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中国最大の販促イベント「双十一」直前の口コミを新浪微博(シナウェイボー)調査

株式会社ホットリンク 2014年11月11日 10時56分
From 共同通信PRワイヤー

2014年11月11日(火)

株式会社ホットリンク

【海外リサーチ】中国最大の販促イベント
「双十一/独身の日(シングルデー)」直前の口コミを
新浪微博(シナウェイボー)調査

株式会社ホットリンクと普千(上海)商務諮訊有限公司では、中国本土で話題になっている事件・社会現象等を「新浪微博(シナウェイボー)」データより分析し、中国に進出している日系企業に向けてお届けします。

1.双十一とは?
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●中国最大の販促イベント
中国最大の販促イベント「双十一」の季節が今年もやってきました。「双十一/shuang shi yi/シュワンシーイー/独身の日(シングルデー)」は中国で毎年11月11日の独身の日に実施される販促イベントです。広義には11月11日に行われるすべての販促活動を指しますが、厳密には双十一という名称は登録商標されているため、2009年に双十一販促イベントを開始したアリババ・グループ(BtoCサイト「天猫」、CtoCサイト「淘宝」を運営」が実施する双十一販促活動のみを双十一と呼びます。

アリババによる“双十一”の商標登録は、知的財産権の保護かそれとも商業的独占か?
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販促の対象となる商品は、天猫(Tmall)と淘宝に出店しているショップでかつ双十一販促活動に参加を表明しているもののみになりますが、近年のイベントの盛り上がりもあり、多くのショップが積極的に参加しているほか、運営側のアリババからも強力な参加要請が出ているようです。

●販促イベントの売り上げ実績
双十一販促活動は2009年に始まりましたが、当初はクリスマスやバレンタインデーといった季節の販促活動の一つにすぎませんでした。元々バレンタインデーに対抗するかたちで「独身の日/シングルデー」として語呂合わせ的に11月11日に販促活動を行なっただけでしたが、半額、6割引き、9割引き当たり前の安売り、最初に注文した人が無料になるタイムセール等様々な販促手法が話題となり注目度が急上昇、昨年2013年の双十一販促活動(11月11日の1日のみ)の売り上げはなんと350億元(現在のレートで6,500億円、当時のレートで5,800億円)にも達しました。更に専門家の予想によると今年2014年の双十一の売り上げは600億元、日本円にすると1兆1,000億円に達すると言われています。

過去データから分析する2014年双十一売り上げ予測
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2.どんな商品が売れたのか、今年はどんな商品が売れるのか?
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●2013年に売れたもの
2013年の売り上げトップ10をみると、日本のユニクロもランクインしています。第一位は日本でも最近耳にするようになってきた携帯電話を製造、販売しているシャオミーで双十一の1日だけで5億元を売り上げています。第二位には家電メーカーのハイアールがランクイン。第三位から第七位と第九位はアパレルブランドですから、天猫(Tmall)や淘宝にアパレルのショップが多いということもありますが、中国の人々は双十一で特に服飾製品をよく購入しているようです。第八位の富安娜は寝具の、第十位の林氏木業は家具のブランドです。

11月11日という季節柄か第一位はやはり冬物の服で、以下スキンケア用品、食品と続いています。第二位のスキンケア用品も冬対策のためと言えます。第三位の食品は日持ちのするお菓子やコーヒー、紅茶、調味料が選ばれているのは、毎年双十一ではあまりの注文量に配送が追いつかず、到着が大幅に遅れることが日常茶飯事になっているためだと思います。第四位に生活用品がランクインしているように、買いだめができる商品が人気が高いこともわかります。以下電化製品やデジタル製品が続きますが、中国らしいと言えるのは第十位の内装用品です。中国では家を購入した後内装を自分でやることが多いため、電球や壁紙、フローリング、塗料等を自分で大量に購入する必要がありますから、こうした用品を安く購入することができる双十一は絶好のチャンスと言えるのだと思います。

