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「和食の保護・継承を考える 三世代意見交換会」~全国四会場の様子をYouTubeにて18日より配信開始~

農林水産省 2015年02月18日 16時15分
From 共同通信PRワイヤー

平成27年2月18日

「和食」の保護・継承環境整備事業 広報事務局

ユネスコ無形文化遺産「和食」の保護・継承について
祖母、母親、若者等がそれぞれの意見を発信!!
「和食の保護・継承を考える 三世代意見交換会」
~全国四会場の様子をYouTubeにて18日より配信開始~

 農林水産省では、ユネスコ無形文化遺産に登録された「和食」について、今後、本格的な保護・継承に取組むにあたり、昨年、「和食」の保護・継承に向けた検討会を立ち上げたところです。
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 本検討の課題点を明確化するため、今般、特に、次代の食を担う母親や若者等から、日常的に「和食」と“どのように接触しているか”“どう考えているのか”等、食生活の実態に即したそれぞれの視点から、「和食」の保護・継承についての意見交換会を、全国四か所(山形県、栃木県、神奈川県、長崎県)にて実施しました。
 ※2月18日(水)より、下記サイトで各会場の映像をYouTubeにて配信いたします。
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 各会場では、冒頭に農林水産省より、「和食」の保護・継承についての説明が行われました。「和食の保護・継承を考える 三世代意見交換会」について、「和食がユネスコ無形文化遺産のリストに登録されたことには、二面性がある。それだけの価値があると評価された反面、放っておくと遺産になってしまい、絶滅しかねないとも思う。私たちには、継承していく義務が課せられている。本日は、それぞれの世代に和食をどうやったら継承できるか、意見をうかがいたい」と、開会の言葉として述べました。
 料理試食会では、意見交換会の各実施地域に根付いた郷土料理を地域の方につくっていただき、地元在住の一般来場者の方々と試食を行いました。また、東京等で活躍するプロの料理人には地元食材をメイン食材として、自由な発想でオリジナル料理をつくっていただき、実際にそれぞれの料理を通じて議論を行っていただきました。
 意見交換会では、「和食の保護・継承について考える」をテーマに、各世代のそれぞれの視点からさまざまな意見が飛び交いました。

<意見交換会の結果>
◆皆さんが 「将来に伝えたい和食」とは?
【全体傾向】
○ 家庭で提供されるご飯、味噌汁、おかずという和食の基本的な献立に沿ったもの、食材の命等に感謝する心等将来に伝えたい「和食」として挙げる意見が多かった。
【地域別傾向】
○ 地方部では、地域の伝統行事に関連した行事食を挙げる意見が見られた。
○ 都市部、地方部を問わず、生産者や農業に関わったことのある者は、「和食」について具体的なイメージを明確に持っている傾向がうかがえた。
【世代別傾向】
○ 各世代を通じ、将来に伝えたい「和食」として、カレーやラーメンなどのカタカナ料理を挙げる者はいなかったが、そのような料理でも、例えば食材が全て地域のものを使っている場合にはどうかと質問した場合には回答に窮する場面があった。

◆「和食」をまもり、はぐくみ、伝えていく上で、重要な役割を果たすのは誰か?
【全体傾向】
○ 各地域、全世代を通して「和食」の保護・継承のためには、親(母親)が重要な役割を果たすと回答した者が多かった。
【地域別傾向】
○ 都市部、地方部で回答に顕著な違いは見られなかった。
【世代別傾向】
○ 年配の世代では、親(母親)に加えて、祖父母も加えた三世代で継承の取組をすべきと回答した例が見られた。
○ 若者世代でも比較的意識の高い者は、自ら次世代に継承していきたいと回答する例が見られた。

◆若い方に「和食の担い手(お手伝いしてみたいな)」と思っていただくにはどんなこと(キッカケ)があるとよいか?
【全体傾向】
○ 若者が「和食」を継承するきっかけとして、家庭や学校などで実際に和食を食べたり、作ってみる機会(実体験)があることを挙げる者が多かった。
○ 「和食」を継承する意義について、正面から回答した者は少なかったが、意見交換でのやり取りを通じ、和食は、洋食と比較して近寄りがたい、地味、難しい、外食単価が高いなどのイメージを持っている傾向がうかがえた。
【地域別傾向】
○ 都市部、地方部で回答に顕著な違いは見られなかった。

◆「和食が食べたい」「和食がフィットするシーン」とはどんな気持ちや状況の時か?
【全体傾向】
○ 和食が食べたくなる状況として、季節毎の行事や食材の旬に触れた時を挙げる意見が見られた。その他、洋食を食べ続けたり、海外での生活をするなど和食を食べない生活をしばらく継続した場合に和食が食べたくなるとの意見もあった。
【地域別傾向】
○ 地方部では、季節毎の行事や食材の旬に触れた時などを挙げる者が多く、都市部では、海外旅行など和食を食べない生活をしばらく継続した場合を挙げる者が多い傾向にあった。
【世代別傾向】
○ 若者世代では、家では洋食中心の生活をしているという者も見られたが、そのような者でも上記のような場合には「和食」が食べたいという意見を出した者が多かった。

◆家庭が担うべきことや子供・若者に対する取組として意味がある(効果的な)こと
【全体傾向】
○ 親子が一緒に和食を作る機会をつくることを効果的な継承の方法として挙げる者が多く見られた。また、三世代が参加して地域の伝統行事を行うこと等を挙げる者も見られた。
【地域別傾向】
○ 都市部、地方部に関わらず、農業に関わる者については、地域や学校で作った農産物を使うなど、食材の生産まで繋がった取組について発言する傾向があった。
【世代別傾向】
○ 年配世代では、自身の体験から一緒に和食を作る体験を効果的な方法として挙げる傾向が強かった。一方で、家庭で無理に手の込んだ和食を作る必要はないとの意見が多かった。
○ 母親世代では、仕事や家事で忙しいことを踏まえ、手間や時間がかからない料理・方法が重要であるとの意見を挙げる者が多かった。また、学校給食のメニューやこれを食べた子供の感想が家庭の食事を作る際の参考になっていることがうかがわれた。
○ 今回の意見交換会でプロの料理人が作った和食を体験することにより、若者世代は、和食に関する興味を持った、レシピが簡単であれば作ってみたいなどの回答をしており、和食の継承に向けた刺激になっている様子がうかがわれた。


<開催概要>
【日時/会場】
<神奈川> 2015年1月17日(土) 12:30~16:00 / クッキングサロン ハマッ子
<栃 木> 2015年1月18日(日) 12:30~16:00 / 道の駅 しもつけ
<山 形> 2015年1月23日(金) 14:00~16:30 / 鶴岡市総合保健福祉センター「にこふる」
<長 崎> 2015年1月23日(金) 16:00~19:30 / 学校法人鶴鳴学園 長崎女子短期大学

【内 容】
 (1)郷土食材を使った料理試食会
  ◇調理者
  ・年配世代 : 郷土料理について、下の世代に伝えている/伝えられている意識のある方
  ・プロの料理人:<神奈川>「銭屋」 藤井 敬洸氏
               「十月亭」 佐伯 修氏
          <栃 木> 「雄」 佐藤雄一氏
          <山 形> 「つきぢ田村」 成田 和茂氏
          <長 崎> 「いづもや」 岩本公宏氏
(2)意見交換会
 ◇参加者
  司会(現地ラジオ局アナウンサー)・料理人・現地在住者6名(※)・一般来場者20名程度
  ※郷土料理について、下の世代に伝えている/伝えられている意識がある方/ない方で、年配世代、主婦、若者世代、各3名ずつ

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