◎エボラ熱防止に15万ドル寄付 Legatum Foundation
AsiaNet 57760
共同JBN 0938(2014.9.4)
【ドバイ(アラブ首長国連邦)2014年9月3日PRN=共同JBN】Legatum Groupから発展した組織のLegatum Foundationは3日、西アフリカで致死性の高いエボラ出血熱のまん延を防ぐために設立されたEbola Crisis Fundへ15万ドルを寄付したと発表した。
シエラレオネとリベリアを中心に広がったエボラ熱はこれまで1550人以上の命を奪い、さらに数万人規模の命が危険にさらされている。確実な治療法やワクチンはない。コンゴ民主共和国でも最近初めて感染例が報告され、エボラ熱は広がり続けている。
Legatumのマネジング・ディレクター、アラン・マコーミック氏は「危機は終わっていない。人口動態やエボラ熱に対する認識不足、基本的な医療器具の不足から見て、エボラ熱感染は西アフリカにとって依然大きな脅威である。わずかな寄付金でも、エボラ熱への認識を高めるための印刷物や衛生器具を提供することにより、この脅威を大きく抑えることができる」と述べた。
世界保健機関(WHO)によると、エボラ熱感染者の致死率は52%(平均)。ところがエボラ熱ウイルスはインフルエンザウイルスのように空気感染ではなく、接触感染するので、健康や衛生状態を改善することにより、感染の拡大は大幅に抑制することが可能だ。
Ebola Crisis Fundは米国の慈善アドバイザー組織のGeneva Globalが運営している。エボラ熱の流行を抑え込むため、効果の高い6つの対策の実施に向けて、100万ドルの寄付金を集めるのを目的としている。
マコーミック氏は「森林火災に広がる前の出火を、家庭用ホースだけで消火できる場合もある。早期の対応は今日の命を救えるばかりか、まん延を食い止めることで明日の数千人の命も救える。Ebola Crisis Fundへの寄付は民間の人には実際的な方法だ。寄付金が多額でも少額でも数千人に影響し、WHOがエボラ熱まん延防止に必要と試算する4億3000万ドルを集めるための重要な一歩となる」と付け加えた。
LegatumなどがEbola Crisis Fundへ寄付した資金は、数千人の人々に対する啓発計画に利用される。これによってエボラ熱の流行が抑制され、感染者とその家族の苦しみを和らげることになる。
Ebola Crisis Fundへの寄付はEbola Crisis Fundのウェブサイトからできる:
リンク
▽Legatum Foundationについて
Legatum Foundationは投資グループのLegatumから発展した組織。発展途上国の1400以上の組織に寄付をしている。寄付対象にはEND Fund( リンク )の熱帯病撲滅、Freedom Fund(リンク )の奴隷労働の根絶、アフリカのSpeed Schoolsの児童就学促進が含まれている。Legatum Foundationに関する詳しい情報は以下のウェブサイトを参照:リンク
ソース: Legatum Limited
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