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【海外リサーチ】「米化粧品会社、中国で政府関係者に165万ドル*の賄賂」報道に関する反響分析

株式会社ホットリンク 2014年12月24日 18時16分
From 共同通信PRワイヤー

2014年12月24日(水)

株式会社ホットリンク

【海外リサーチ】「米化粧品会社、中国で政府関係者に165万ドル*の賄賂」
報道に関する新浪微博(シナウェイボー)上の反響分析

株式会社ホットリンクと普千(上海)商務諮訊有限公司では、中国本土で話題になっている事件・社会現象等を「新浪微博(シナウェイボー)」データより分析し、中国に進出している日系企業に向けてお届けします。

アメリカの化粧品会社AVONは、同社が2004年から2008年の間に、AVON中国の上層部および職員が中国の政府関係者に賄賂を支払い、会計記録に関連費用を正確に反映していなかったことを認め、AVONの中国子会社雅芳中国が、12月17日に中国高官への贈賄を認めた上で、1.35億ドルの和解金(和解金の半分は刑事罰金、残り半分は米国証券取引委員会(SEC)との和解金)を支払うことに合意したことを明らかにしました。

SECの主張によると、AVON中国における自社商品の直接販売のライセンス獲得や、罰金の回避、ネガティブ報道の抑制等を目的として、政府関係者に合計9,600回、165万ドル(*)の賄賂を支払ったと言われています。また、賄賂は金銭だけでなく、高級ブランドバッグや万年筆、テニスの国際大会のチケット等も含まれていたと報道されています。

(AVON、中国で政府関係者に一千万元の賄賂を支払ったことを認め、米国で罰金8.38億元)
リンク

(AVON、中国で政府関係者に一千万元の賄賂を支払ったことを認める)
リンク

習近平政権は、腐敗・汚職撲滅に関して熱心なキャンペーンを展開していることもあり、AVON社の賄賂に関する騒ぎは中国メディアでも大きく取り上げられています。また、新浪微博(シナウェイボー)でも本事件に関する書き込みが大量に発生しています。

そこで今回は「米AVON社、中国で政府関係者に165万ドルの賄賂」報道に関する新浪微博(シナウェイボー)上の反応を収集、分析してみたいと思います。

■主な書き込みピックアップ(日本語訳)
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・さすが中国、渡したAVONは批判しても受け取った側には一切触れていない・・・
・そりゃみんな役人になりたがるよなあ、165万ドル、バッグ、チケット。
・え?罰金払ったら和解できるの?アメリカすげえ、ある意味清々しい。
・役人があの給料でブランドバッグが持てる理由がわかったよ。
・和解ってところで吹き出した。
・中国では企業は賄賂払わんとやっていけないよ、多いか少ないかだけだよ。
・で、誰に払った賄賂、それを教えなさいよ。
・賄賂がばれて、アメリカ政府にとんでもない額の罰金が入るわけだから、国っていうの
もえげつない、商売するのも楽じゃないね。
・こんなもん、中国だったら誰でもやってる話だよ、今更批判して野暮な話だ。AVONは結局うまくやれなかっただけだろう、うまくやる自信がないならやらないほうが良い。
・多分、もらったプレゼントが気に入らなくてリークしたんだよ。


■今回の書き込み内容の傾向について
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今回のAVONの賄賂騒ぎに関する新浪微博(シナウェイボー)上の書き込みには中国特有のある傾向がみられました。それは賄賂を支払っていたAVONに対する直接的な非難が非常に少ないという点です。新浪微博(シナウェイボー)上には「AVON、賄賂をやっていてけしからん!」という声はほとんどなく、ネガティブな声の多くがAVONが賄賂でドジを踏んでバレてしまったことに向けられています。これに関連して、「賄賂なんて中国では皆やっている、中国では賄賂を払わないと企業はやっていけない」という書き込みも大量にみられました。そして、今回の事件について最も多くみられた書き込みは「受け取った側の政府高官の名前を明らかにせよ」という内容です。

これらの書き込み内容から、中国の人々が、中国において企業が活動していくためには賄賂は必要なもので、それが今回はたまたまバレただけだという考えがあり、更に、受け取った側の人間の名前も公開しろという憤りの声が大量に上がっているように、賄賂を受け取り私腹を肥やしている役人対する強い不信感、怒り、そして一方で諦めに近い認識があることがわかります。

「支払う企業も悪いが、受け取っている役人がもっと悪い」というのが中国の人々の本音ではないでしょうか。

(*)人民網 「米化粧品会社、中国で政府関係者に165万ドルの賄賂 認める」 (12/18記事)
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以上

■株式会社ホットリンクについて(リンク
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■普千(上海)商務諮訊有限公司について
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2001年設立。日系広告会社、PR会社、ナショナルクライアントを中心に、中国市場で展開企業、ブランド、商品の広告、記事、口コミ情報の統合的モニタリングを行い、収集したデータをもとに、データ分析、レポート作成、マーケティング戦略、PR戦略、WEB戦略、コミュニケーション戦略コンサルティングサービス等を提供。運用する広告、記事、口コミデータベースは業界最大規模。

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