ロシアのUlmartが来年上場に向けて取引所探しに着手

Ulmart 2015年03月05日 15時15分
From 共同通信PRワイヤー

ロシアのUlmartが来年上場に向けて取引所探しに着手

AsiaNet 59713(0328)

【モスクワ2015年3月5日PRN=共同通信JBN】ロシアの大手eコマース企業Ulmartの最高幹部が今週、世界をリードする証券取引所であるニューヨーク証券取引所とナスダック株式市場の代表と会うためにニューヨークを訪れる。

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2016年の早い時期に株式上場を予定するUlmartにとって、どの取引所が最もふさわしいかを決めることが訪問の目的。数カ月以内にロンドンと香港の両取引所も訪問する。結果の発表は9月中下旬を目指している。

Ulmartの幹部はモスクワ証券取引所へは昨年11月に足を運んだ。同社は2カ所の取引所への同時上場も検討している。

Alibaba(阿里巴巴)とJD.com(京東商城)など主要eコマース企業は上場先として、香港やロンドンよりも米国を選んだが、Ulmartとしては米市場に上場するとは決めていない。

Ulmart株式の過半数を保有する同社のドミトリー・コスティギン会長はこう分析する。「どこへ上場するかは、企業価値の評価が大きくものを言う。売上高の数倍といった高い評価なら、ロンドンが良いと思う。欧州大陸の投資家は大型上場に積極的な傾向があるからだ。売上高以下という低い評価の場合は、小規模上場でも受けが良い米国になるだろう」

ロシア経済は回復が鈍く、地政学的状況も緊迫している。しかしウクライナでは緩衝地帯が再び設定され、多くの投資家がロシア株式を買い戻している。ほかの株式市場は高くなりすぎており、ロシアは欧州連合(EU)の多くの国と比べると、マクロ経済状況がかなり安定しているためだ。

Ulmartの広報・投資家担当のブライアン・キーン氏は「小売りは長い競争だ。eコマースはもっと長く、ロシアははるかに長く平穏だ。現在起きていることで、この3つが消滅することはない。石油価格は反発し、ロシアとウクライナの紛争は沈静化する。新興市場としてのロシアを目指す足の速い資金は、良い投資先を見つけるだろう。折しもUlmartの株式会社化はベスト投資案件で、その株式上場はeコマース業界で次のビッグイベントになる」とコメントした。

今回の株式上場は第1弾で、最大15億ドルの資金調達を目指す。Ulmartは3階建てのフルフィルメント・センターのインフラを100万平方メートル拡大することを計画している。

ソース:Ulmart

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