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タイの新車販売台数、2015年に国内需要増大で前年比9.8%で成長、95万台に到達へ

フロスト&サリバンは2015年のタイ自動車市場に関する予測をまとめました。フロスト&サリバンの新たな調査分析「2015年 タイ自動車市場の展望」によると、2015年には国内需要の回復に伴い、タイの新車販売台数(乗用車・商用車含む)は前年比9.8%増の95万台に成長する見通しとなっています。

「タイ経済は今後5年間でGDP年平均成長率5%で成長する見通しとなっています。自動車市場の成長は主に国内需要の増加によって促進され、特にインフラへの投資や個人消費の伸びによって促進されるだろう。また、政府による支出や刺激策の成果が、2015年後半から見られる見通しとなっている。これらの要素が自動車需要を促進し、短中期的に継続した成長を見せるだろう」と、フロスト&サリバン自動車・交通運輸部門バイスプレジデント、ビベック・バイダは述べています。

2015年にはタイにおける中所得者層の拡大による所得の増大で購買力が高まるため、自動車販売台数の増加が促進される見通しです。また、自動車に向けた消費者マインドは、引き続き2015年上半期に改善する見通しとなっています。2016年にピックアップトラックの価格が上昇するという認識が消費者間で存在することから、2015年にピックアップトラックの販売台数の若干増加も見込まれています。

タイにおけるインフラ投資は、経済活性化と長期にわたる成長持続に必須の要素となります。2015年から2022年の8年間での3兆3,000億バーツ相当のインフラ開発プロジェクトは内閣に承認され、自動車販売台数の今後の成長に貢献することが期待されています。また、タイ自動車産業に向けた投資は、同国のASEAN(東南アジア諸国連合)における自動車製造ハブとしてのポジションを強化し、低燃費車のグローバル生産拠点となることが期待されます。

タイは総額1,390億バーツ相当の第二期エコカー政策を打ち出し、第一期エコカー政策での1年につき50万台のエコカー生産にくわえて、自動車メーカー10社によってさらに158万台のエコカー生産が予定されています。しかし、不安定なグローバル経済や国内消費の冷え込みがタイ経済に大きな影響を及ぼすことが予想され、タイ自動車市場は2015年に新たな課題に直面することも予測されます。

バイダは、今後5年間でタイの自動車市場は次の5つの要素で形成されると話します。「第二期エコカー政策は、タイ自動車市場の成長を促進し、ASEANにおける自動車生産拠点としての存在を確立するだろう。また、次世代の自由貿易協定(FTA)は貿易の障壁を下げ、グローバルサプライチェーンとのより良い統合が実現することになるだろう。タイのメコン地域との統合は、CLMV(カンボジア・ラオス・ミャンマー・ベトナム)へのアクセスポイントを提供し、莫大なマーケットポテンシャルが生み出されるだろう。そして、ASEAN自動車市場でトップシェアを占めるインドネシアとの競争も予想される。」

さらに、2015年末までに発足予定のASEAN経済共同体(AEC)により、ASEAN市場参入と同地域への労働力の移動が期待されます。

2014年のタイ自動車市場については、国内の政治的混乱や経済の停滞によって、新車販売台数(乗用車、商用車を含む)は前年比34.6%減の約87万台に留まり、消費者マインドの下落も販売台数の抑制につながりました。

また、2014年のASEAN自動車市場全体においては、マレーシアや他のASEAN地域における自動車市場は成長を遂げた一方で、タイおよびインドネシアにおける新車販売台数は2013年よりも減少しました。2014年のASEAN自動車市場全体における新車販売台数(乗用車、商用車含む)は、前年比9.4%減の322万台に留まる結果となりました。



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