STの半導体、市場最小のウェアラブル心拍モニタ「PulseOn」が採用

多種多様な電子機器に半導体を提供する世界的半導体メーカーのSTマイクロエレクトロニクス（NYSE：STM、以下ST）は、PulseOn社が開発した市場最小かつ最高精度のフィットネス用ウェアラブル心拍モニタ「PulseOn」に、モーション・センサおよび32bitマイクロコントローラ（マイコン）が採用されたことを発表しました。

このスタイリッシュな腕時計型心拍モニタは、とても簡単かつ直感的に使用することができます。この心拍モニタは胸部ストラップ無しで正確な心拍数を連続して測定することができます。また、心拍数データは、洗練されたアルゴリズムにより利用者が個別に設定した情報に変換されます。

STの低消費電力かつ高性能なMEMS加速度センサにより、PulseOnの心拍数測定は、心電図と同等の精度および信頼性を実現しています。これは、安静時から非常に高負荷のかかる運動時まで、考えられる全ての状況・条件下における広範な科学的テストによって実証されています。

STの最先端の加速度センサは、光学式血流検出におけるノイズを除去するため、手の動きや振動を効果的に捉えます。これにより、PulseOnは実際の心拍に基づく信号と、手の動きによるノイズを識別することができます。また、この加速度センサは、ユーザの活動レベルも測定します。

32bitマイコンであるSTM32Lは、最小限の消費電力ですべての機能を正常に動作させることができます。PulseOnの開発チームは、常に最小レベルの消費電力でタスクを実行するSTM32Lの多彩かつ柔軟な超低消費電力モードを利用することにより、PulseOnの消費電力を最適化しました。

STのエグゼクティブ・バイスプレジデント 兼 アナログ・MEMS・センサ・グループのジェネラル・マネージャであるBenedetto Vignaは、次の様にコメントしています。「この小型でファッショナブルなデバイスはユーザの心拍をモニタし、暮らしを大きく変える可能性があります。STのセンサと32bitマイコンがPulseOn社に採用されたことは、健康・ヘルスケア分野の向上に貢献する革新的で使いやすい機器開発に貢献する当社の能力を実証しています。」

PulseOn社の技術部門を統括するJari Nousiainen氏は、次の様にコメントしています。「ST製品の卓越した精度と性能により、PulseOnの心拍数測定技術は非常に厳しい科学的規格への準拠が可能になり、安静時の心拍間隔の精度等も含め、信頼性の高い結果を実現しています。さらに、ST製品の超小型かつ超低消費電力という特徴が、市場最小かつ最高精度の腕時計型心拍モニタを実現し、当社の競争力を高める上で大きく貢献しました。」

PulseOnは、 リンク より購入することができます。

PulseOn社について
PulseOn社は、携帯型健康機器を開発するフィンランドの企業で、世界で最も簡単な心拍モニタの実現を目指し、2012年に創設されました。

PulseOnは、手首に装着することで心拍数を正確に測定し、トレーニング中の身体の反応、時間経過による身体状態の変化、ベストな身体状態の実現など、心拍数から得られる情報を分かりやすく示します。さらに詳しい情報は、リンク をご覧ください。

STマイクロエレクトロニクスについて
STは、「センス & パワー、オートモーティブ製品」と「エンベデッド・プロセッシング　ソリューション」の多種多様なアプリケーションに半導体を提供する世界的な総合半導体メーカーです。エネルギー管理・省電力からデータ・セキュリティ、医療・ヘルスケアからスマート・コンスーマ機器まで、そして、家庭、自動車、オフィスおよび仕事や遊びの中など、人々の暮らしのあらゆるシーンにおいてSTの技術が活躍しています。STは、よりスマートな生活に向けた技術革新を通し、「life.augmented」の実現に取り組んでいます。2013年の売上は80.8億ドルでした。さらに詳しい情報はSTのウェブサイト（ リンク ）をご覧ください。

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