LAオートショーの第11回Design Challengeで垣間見える未来の車

ロサンゼルス・オートショー 2014年10月28日 09時37分
From 共同通信PRワイヤー

LAオートショーの第11回Design Challengeで垣間見える未来の車

AsiaNet 58365(1177)

【ロサンゼルス2014年10月27日PRN=共同通信JBN】
*未来の自動車コンセプトを11月18-20日のプレス&トレード・デー(Press & Trade Days)に披露

ロサンゼルス・オートショー(Los Angeles Auto Show、リンク )(LA Auto Show(R))は第11回コンペ、2014 Design Challengeに提出された世界的に有名な自動車デザインスタジオのエントリー作品を発表した。ことしの作品は「Sensing the Future: How Will Cars Interact With Us In 2029?(未来を予見:2029年の自動車と人の相互関係は?)」というテーマに沿って、自動車コネクティビティーの未来を探っている。

Design Challengeの各エントリー作品は、感覚と結びつき、われわれの次の行動を予測、より人間に近い車との関係を生み出すヒトと車のインターフェースを未来テクノロジーがどのように転換するか示している。エントリー作品は特に、2029年までにドライバーと同乗者を快適かつ安全に車と結びつける自動車用インテリアに注目している。車載コネクティビティーとテクノロジーは急速に進歩しているため、Design Challengeはこれまでにない新しい機器、ナレッジを開発するよう自動車デザイナーに要請している。

ことしのDesign Challengeに参加したデザインスタジオは、国際的自動車メーカーのAcura、Honda、Infiniti、Peterbilt、Qorosを代表している。ほかのスタジオもDesign Galleryで最新の未来型コンセプトを紹介しており、LAオートショーでは計10スタジオが世界から参集することになった。ギャラリーに展示するスタジオはCALTY Design Research (USA)、Mercedes-Benz Advanced Design Center California (USA)、Nissan Design America, Inc. (USA)、Subaru Global Design Team (Japan)、Volkswagen Group of America Design Center California (USA)の各社である。さらに、ギャラリー特設舞台では、大手デザインスクールが厳選した学生のコンセプトを展示する。

▽2014 年LAオートショーDesign Challengeのエントリーは以下の通り。

*Honda R&D Americas, Inc.(米国)
Acura用のヒューマンマシン・インターフェース・コンセプトをデザイン。乗る人の好みにぴったり合うよう曲げられるモジュール調整メッシュ素材をつなげたエクステリアシェルとインテリアシェルで構成。1人ないし2人を収容できるインテリアは、表面を押したり引っ張ったりするだけで変えられる繊維状素材で組み立て。車はバイオメトリクスと反復利用を活用して、ユーザーの好みを学んでニーズを予測、形を変える機能がある。

*Honda Advanced Design Tokyo(日本)
カーペットとボールの2要素で構成されたヒト重視のインテリア「CARpet」を提案。カーペットは、継ぎ目のない一体的な空間を生み出す極めて柔軟なプラットフォームになり、各ユーザーを収容するように形を変えられる。単独、あるいは友人との旅でもユーザーは車内インテリアを操作して、ライドのために快適かつ自然な形にすることが可能。第2の要素、Honda ballは自動運転中にドライバーが相互作用できる。閉じた形の中でHonda ballはユーザーに静かなインターフェースを与える。それはヒトから車へのコミュニケーションのために、音声、タッチ、ジェスチャーの指令に反応する。ドライバーは「入力モード」でballを使い車をコントロールできる。騎手と馬のように、車と機械が競う相乗効果である。車は最適の動きを決めるため、Honda ball経由でドライバーの指令を解釈する。

*Infiniti Design San Diego(米国)
3車種に変形できる斬新な汎用胴体ポッドを導入。この車はブランド独自のトライアスロン大会、A.R.C.(エア、ラリー、サーキット)レースに使用される。A.R.C.レースの第1区間はロサンゼルスからラスベガスまでのF1グランプリコース。第2区間は砂漠のレースで、グランドキャニオンまでオフロード・バギー車の運転が要求される。レース最終区間は、疑似パイロン経由でロサンゼルスに戻る過酷なジムカーナ・スタイルのジェット機レース。A.R.C.トライアスロンレースはInfinitiの未来的な新ヒューマンマシン・インターフェース(HMI)、SYNAPTIQのデビューにもなる。スパイラルロック・アタッチメントによってSYNAPTIQ S.U.I.T.(Symbiotic User Interface Technology)を装着することで、ドライバーとマシンを一体化させるシステムである。それはレースのためのドライバーの情熱と働きを強め、想像をかきたてる車のデザインにも影響を及ぼす。

