UBPの2014年決算 純利益が前年比9%増加
AsiaNet 59287 (0109)
【ジュネーブ2015年1月28日PRN=共同通信JBN】
*Union Bancaire Privee(UBP SA、以下UBP)は27日、2014年の純利益が1億6500万スイスフランと前年比8.6%増加したと発表した
*運用資産は前年末時点から12.5%増えて987億スイスフランだった
*UBPは高度に安定して流動性のあるバランスシート(賃貸対照表)を維持している。自己資本(ティア1)率29%と、スイスで最も資本が充実している銀行のひとつである。
*67.1%のコスト対収入率で示されている通り、UBPは厳密なコスト管理を続けている
▽不安定な世界で有益な成果
UBPのギ・ド・ビチョット最高経営責任者(CEO)は「絶え間のない規制の変更という背景にもかかわらず、UBPは健全なコスト管理と成長する収入のおかげで、2014年に利益を増大した。顧客からの純資産流入は計45億スイスフランに達したが、それは顧客が高く評価する高収益商品と投資ソリューションを開発するわれわれの力量を反映している。ユーロ・キャップを廃棄しマイナス金利政策を強化するというスイス国立銀行(SNB)の最近の決定は、当社外貨収益に悪影響を与えるだろう。ゆえに、われわれは2015年の収益予測を検討し、調整要因を考慮せざるを得ない」と語った。
▽運用資産は12.5%増
2014年12月31日時点で運用資産は987億スイスフランだった。前会計年度に比べて12.5%増加したのは、上向きの市況とモナコのロイズ国際プライベートバンキング事業の統合、商業上多大の成功を収めた法人顧客部門の新規事業からの収益のおかげである。さらに、プライベートバンキング部門は、中東を含む成長市場から新たに大規模な資本流入があったため、運用資産を維持することができるとして分離した。
▽収益性向上
ことしの収益は、2013年末の6億9400万スイスフランから7億7400万スイスフランに増えた。純金利収入の増大および使用料・手数料の増大(それぞれ11.5%と12.4%)が寄与した。
同時に、UBPはコストに対する手綱を緩めず、連結コスト対収入率も67.1%に改善した。営業経費は9.5%増加して計5億2000万スイスフランになったが、抑制は可能である。そのためにまず、ロイズ国際プライベートバンキング事業の統合を完了して新モナコ支店を開設し、さらに、顧客の新たなニーズに向けた商品・サービス類を採用する投資ラウンドを加えなければならない。
UBPはこのようにして収益を増大した。グループの総収益は2億5500万スイスフランで前会計年度の2億1830万スイスフランから17%伸びた。連結純利益は計1億6500万スイスフランと8.6%上がった。
▽堅固な財務ベースを維持
流動性が高いバランスシートは計202億スイスフランに達し、2013年末から10%増加した。UBPのティア1率は29%と、スイスで最も資本が充実している銀行のひとつになっており、組織的成長を続け、外部の拡充機会をうかがうことが可能である。
▽Union Bancaire Privee(UBP)について
UBPはスイスの大手プライベートバンクで、自己資本(ティア1)比率29%と資本が最も充実している銀行のひとつである。UBPは個人および法人顧客の資産運用を専門としている。本拠はジュネーブにあり、世界の約20拠点で約1350人を雇用している。2014年12月31日時点で運用資産は987億スイスフランある。
リンク
▽問い合わせ先
Bernard Schuster - Head of Group Communications
tel. +41-58-819-24-70
e-mail bsc@ubp.ch
ソース:Union Bancaire Privee
御社のプレスリリース・イベント情報を登録するには、ZDNet Japan企業情報センターサービスへのお申し込みをいただく必要がございます。詳しくは以下のページをご覧ください。