: メカ、エレキ、土木・構造物、化学、応用数学、教育分野で700を超えるテンプレートを用意
● 他のツールとの連携: Prode(C) (物性)、CoolProp(C) (流体特性)との連携、HDF5ファイルの読み書き、ODBC対応データベースへの読み書き、マトリクスをC++コードにエクスポート

PTC Mathcad担当シニアディレクターのブレント・エドモンズ(Brent Edmonds)は「PTC Mathcad Prime 3.1の提供開始を非常に喜ばしく思います。本バージョンでは、重要な技術計算や設計意図を簡単かつコスト効率よく共有できるソリューションの提供を目指しました。設計変更ごとに発生する計算ファイルの更新やリンク付けに要する時間を、効率的に削減することができます。PTC Mathcad Prime 3.1では、新たなプロジェクトの設定時にかかる従来の時間とコストをユーザーに還元します」と述べています。

■ リリース予定
PTC Mathcad 3.1 は既に提供を開始しています。詳細およびダウンロードは、以下をご覧ください。
リンク
* PTC Creoとの連携機能をすべて利用するためには、PTC Creo 3.0 M030またはそれ以降が必要です。

<関連情報>
- PTC Mathcad Prime 3.1 画像とキャプション
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- PTC Mathcad Prime 3.1 リソースセンター
リンク 
- PTC Mathcad Expressについて
リンク 
- PTC Mathcad Prime 3.1の新機能について
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【PTCについて】
PTC(本社:マサチューセッツ州、Nasdaq: PTC)は、製造業における継続的な製品とサービスの優位性(Product and Service Advantage)の実現を可能にします。PTCのテクノロジーソリューションは、インターネット接続された高度な情報処理能力を持つスマートな世界を見据え、お客様の製品開発、運用、サービスの変革を製品ライフサイクル全体にわたり促進します。1985年に設立されたPTCは、世界各国に約6,000名の従業員を有し、グローバル規模で分散化し急速に変化する製造業界に携わる28,000社を超える顧客企業を支援しています。

【PTCジャパンについて】
米PTCの日本法人(本社:東京都新宿区)。CAD、製品ライフサイクル管理 (PLM)、アプリケーションライフサイクル管理 (ALM)、サプライチェーン管理 (SCM)、サービスライフサイクル管理 (SLM) 、モノのインターネット (IoT) の各テクノロジーソリューションにより、製造業における顧客企業を支援。拡張性と相互運用性に優れた製品設計ソフトウェア群の PTC Creo、製品とサービスのライフサイクル全体にわたる製品コンテンツと業務プロセス一元管理のPTC Windchill、ソフトウェア要件管理/変更・構成管理/テスト管理/実装管理のPTC Integrity、モデルベースシステムズエンジニアリング(MBSE) のPTC Atego、技術情報の作成・管理・提供を合理化するダイナミックパブリッシングシステムの PTC Arbortext、技術情報/サービスナレッジ管理/補修部品管理/保証・契約管理/フィールドサービス管理/サービス物流管理のPTC Servigistics、工学技術計算の設計と文書化を同時に行える PTC Mathcad、IoTアプリケーションプラットフォームのThingWorx、安全なクラウド接続を提供するPTC Axeda、といった革新的なソフトウェア製品と、製品開発業務プロセス改革コンサルティング、製品教育サービス、テクニカルサポートを提供しています。
1992年3月設立。国内4事業拠点。Webサイト: リンク

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* PTCの社名、ロゴマークおよびCreo、Mathcad、Mathcad PrimeなどすべてのPTC製品の名称およびロゴマークは、PTC Inc.(米国および他国の子会社を含む)の商標または登録商標です。その他、記載している会社名、製品名は、各社の商標または登録商標です。

以上

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