*Peterbilt Motors(米国)
SymbiotUX(シンバイオティクス)を創出した。輸送の未来は、真の共生関係で共同操作する車に向けた変形シフトが中心になるという予測に基づくコンセプトで、ひいては燃費や安全性、健康、旅の楽しみの向上をもたらす。この変形の重要部分は、航空機の操縦士のように名声と評価が高まる「トラックドライバー」の役割である。SymbiotUXは、ヒューマンマシン・インターフェースがこのような未来の実態によってどう変形されるかを調査、説明するデザイン・コンセプトである。ロードパイロットの責任は増大する。したがって「パイロットモード」車の空間とインターフェースは、エネルギー効率、事故と交通の減少、全体の損傷防止をもたらすパイロットの能力を強化するためのものになる。

*Qoros Design Shanghai(中国)
デジタルおよび物質的コンセプトのQ:Qoros Qloud Qubedを紹介。そこでは車がインテリジェントで多面的な個人管理アシスタントになる。Qは視覚、触覚、嗅覚、味覚、聴覚の五感を通じて、ひとりでにユーザーから学習する。Qとユーザーのダイナミックな関係は人的関係が時間とともに発展するモデルになる。Qはユーザーが所有している間、その味覚、好みのレストラン、よく行く場所、音楽の好み、友人、家族などを学ぶ。ユーザーが無責任に振る舞うときを特定し、すばやく自動運転モードに切り替えて安全性を最大化するようデザインされている。

Intersection, Inc.のチャック・ペリー最高クリエーティブオフィサー(CCO)は「ことしのエントリーはとりわけ目が離せない。われわれの車ができることにメスを入れているからだ。ことしはコネクティッド・カー・テクノロジーの転換点であり、今後15年でどこまでできるか見るのは興味深い」と語った。

Design Challengeエントリーは、快適性、ヒト感覚の注目、感情的結合、エコロジー感覚、コンセプトの創造性、コンセプトの管理と機能、ブランドの表現などさまざまな要因から審査される。ことしの審査員はトム・マタノ氏(Executive Director of the School of Industrial Design, Academy of Art University)、ステュアート・リード氏(Chair of Transportation Design, Art Center College of Design)、アレクサンダー・クラット氏(Chair of MFA Transportation Design & Associate Professor, College for Creative Studies in Detroit)らである。

審査団選定の賞に加えて、一般のデザイン愛好家も10月27日から、好きなDesign Challengeエントリーにオンライン投票できるチャンスがある。第1回「People's Choice Award」に関する詳しい情報はLAオートショーの公式ウェブサイト(リンク )またはFacebookの公式ページ(リンク )を参照。両賞の受賞者は11月20日(木)、Design LA Open Houseで行われる授賞式でメディアと業界プロに発表される。

Open Houseに続いて午後7時から12時まで、Car Design Night LAパーティーがロサンゼルス中心街のElevate Loungeで開催される。例年と異なり、LAオートショーのIDではCar Design Night LA '14に入場できない。場外イベント参加を希望するデザイン業界プロは直接Car Design News(リンク )に申し込みを。

最終コンペ・コンセプトは11月18-20日のプレス&トレード・デーおよび11月21-30日の一般公開中、LAオートショーのDesign Galleryで目立つように展示される。

LAオートショーのDesign Challengeは車の座席、排ガス管理テクノロジー、内装システム、外装に特化した世界6位の自動車部品メーカー、Faurecia(リンク )がスポンサーになっている。Design LAはFaureciaのほか、Lacks Enterprises, Inc.(リンク )、Autodesk(リンク )、Bose(リンク )、We-Inspire(リンク )、Car Design News(リンク )のサポートを得て開催する。

LAオートショーおよびコネクティッド・カー・エキスポ(Connected Car Expo)のプレス&トレード・デー登録は専用サイト、リンク を参照。詳しい情報はwww.laautoshow.com およびwww.connectedcarexpo.com を参照。

▽ロサンゼルス・オートショーおよびコネクティッド・カー・エキスポについて
ロサンゼルス・オートショー(Los Angeles Auto Show)は1907年に始まり、毎シーズン最初に開催される主要な北米自動車ショーである。2014年LAオートショー(2014 LA Auto Show(R))のプレスデー(Press Days)は11月18-20日に開かれ、11月21日から30日まで一般公開される。第2回コネクティッド・カー・エキスポ(Connected Car Expo、CCE)は開発を加速、コネクティッド・カー産業における関係づくりを促進するため、自動車とテクノロジーのプロを結びつけ、参加者にコネクティッド・カーの未来を構築するキープレーヤーや一流メディアへのアクセスを与える。 CCEは11月18日に開会、2014年LAオートショーのプレスデーと並行して開催される。LAオートショーはロサンゼルス大都市圏(Greater L.A.)New Car Dealer Associationの後援を得てANSA Productionsが運営している。最新のショー関連ニュース、情報はLAオートショーのTwitter(リンク )かFacebook(www.facebook.com/LosAngelesAutoShow )をフォローし、アラート(www.LAAutoShow.com )に登録を。CCEに関する詳しい情報は専用サイト(リンク )を参照。

ハッシュタグ:#LAAutoShow

▽メディア問い合わせ先
Breanna Buhr/Sanaz Marbley
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+1-818-992-4353
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smarbley@jmprpublicrelations.com

ソース:Los Angeles Auto Show

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