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モータ・ドライブ解析用オシロスコープ MDA800シリーズを発表

8チャンネル、12ビット高分解能オシロスコープ・プラットホームを活かした三相モータ・ドライブ向けモータ・ドライブ・アナライザ

テレダイン・レクロイ・ジャパン株式会社(東京都府中市、代表取締役社長:原 直)は、本日モータ・ドライブ・アナライザMDA800シリーズ発表いたしました。このアナライザは、定常状態における静的三相電力の計測、独自のアルゴリズムで実現した動的な三相電力の変動計測、モータの機械的出力の計測、および高性能組み込みコントローラのデバッグの役割をこれ1台で行うことができます。

このアナライザは、発売以来高い評価をいただいている8チャンネル・デジタル・オシロスコープHDO8000シリーズのプラットフォームを用いているので、8チャンネル入力(オプションで16チャンネルのデジタル入力を追加可能)、12ビットの高分解能、2.5GS/sの高速サンプリング、1GHzまでの広帯域、250Mポイントまでのロングメモリをそのまま継承しています。これに加えて、幅広い規格に適合するシリアル・デコード/トリガ・パッケージなどのソフトウェア・オプションや多様な電圧および電流プローブ群も利用することができます。

このアナライザは、モータ、モータ・ドライブ、可変周波数ドライブ、可変速ドライブ、産業オートメーション、モーション・コントロール機器などのメーカの設計エンジニアや生産技術エンジニアにお使いいただけるものと期待しています。モータを組み込んだ機器(自動車、電動工具、家電機器、エレベータ、扇風機、送風機、コンプレッサ、ポンプ等)の設計を行っているエンジニアはこのアナライザを使って独自の制御方法の検証ができるので、システム設計が迅速に行えます。もちろん、モータを用いない三相機器であっても、このアナライザは三相電力計測とデバッグに威力を発揮します。

【モータ・ドライブの検証/デバッグ能力】
モータ・ドライブ・システムは、三相パワー・エレクトロニクスとモータ機械出力のアナログ/デジタル・センサー、組み込みコントローラを含む複雑なシステムで、アナログ信号やデジタル信号、シリアル・データ信号およびPWM(パルス幅変調)信号やなど多様な信号が混在しています。従来の8ビットのデジタル・オシロスコープでは、高速の組み込みコントローラの信号やパワー・デバイスのスイッチング信号を捕捉することができます。パワーアナライザは、モータ・ドライブ・システムをブラックボックスとして入出力の電力および効率を計測する単機能の計測器で、信号波形の捕捉機能がないか、あっても組み込みコントローラやシステムのデバッグに用いるには能力が不足しています。
このアナライザの波形捕捉能力は、三相パワーエレクトロニクスの低速信号から個々のパワーデバイスのスイッチング信号、組込みコントローラの高速デジタル信号までを1台で同時に捕捉/解析ができるので、システムのデバッグをあらゆる角度から多角的に行えます。

【数値計測を超える新解析機能】
電圧、電流、電力(実効電力、皮相電力、無効電力)、位相、力率、効率などのさまざまな計測値が捕捉された電圧信号と電流信号から計算され、表形式で捕捉した信号波形とともに表示されます。これらの計測値は、パワー・アナライザで定常状態で計測されるものと相関が保たれています。
これに加えて、このアナライザでは、動的な動作においても解析が可能です。表形式で表示されたパラメータを選択することで、そのパラメータの1周期ごとの値の時間変動グラフを作成することができます。この生成されたグラフは同時に捕捉された他の信号と時間相関を持っているので、システムの動的な振る舞いの正確な把握と、デバッグに威力を発揮します。パワー・アナライザと相関のある静的なパラメータ値と同時に、動的な変動解析ができるのは従来になかったより新たな機能で、システムの振る舞いのより深い解析を可能にします。

【動的モータ・ドライブ解析】
このアナライザに搭載可能なロングメモリ(最大250Mポイント)を利用すると、今まで得られなかったモータ、モータ・ドライブ、三相パワーエレクトロニクスの動的応答解析を可能にします。例えば、10MS/sで25秒間に渡って信号を捕捉するlことができるので、ドライブの動的な振る舞い、スタートアップ時、負荷急変動時、制御不全時、パワーコンバータ不良などを完全に把握することができ、デバッグすることができます。フロントパネルのボタン一つで呼び出すことができるZoom+Gate機能は、デバッグに非常に有用です。この機能では、全ての電圧、電流、メカニカルセンサーやその他の信号を同時に拡大しますが、表形式で表示されたパラメータ計測値および1周期ごとに計測されたパラメータ変動グラフがその拡大範囲で計算されます。拡大率を変更したり、拡大範囲をスクロールすると、それに従いパラメータ計測値や変動グラフが更新されるので、不良の根本原因を突き止めるのに非常に有効です。

【直感的なユーザー・インタフェース】
このアナライザの設定メニューは各機能がグラフィカルに示され、直感的に設定できるように設計されており、ドライブの単相と三相の切り替え、多様な結線法の選択、ライン間/ライン-ライン変換機能の選択などの高度な設定も単純なミスを防ぐことができます。2電力計法を選択すると、8チャンネル入力を使ってドライブの入力と出力の電力を計測して入出力効率を求めることもできます。

【幅広いモータの機械出力センサーに適合】
このアナライザでは、アナログ/デジタル・タコメータ、ホールセンサー、直交エンコーダ(QEI)、レゾルバなどほぼ全ての速度、角度センサーに対応しています。さらにホールセンサーと直交エンコーダはオプションのデジタル入力を利用することができるので、アナログ入力を全てアナログ信号の捕捉に回すことができます。

【プローブ】
テレダイン・レクロイ社の標準パッシブ・プローブやアクティブ・プローブや電流プローブをパワーメジャメントに利用することができます。多くの場合、組込みコントローラや電力セクションのデバッグに用いるプローブがパワー・メジャメントの測定にも利用できるので、投資を抑えることができます。他の電圧/電流計測デバイス(電流トランス、電流センサ、ロゴスキーコイルなど)もこのアナライザで簡単に利用することができます。

【オーダー・インフォメーション】
製品名  仕様
MDA803  350MHz帯域 モータ・ドライブ・アナライザ、8ch、12ビット 425万円(税別)
MDA805  500MHz帯域 モータ・ドライブ・アナライザ、8ch、12ビット 468万円(税別)
MDA810  1GHz帯域 モータ・ドライブ・アナライザ、8ch、12ビット  511万円(税別)

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【Teledyne LeCroy Inc.について】
Teledyne LeCroy Inc. は最先端の高度な測定・解析が行える計測機器を製造、販売しています。Teledyne LeCroy Inc.が提供する高性能のデジタル・オシロスコープおよびシリアル・データ・アナライザ、多くの分野の電子設計技術者に幅広く利用されています。Teledyne LeCroy Inc.はニューヨーク州チェストナットリッジに本社を置いています。詳細については、ウェブサイト(リンク)をご参照ください。
なお、製品の仕様や発表内容は、予告なく変更されることがあります。

【この発表に関する問い合わせ先】
テレダイン・レクロイ・ジャパン株式会社
〒183-0006 東京都府中市緑町3-11-5
マーケティング・センター
Tel: 042-402-9400(代表) Fax: 042-402-9586
Email: contact.jp@teledynelecroy.com
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このプレスリリースの付帯情報

モータ・ドライブ・アナライザMDA800

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