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【SOLIDWORKS事例】CSWP取得を目標に据えたトレーニングを実施  短期間での設計者スキルアップに成功して、3次元効果も急速に増大中

ダッソー・システムズ株式会社 2014年12月19日 12時17分
From PR TIMES

ファスナーのトップメーカー・YKKでは、2011年末に行ったアンケートで「CADに不満」という回答が60%に達した。この大きな問題を、工機技術本部は「スキルアップ戦略」で打開し、大きな成果をつかんだのである。



YKKグループは、世界6極の地域経営を基本に、世界71カ国/地域で事業展開している。中核となるファスニング事業は、世界トップシェアを誇る。窓をつくるAP事業も順調だ。そして、ファスニング事業とAP事業を支える工機技術本部。この3者によるグローバル事業経営が、YKKグループの競争力の源泉である。

「材料、機械から、製品までを自社開発する一貫生産思想が、YKKの経営の根幹です。工機技術本部では、世界のどこでも、同じ商品を、同じ品質と同じコストでつくる設備・ラインの開発に取り組んできました」と、工機技術本部 技術企画室の山川満氏は言う。

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工機技術本部が、ファスナー製造機械設計の3次元化に踏み切ったのは、2001年のことだ。利用者は、機械設計者のほか、ファスナーの商品設計者、トレーサ、生産技術など、約90人である。利用が拡大するにつれて追加導入を重ね、100ライセンス超に達していた。

ところが2011年12月、さらなる開発期間短縮のために現状を見直そうと、利用者アンケートを行ったところ、驚くような結果となった。利用者の60%が、「現在のCADに不満」と回答したのだ。「SOLIDWORKSは遅い」「フリーズする」というのが不満の筆頭だった。

山川氏らは事態を重く見て、プロフェッショナルによるCAD運用コンサルティングを受けながら、対応を検討した。設計が3次元化されていたのはある機械では19%しかなく、2次元と3次元のデータが混在して、ものづくり全体として3D設計が進んでいないという問題点も浮かび上がった。

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工機技術本部は、スキルアップ・カリキュラムを開発して、2013年7月にスタートさせた。大きな特徴は、「2つのセミナー、3つの試験、5つのスキル判定」を組み合わせて、最終的にCSWP(Certified SolidWorks Professional)取得を目標に据えていることだ。
判定に応じて、基礎・上級・エキスパートのクラス分けしたセミナーを受講したうえで、今度は、3次元設計能力検定を受ける。

「CSWPは、SOLIDWORKSのいろいろな機能を使う、よく考えられた検定です。以前は、CADベンダーなどのための資格だろうと思っていました。今では、『SOLIDWORKSを使うすべての設計者にとって必要不可欠、取得してあたりまえの資格』だと思っています」と山川氏は語る。

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「2つのモデルを作成するのに、セミナーをまったく受講していない設計者は平均26分かかりましたが、セミナーを受講してCSWPに合格した設計者は平均14分でした。つまり、CSWP取得への取り組みで3次元モデル作成時間が半減したのです。こうした効果の定量化は、社内を説得するうえできわめて有効でした」と山川氏。

設計者全体がスキルアップしたことで、後工程へ渡される3次元モデルは明らかに増えた。その結果、加工工程では、CAMデータの作成時間が、月当たり4,000分削減された。工場では、3次元組立手順書を使うことで、組立時間が10%削減できた。

今後は、3次元ものづくりによるリードタイム短縮やコストダウンの効果を明確に出していき、最終的には、第4次中期経営計画やTarget20の目標を達成するための技術基盤を確立する計画である。

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