●新浪微博(シナウェイボー)上の主な書き込み(※日本語訳)
・今年はダウンジャケットを4色揃いで買おうと思います。
・セーターがかなりヘタってきたので良いモノがあれば買いたい。
・ピーナッツとか向日葵の種とか大量買いすればかなりお得だよね。
・いつもスーパーで買ってるライオンの歯磨きがよく売り切れているので、
 今回双十一で安くなってたら買いだめするぜ。
・子供がオモチャを投げて画面が割れたのでテレビを買おうと思います。
・冬は肌がカサカサでストッキングが断線しまくるから双十一にたくさん買う。
・内装会社に電球135個必要って言われたので、これはセールで買うしかない。
・安いからって大量に購入してお金がなくなってしまうという矛盾
・直前に値上げして11日に値下げするって価格変わってねえじゃん、詐欺だよ。
・タイムセールとか成功したことがない、結局高いもの買ってしまう。
・去年の双十一にオムツ買って家に届いたのが2014年1月、子供が大きくなってて
結局使わなかった

3.双十一の問題点
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1日で数千億元を売り上げるほどの、毎年の人気好例イベントになった双十一ですが、人気ゆえの問題も発生しています。新浪微博(シナウェイボー)の書き込みの中でもみられましたが、最も大きな問題となっているのが“配送”です。1日で数千億元の売り上げがあるということは商品の配送量も生半可な数ではなく、すべての商品を所定の期日までに届けることは事実上不可能なため、商品が期日までには届かないことが当たり前の状態になっています。
書き込みにもあったように11月11日に注文した商品が年明けに届くような事態も珍しくありません。

更に大きな問題として“値下げ詐欺”問題があります。双十一は半額、8割引き、タイムセール等様々な値下げ販売で人気を獲得しましたが、人気が高まるにつれこれを悪用する業者も出てくるようになりました。例えば、とあるショップは普段100元で売られているものを双十一の直前に200元に値上げし、双十一の当日には半額という宣伝をして100元で商品を販売します。消費者は半額という宣伝文句につられてこのショップの商品を買いますが、実際にはこのショップでは普段は100元で売っているわけですから、これは詐欺にあたるのではないかということで、このような商売をするショップに非難が殺到しました。
こうした問題を解決するために、中国の工商局では、双十一直前の大幅な値上げを禁止する通達を出しています。

工商総局“双十一直前の値上げと当日の値下げによる値下げ詐欺行為の禁止”を通達
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4.まとめ
一販促イベントに過ぎなかった「双十一」ですが、2014年は1日の売り上げが1兆円を超えると予想される等、中国経済の景気を下支えする重要なイベントになりつつあります。
また、景気減速が言われる中国で、消費者の購買意欲をはかる絶好の指標となった双十一の成績が振るわなかった場合、今後の中国の景気動向をも左右しかねないという意見もあり、多くの政府、市場関係者も今年の双十一の結果に大きな関心を寄せています。そのような意味でも今年の双十一はこれまで以上に注目すべきイベントと言えると思います。

以上

■株式会社ホットリンクについて(リンク
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ホットリンクは、ソーシャル・ビッグデータを分析・加工し、ビジネスへの有効活用を支援するクラウドプラットフォームベンダーです。大量のソーシャル・ビッグデータで風評をモニタリングする「e-mining」、及び、リアルタイムに検索・分析が可能な「クチコミ@係長」を、現在まで累計1600 社以上に提供してまいりました。また同様に、ソーシャル・ビッグデータおよび、感情/属性分析エンジンを、API を通じてサードパーティ向けに提供しています。また、2013年 6月より金融分野では、日本企業初のBloomberg 利用者向け金融ビッグデータ分析ツールを提供しています。

■普千(上海)商務諮訊有限公司について
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2001年設立。日系広告会社、PR会社、ナショナルクライアントを中心に、中国市場で展開企業、ブランド、商品の広告、記事、口コミ情報の統合的モニタリングを行い、収集したデータをもとに、データ分析、レポート作成、マーケティング戦略、PR戦略、WEB戦略、コミュニケーション戦略コンサルティングサービス等を提供。運用する広告、記事、口コミデータベースは業界最大規模。

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