立教大学、デスクトップ仮想化環境基盤に ピュア・ストレージ「FA-405」を導入

-高パフォーマンス重複排除によるデータ削減で、1/10のデータ圧縮を実現 デスクトップ起動時間は半減、ユーザビリティも大幅向上--

ピュア・ストレージ・ジャパン株式会社(日本法人:渋谷区桜丘町 代表取締役:山田秀樹)は、立教大学(所在地:東京都豊島区、総長:吉岡知哉)のデスクトップ仮想化環境の基盤として、ピュア・ストレージのオール・フラッシュ・ストレージアレイ製品「FA-405」を導入したことを発表します。本システム基盤は、主に大学関係者や学生向けのクライアントサービスの提供を目的に2013年3月に導入されたものです。そして今回のシステム刷新にあたり「FA-405」の導入を決定し、2014年7月からシステム構築が本格的に開始され、本年9月から稼働開始しました。

立教大学では「専門性に立つグローバル教養人」の育成を目指し、学生がICTを活用し幅広く知識を学び自らの学習に活かせるよう、ICT基盤の整備を進めてきました。学生が自由にコンピュータを活用し使いこなせるよう、2013年3月にデスクトップ仮想化環境を導入し、図書館や学内に点在するラーニングスペースなど、合わせて約450台の仮想デスクトップを運用し、高品質のサービスを提供していました。

しかし、利便性の高さから利用者が増加したことに加え、授業の合間の休憩時間中の調べ物や、資料の印刷のみに利用するなど短時間に多くの利用が集中する学生特有の利用形態により、ログイン・ログアウト回数が非常に多くなっていました。それに伴い、一人のユーザが仮想デスクトップを使用した後、前のユーザデータを消去するリフレッシュ処理回数や処理時間も必然的に増大し、ストレージI/Oへの負荷が高くなり、パフォーマンスが低下するなど、システムへの負荷増大による問題が顕在化してきました。
その結果、新たにデスクトップを起動するのに2分以上掛かってしまう、また、リフレッシュ処理が追いつかず新たなデスクトップを用意できなくなり、PCを使えないユーザが出てきてしまっただけでなく、大学側の技術者がその都度対応に追われるなどの事象が発生してきました。

このような状況を改善すべく、ストレージI/Oの負荷軽減とストレージ拡張に向け、2014年3月より新たなストレージ選定を進めることとなりました。
ストレージの選定にあたっては、単に現状のストレージ環境の拡張ではなく、既存環境のI/Oパフォーマンスの改善につながるシステム環境の整備が求められ、オール・フラッシュ・ストレージとSSDとHDDのハイブリット型を費用対効果の面で比較を行いました。コストだけを考えるとハイブリット型の方にもメリットがあったものの、ピュア・ストレージ製品はオール・フラッシュ・ストレージあるだけでなく、設計・運用をシンプルにできることがわかりました。また、事前の検証により、既存のVDI環境に加え新規導入分も考慮すると、600台の仮想デスクトップの運用に4万IOPSの性能が必要なのに対し、ピュア・ストレージであれば10万IOPSをカバーできることがわかり、2014年6月に「FA-405」の導入に至りました。

「FA-405」導入による主な効果は以下の通りです。
・/Oの高速化
授業の合間、休み時間など学生の利用が集中する高負荷時でも高いI/O処理性能を発揮。これにより、仮想デスクトップの起動時間を50%削減。また、リフレッシュ処理時間やマスター展開時間を大幅に短縮。

リフレッシュ処理が間に合わず、新たなデスクトップが用意できなくなる問題も解決し、運用上も大きな改善が見られた。

・運用効率の向上
リフレッシュ処理時間の短縮により夜間バッチ処理による運用を廃止し、必要に応じて都度実施可能に。夜間バッチが終了しない場合、新たなデスクトップ環境を用意できないなどの問題が解消され、サービス品質の向上と管理負荷の軽減を実現。

