慈善事業家、ポール・G・アレン氏がエボラウイルス対策事業2件を支援

The Paul G. Allen Family Foundation 2014年09月16日 18時05分
From 共同通信PRワイヤー

慈善事業家、ポール・G・アレン氏がエボラウイルス対策事業2件を支援

AsiaNet 57885(0993)

【シアトル(米ワシントン州)2014年9月16日PRN=共同通信JBN】
*包括的な「タックル・エボラ」救援キャンペーンへの参加
*5万セットの保健キットを被災地に提供し、必需品の空輸を手配する

慈善事業家、ポール・G・アレン氏(リンク )は16日、西アフリカでまん延しているエボラ出血熱の包括的な救援活動(リンク )を支援する活動の一部として対策に必要な救援物資を提供する2件のイニシアチブに参加すると発表した。支援は救援物資の輸送や配送活動を行っている企業や機関に対する660万ドルの追加的費用負担となる。これによりアレン氏がエボラ出血熱対策に投じる資金は計2000万ドルを超えることになる。同氏は今週末までに、さらに寄付金の提供を表明する計画である。

アレン氏は「エボラ出血熱の発生をアフリカ全土や全世界に広がるのを防ぐためには、ひたむきで独創的な解決策を必要としている。エボラを制圧することは可能であるが、そのためには全地球的な努力を加速し、組織化しなければならない。この闘いにおいて最も重要なのは時間である」と語る。

この日発表されたイニシアチブは被災地での物資、資源、人間の輸送を支援するものである。Paul G. Allen Family Foundation(ポール・G・アレン・ファミリー基金)と主要企業は手を携えて以下の解決策を実現する。

最初にPaul G. Allen Family Foundationからマッチング拠出金360万ドルが国連児童基金(UNICEF)(リンク )のU.S. Fund for UNICEFに送られる。拠出金は看護に当たっている人々やその家族がウイルスに感染することを予防するためのプロテクションキット5万セットをUPS(リンク )と協力してリベリアに空輸するための費用となる。

UPS Transportation and Engineeringのミッチ・ニコルズ上級副社長は「UPSはUNICEFに対してグローバルな物流専門ノウハウを提供し、今回のミッションの一刻を争う状況を考慮に入れてスピーディーな配送を実現する」と述べている。

キットは家族の一員がエボラ出血熱の可能性がある症状を示した場合に健康な家族の発病を予防するように設計されている。キットの使い方やゴミ処理など感染リスクを下げるための訓練行う。さらにこの基金によって、2371人の地域保健ボランティアは資金を使って、エボラ出血熱の感染をどのように予防するかをコミュニティーに教えるとともに、自分自身と家族の健康を守ることになる。

U.S. Fund for UNICEFのキャリル・スターン代表兼最高執行官(CEO)は「Paul G. Allen Family FoundationやUPS、USAIDなどのパートナーからの惜しみない支援に大きく感謝している。エボラ感染地帯には5歳以下の子どもが450万人いて、UNICEFは毎日24時間、地域コミュニティーと家族を死に至るウイルスから守るために働いている。Paul G. Allen Family Foundationからの資金援助やUPSからの物流支援はUNICEFが地域で命を守る活動を続けるためにぜひとも必要な支援である」と語る。

U.S. Fund for UNICEFに加わっている他のファミリーやパートナーからの拠出で、追加的なキットや社会的な運動としての寄付金集めで破壊的なウイルスの危険にさらされているコミュニティーに対する介護が提供されている。

2番目は300万ドルの拠出金で必要物資を空輸するAirlink(リンク )が設立され、今後3カ月定期的な航空便でぜひとも必要な予防装備や医薬品を西アフリカに送ることになった。Airlinkは1日24時間、週7日休みなしに働く災害人道支援機関で、準認定の非営利団体と航空会社や航空貨物会社とを結びつける。迅速対応ビジネスモデルで支援物資の配送をタイムリーに行い、非営利団体が必要とする物資を必要とする場所に素早く届けるのが役割。最初の便は9月21日からの週に飛び立つことになっている。

Airlinkディレクターのスティーブ・スミス氏は「航空会社の多くが現在西アフリカへの飛行停止を決めたためにサプライチェーンは大幅に縮小しているため、Paul G. Allen Family Foundationが支援してくれることに非常に感謝している。非営利団体の多くは、われわれが支援物資を運ぶ唯一の手段であると語っており、このため空路を設けるための寛大な資金提供によってより多くの支援団体の輸送経路が開設される可能性がある」と語った。

これらの資金提供の約束と事業提携は、国際的コミュニティーがエボラ出血熱のまん延を防止するため十分なサポートを提供しようと奮闘している、まさにその時に提供された。国境なき医師団(MSF)、世界保健機関(WHO)などの国際グループは、疾病を封じ込め患者に治療を施すために必要とされる資金が足りないと言っている。同時に、エボラ出血熱はすさまじい勢いで西アフリカに広がっている。この発生は現在のところ史上最悪で、4カ国の2300人以上が死亡している。エボラ出血熱を封じ込めることができなければ、数十万人もしくは百万単位の人が危機にさらされる。

今日の発表には、Paul G. Allen Family FoundationからCDC基金に900万ドル贈与することが含まれている。これは最も患者の多いギニア、リベリア、シエラレオネに救急オペレーションセンターを設立するために使われる。これらのセンターは、疾患および患者の接触経路追跡のために向上したデータ管理と通信システムを使って組織的な対応を構築する手助けをし、最終的にエボラ出血熱の発生を探知し感染拡大を阻止する。

Paul G Allen Family Foundationはまた、2014年8月に280万ドルを米赤十字社に寄付している。この寄付は現在、ギニア、シエラレオネ、リベリアでエボラ出血熱阻止のため機器、ボランティア、教材の資金になっている。

詳細はTackleEbola.comを参照。Twitterでのフォローは#TackleEbola

▽ポール・G・アレン(Paul G. Allen)氏について
ポール・G・アレン氏はこれまでの人生で15億ドル以上を慈善事業に費やした著名な発明家、起業家、慈善家である。彼は1986年にジョディ・アレン氏と共に自分の事業と慈善活動を監督するためVulcan Inc.を創立した。シアトルに本社を置くこの会社は現在、アレン氏の世界における広範な投資およびプロジェクトを監督している。2003年に彼は、健康と疾患におけるヒトの脳の理解を促進するためAllen Institute for Brain Scienceを創設した。その10年後、人工知能(AI)分野における発展の機会を探求するため、Allen Institute for Artificial Intelligenceを拡大した。同氏はPaul G. Allen Family Foundationの共同創立者であり、この財団は太平洋北西部などの非営利団体に4億7500万ドル以上を授与している。彼の財団および直接寄付を通じ、アレン氏は2008年以来アフリカ全土の主要な研究、教育、技術イニシアチブを支援するため約1000万ドルを寄付している。詳細は以下のサイトを参照。リンクリンクリンク

▽報道関係問い合わせ先
Alexa Rudin
AlexaR@vulcan.com
+1.206.342.2230

ソース:The Paul G. Allen Family Foundation

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