天然海水真珠の競売で記録更新へ
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【ランバートビル(米ニュージャージー州)2014年11月6日PRN=共同通信JBN】
*従来の最高記録は130万ドル強
2014年12月7日、Rago Auctionsはこれまで発見された中で最も大きい、ほぼ球形の天然海水真珠を競売にかける。
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▽プチーロフ・パールブローチ(Putilov Pearl Brooch)について
GIA真珠鑑定報告#2165503254によると、プチーロフ・パールは、大きさ19.08×18.88×16.50ミリの未処理アコヤガイから採取したほぼ球形でボディーカラーが白い東洋調の天然海水真珠である。パールは真珠光沢のプラグが貫通、それは現在外されている。
この真珠を据えた19世紀のオーバルブローチは2×1 5/8インチある。ほぼ無色のオールドマインカット・ダイヤモンド16個、計約28カラットがカットバック・コレットを縁取り、数多くの小粒ローズカット・ダイヤがシルバートップのゴールドに据えられている。着脱できる付属のピンは上下左右に動かせる。フレームには「KAM」「N677」と読めるかき傷がある。重さは19.7ペニーウェート(約30グラム)。
▽プチーロフ・パールブローチの歴史、名前の由来
このブローチはロシアの金融業者で経営者のアレクセイ・プチーノフ氏が1918年春、パリからロシアに持ち込んだ。プチーロフ氏は革命前ロシアの有力者だった。一族はプチーロフ金属加工会社を創設、彼はパリでフランス風の名前を使い、金融業に復帰した。
競売を委託したのはプチーロフ氏のひ孫である。
▽従来の記録
これまで最大のニアラウンド天然海水真珠は、いまや2番目に大きいものになったが、2014年5月1日、英Woolley & Wallis社の競売により81万1000ポンド(136万8075米ドル)で落札した。スイス宝石学会(SSEF)の報告は、このパールが17.44 ×16.51ミリのサイズで、重量は33.147カラット(132.59グレーン)、丸みを帯びて穴が半分開き、白色の天然海水真珠、としている。
このパール製品は最長・最短直径287.93ミリの角型。
プチーロフ・パール製品は最長・最短直径314.82ミリの角型で、Woolley and Wallisで売れたものより約8%大きい。
▽本気の入札者にご褒美
Ragoは入札に関心ある者に10万ドルの預託金を要求している。詳しい情報、入札の予約や登録はSarah Churgin(+1.609.397.9374、sarah@ragoarts.com)へ。
カタログは2014年11月17日以降、オンラインでリンク から入手できる。
ソース:Rago Arts & Auction House
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