三幸エステート、オフィスマーケット2014年10月号発表

三幸エステート株式会社 2014年10月09日 11時00分
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三幸エステート株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役社長:種田 充博)は、2014年9月度の東京都心5区(千代田区、中央区、港区、新宿区、渋谷区)および全国6大都市(東京、札幌、仙台、名古屋、大阪、福岡)の大規模ビル*のマーケットデータをまとめた「オフィスマーケット2014年10月号」を本日、10月9日に公表します。
* 大規模ビル=基準階貸室面積200坪以上の賃貸オフィスビル


● 東京都心5区 大規模ビル 現空面積 空室率

空室率 再び低下へ
空室率は再び低下に転じ、4.51%まで改善した。千代田区、港区を中心に、二次空室の発生を上回るペースで現空床が解消され、5区全体の空室率を押し下げた。その一方で新宿区、渋谷区では、大型移転の受け皿となる、まとまった面積の空室床に品薄感が強く、空室率の低下余地が乏しくなっている。

● 東京都心5区 大規模ビル 募集面積 募集賃料

賃料上昇で市況は再び回復へ 募集面積低下も継続
募集賃料も再び上昇に転じ、上昇サイクルに回帰した。賃料水準はほぼ1年ぶりの水準まで回復、今年3月に記録した底値(18,172円/坪)からは3.7%上昇している。競争力がある物件で賃料値上げの動きが広がっており、賃料全体を押し上げた。募集面積は7ヶ月減少が続いており、450,000坪台は2009年5月以来となる。

● 東京都心5区 大規模ビル 吸収需要

吸収需要が示す 4-6月期の記録的なオフィス需要増
吸収需要(ネット・アブソープション)は稼動面積の増減を表し、プラスは需要増、マイナスは需要減を示す。今年第2四半期は1994年の統計開始以来最大を記録し、オフィス需要の急拡大はマーケットに広がる市況回復の実感を裏付けている。続く第3四半期は50,000坪弱の水準を維持するものの、前期比では大幅減となった。新規供給面積の大幅増が予想される来年、吸収需要の水準次第では、需給バランスに節目が訪れる可能性もある。

● 6大都市 空室率 募集賃料(大規模)

東京都心5区
■ 空室率 4.51% / 対前月比 0.13ポイント減
■ 募集賃料 18,848円/坪 / 対前月比 423円/坪増

全国6大都市
<東京23区> 空室率 4.8 % / 対前月比 0.2ポイント減
<札幌市> 空室率 5.9 % / 対前月比 0.2ポイント減
<仙台市> 空室率 10.6 % / 対前月比 0.4ポイント増
<名古屋市> 空室率 6.5 % / 対前月比 0.2ポイント増
<大阪市> 空室率 7.6 % / 対前月比 増減なし
<福岡市> 空室率 5.5 % / 対前月比 0.1ポイント減

● マクロ経済状況

遅れが目立ち始めた、消費税増税後の景気回復
4-6月期実質GDP速報値(内閣府)の下方修正を 受け、ニッセイ基礎研究所も2014年度予想成長率を0.1ポイント引き下げた。消費税増税後の消費抑制、夏場の天候不順による個人消費下振れ、輸出の低迷等が背景にある。景気は回復基調だが、そのペースを落としつつある。

失業率低下の一方、雇用意欲は後退の兆し
8月の完全失業率(労働力調査 総務省)は前月比0.3ポイント改善し、再び3.5%に低下した。その一方で求人動向(厚生労働省)は有効求人倍率が2ヶ月連続で横ばい、その先行指標である新規求人倍率は2ヶ月連続の減少と、企業の求人意欲には頭打ちの兆しも現れている。

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