アルテラとMathWorks、アルテラ製SoC向けの統合モデルベース・デザイン・ワークフローを提供

日本アルテラ株式会社 2014年11月06日 15時23分
From PR TIMES

アルテラSoCデバイスの、ハードウェアとCコードの統合を自動化する新たなワークフロー

プログラマブル・ロジック・ソリューションの世界的リーディング・カンパニーであるアルテラ・コーポレーション(本社:米国カリフォルニア州サンノゼ、社長、CEO兼会長:ジョン・デイナ、日本法人:東京都新宿区、代表取締役社長:ハンス・チュアン、NASDAQ:ALTR 以下、アルテラ)は、米国時間11月5日 (日本時間:11月6日)、MathWorks社から提供される業界標準ワークフローを使用した、アルテラのARMベースSoCのプログラミングを新たにサポートすることを発表しました。

MathWorks社から提供されるRelease 2014bには、自動化され、高度に統合され、アルテラのSoC向けに最適化されたモデルベースのデザイン・ワークフローが含まれています。設計者は、このフローを使用することで、高度なプログラミング環境を維持して、開発期間を何週間も短縮することができます。

MathWorks社のシグナル・プロセッシング・アプリケーション担当シニア・ストラテジストのケン・カルノフスキー(Ken Karnofsky)氏は、「本日の発表は、アルテラとのパートナーシップが大きく拡張し、顧客がアルテラのSoCが提供する性能およびシステム・レベルの利点を迅速にかつ容易に活用できるようになったことを示しています。これにより、エンジニアはMATLAB(R)およびSimulink(R)による高度に自動化されたSoCワークフローを利用して、アルゴリズムのモデリング、システム・テスト・ベンチによるシミュレーション、ハードウェアおよびソフトウェア・サブシステムへのパーティショニング、CおよびHDLコードの生成、およびアルテラ・デザイン・ツールおよび開発キットを使ったプロトタイピングを行えるようになりました」と述べています。

高度に統合されたハードウェア/ソフトウェアのワークフローにより、プログラマはアルテラのSoC FPGAに統合されたFPGAとARMプロセッサの両方をターゲットにしたアルゴリズムをシミュレート、プロトタイピング、検証、および実装することができます。このデザイン・フローは、FPGA、プロセッサ・システム、およびソフトウェア・ドライバとのインターフェースを自動的に生成します。アルテラ製SoCをターゲットにしたサポートは、HDL Coder(TM)とEmbedded Coder(R)ツールの2つのMathWorksコード生成製品より提供されます。エンジニアは単一の開発環境を使って、HDL CoderでカスタムIPコアを生成してSoCのプログラマブル・ロジック部分を構成する一方、Embeded CoderはARMベースのハード・プロセッサ・システム上で動作するC/C++コードを生成するために使用します。

アルテラのSoCをターゲットにしたモデルベースデザイン環境は、設計者が経験のあるハードウェア・エンジニアでなくても使い易いデザイン環境を確保することでデザイン・プロセスを加速します。アルテラSoCを活用する設計者は、デバイスのFPGA部分でアルゴリズムを高速化させながら、同デザインの残りの部分をARMプロセッサで動作させることができます。Release 2014bには、Cyclone V SoC開発ボードの自動プログラミングを含む、アルテラの低コストCyclone(R) V SoC向けの自動化サポートが含まれます。

アルテラのエンベデッド・ソフトウェア・マーケティング担当ディレクターのジョルグ・ベルトルド(Joerg Bertholdt)は、「当社のSoC向けにMathWorks社よりこの高度なデザイン・サポートが提供されることを非常に喜ばしく思っております。当社のSoCは、優れたアーキテクチャ、業界標準開発ツール、および広範なオペレーティングシステム・サポートに支えられた強力な基盤の下で作られています。当社のSoCエコシステムがMathWorks社より提供されるモデルベース・デザイン・フローに新たに加わることで、設計者は一層容易にこの種類のデバイスが提供する性能および低消費電力の利点を取り入れることができるようになります」と述べています。

提供開始時期
アルテラ製SoC向けのサポートは、MathWorksのR2014bソフトウェア・リリースを通じて提供されます。詳細情報あるいはダウンロードにつきましては、www.mathworks.com/alterasocにアクセスしてください。アルテラ製SoC向けEmbedded Coder Support PackgeとHDL Coder Support Packageは、アルテラのCyclone V SoC開発キットとArrow社のSoCkit開発キットの両方をサポートしています。

アルテラ・コーポレーションについて
アルテラ・コーポレーションは、プログラマブル・ロジック・ソリューションの世界的リーディング・カンパニーです。1983 年にシリコンバレーで創業した世界で最初のファブレス企業であり、1988 年に NASDAQ に上場しました。FPGA、SoC、CPLD、ASIC および電源をはじめとする関連技術を提供し、カスタム・ロジックの分野におけるテクノロジ・リーダーとして高成長を続け、顧客企業のイノベーションに貢献しています。世界各国に拠点を持ち、日本法人である日本アルテラ株式会社は 1990 年に設立されました。顧客志向のソリューションが高く評価され、日本における PLD 市場でトップシェアを維持しています。

ALTERA, ARRIA, CYCLONE, ENPIRION, MAX, MEGACORE、NIOS, QUARTUS, STRATIX の製品名ならびにロゴは、アルテラ・コーポレーションの米国およびその他の国における登録商標です。商標またはサービス・マークとして記載されている製品名ならびにロゴはすべて、リンク に記載されているとおり、各所有企業に帰属します。 MATLABおよびSimulinkは、The MathWorks, Inc.の登録商標です。その他の商標一覧は、mathworks.com/trademarkをご覧ください。

プレスリリース提供:PRTIMES リンク

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