・高いデータ削減率
インライン重複排除および圧縮機能により、約10倍までデータ圧縮を実現。その結果、ストレージ収納ラックの占有スペースも従来14U使用していたが、8U 分のスペースを削減し、追加のラックスペースが不要となっただけでなく、空いたスペースを別の用途に活用しスペース利用効率を向上。

立教大学では、学生の利便性向上のため、現在学内設置のデバイスに限られているVDI環境を、大学にて保有している約800台の貸出用PCへも導入することや、学生が自分のPCやタブレット端末でも仮想化環境にアクセスできるシステムの構築も視野に入れています。
学生に最新のOSやICT基盤を提供することで、就職後もフレキシブルにICTを活用できる土台作りを目指しています。

なお、本システムは、当社販売パートナーであるユニアデックス株式会社の提案および検証支援によって選定・導入が決定しています。

・本システム導入・稼働に関するユニアデックス株式会社からのコメント
ユニアデックスは、ピュア・ストレージ社製品の高速な処理性能、データ重複排除・圧縮機能などの利点が、立教大学様の仮想デスクトップサービス基盤のパフォーマンスや運用面のさまざまな問題解決に最適と判断し、提案、構築を担当しました。
今回、導入いただいたシステムは、仮想デスクトップ基盤で同様の課題をもつユーザに有効と考えております。弊社は今後も、幅広いユーザ企業の課題解決に寄与して参ります。

ユニアデックス株式会社 取締役常務執行役員 東 常夫

立教大学について
立教大学は、1874年にアメリカ聖公会から派遣された宣教師、チャニング・ムーア・ウィリアムズが設立した「立教学校St.Paul’s School」を前身としています。西欧の伝統的リベラルアーツカレッジをモデルにした「キリスト教に基づく教育」を教育の中心に据え、日本における近代教育のさきがけとなりました。 創立者ウィリアムズの謙虚でひたむきな生涯を模範とした教育理念に基づき、単に競争社会で自らの能力を誇るような人間ではなく、人間の一生において欠くことのできない大切なものとは何かを探求し、すべての生命が尊ばれる社会の実現のために奉仕する人材を育てることを使命と考えています。

ピュア・ストレージについて
企業向けオール・フラッシュ・ストレージ・ベンダであるピュア・ストレージは、データセンターでのフラッシュの幅広い導入を可能にします。
従来のディスク型ストレージアレイと比較した場合、Pure Storage FlashArray製品は10倍高速かつ、スペース効率、電力効率も10倍優れています。価格の面でも、ディスク・ベースのギガバイトあたりの単価よりも安価に提供することが可能です。
Pure Storage FlashArray製品は、サーバー仮想化やデスクトップ仮想化(VDI)、データベース(OLTP、及びリアルタイム分析)、及びクラウド・コンピューティング等の高いパフォーマンスが必要な環境に最適です。

詳細情報は、www.purestorage.comにてご覧いただけます。
以下サイトでもピュア・ストレージに関する情報をご覧いただけます。

・Twitter: www.twitter.com/PureStorageJP (日本語)
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・ブログ: リンク (英語)
・YouTube: I Want Flash, All Night Long and You Know You Want Flash, Right?

Pure Storage 及び “P”ロゴマーク、 Purity Operating Environment, RAID-3D はピュア・ストレージの登録商標です。ピュア・ストレージは他社のマーク及び名前におけるあらゆる独占所有権を拒否します。本リリースにおける他の登録商標及び名称の所有権は所有者に属します。

■本件に関する報道関係者お問い合わせ先:
ピュア・ストレージ・ジャパン株式会社 広報担当 阿部 恵史
電話:03-5456-5699
E-mail:pr-japan@purestorage.com

ピュア・ストレージ・ジャパン株式会社 広報代理店
担当:小野寺、峰松、仙場
電話:03-3571-5236 FAX:03-3574-9364
E-mail:purestorage-pr@kyodo-pr.co.jp

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