PTC、Axeda社の買収を完了

Axedaの技術により顧客のスマート・コネクティッド・プロダクツの迅速な市場投入が可能に

【2014年 8月20日】PTC(本社:米国マサチューセッツ州、Nasdaq: PTC、社長兼CEO:ジェームス・E・へプルマン)の日本法人であるPTCジャパン株式会社(本社:東京都新宿区、代表取締役社長:桑原 宏昭)は、本日、非上場企業で、機械やセンサーを安全にクラウド接続するソリューションの開発において先駆者であるAxeda Corporation(Axeda社)の買収を完了したとの米PTCの発表を明らかにしました。Axeda 社の技術革新、幅広い顧客ベース、強力なパートナーシップは PTC ThingWorx事業を直接補完し、モノのインターネット(IoT)の時代におけるPTCによる業界最高のソリューションの顧客への提供が加速されることになります。

Axeda社はIoTソリューション市場におけるイノベーターで、150 社以上の顧客に対応し、毎日、複数の業種で機械からの情報を数億件規模で処理しています。同社は、有数のモバイルネットワークオペレータ、デバイスメーカー、システムインテグレータ、業務システムや分析システムのベンダー等で構成される幅広いパートナーネットワークを有しており、同社の先端技術は、IoT技術やソリューションのリーディングカンパニー各社との戦略的 OEM 契約につながっています。

Axeda社は、世界各地の機械やセンサーのデータを収集し、体系化する目的で最新のアーキテクチャ上に開発された先進のIoT技術を提供しています。Axeda社のソフトウェアは、安全な接続を確立し、様々な機械、センサー、デバイス類を遠隔監視・管理するソリューションで、以下のような機能を実装しています。

- Axeda Machine Cloud Service: 機器間の通信(M2M)やIoT接続サービス、ソフトウェアエージェント、ツールキットで構成されており、企業による製品とクラウドの安全な接続をほぼすべての通信方法(携帯通信ネットワーク、インターネット、無線 LAN、衛星通信等)で実現します。
- Axeda Connected Content Application: 大量のコネクティッド・プロダクツへのコンテンツ送信を安全、確実かつ効率的に実現し、ソフトウェアアップデートやセキュリティパッチのリモートインストールを自動化します。
- Axeda Connected Service Application: PTCのサービスライフサイクル管理(SLM)ソリューションを補完し、Axedaプラットフォームに接続されているデバイスの問題を遠隔的に特定、診断、修理する幅広いツール群と、Webベースのグラフィカルインタフェースをフィールドサービスやテクニカルサポート部門に提供します。
- Axeda社の包括的なセキュリティ戦略は、ネットワーク、アプリケーション、ユーザー、データセキュリティを含む IoT 技術のすべてのレベルをカバーしています。Axeda社は ISO27001: 2005 認証を受けており、最高レベルのセキュリティ、パフォーマンス、可用性の提供に注力しています。

Technology Evaluation Centers(TEC)社のプレドラグ・ヤコブリェビッチ(Predrag Jakovljevic)氏は「今回の買収は、IoT市場、すなわちスマート・コネクティッドの世界で、トップレベルのテクノロジーソリューション企業になるというPTCの決意を示しています。PTCは、同社がすでに保有する高速アプリケーション開発プラットフォームであるThingWorx(R)や、SLM、および製品ライフサイクル管理(PLM)のソリューションを、Axeda社の持つソリューションにより補完する意向です。Axeda社の強みであるIoTの接続性とデバイス管理を、ThingWorxのIoT高速アプリケーション開発ツールに組み合わせることで、PTCのIoTテクノロジーはさらに強化されます」と述べています。

PTC 社長兼最高経営責任者(CEO)のジェームス・E・へプルマン(James E. Heppelmann)は「Axeda社の買収により、PTCは先進技術、顧客、パートナー、事業、豊富なIoTの専門知識を有する従業員を得ることができます。今回の買収により、ThingWorx事業の補完、SLM製品の強化、PLM等のアプリケーション群のポートフォリオの充実が実現し、スマート・コネクティッド・プロダクツという新たなダイナミックな世界において、より優れたサポートを顧客に提供することが可能になります。これは、業界でも最大級のIoTに注力するセンター・オブ・エクセレンス(事業の優位性)を構築したことを意味しています」と述べています。


<関連情報>
- 本買収に関する詳細情報
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- スマート・コネクティッド・プロダクツ リソースページ
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- PTC IoT(モノのインターネット)リソースページ
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【PTCについて】
PTC(本社:マサチューセッツ州、Nasdaq: PTC)は、製造業における継続的な製品とサービスの優位性(Product and Service Advantage)の実現を可能にします。PTCのテクノロジーソリューションは、インターネット接続された高度な情報処理能力を持つスマートな世界を見据え、お客様の製品開発、運用、サービスの変革を促進します。1985年に設立されたPTCは、世界各国に約6,000名の従業員を有し、グローバル規模で分散化し急速に変化する製造業界に携わる28,000社を超える顧客企業を支援しています。

【PTCジャパンについて】
米PTCの日本法人(本社:東京都新宿区)。CAD、製品ライフサイクル管理 (PLM)、アプリケーション ライフサイクル管理 (ALM)、サプライチェーン管理 (SCM)、サービス ライフサイクル管理 (SLM) の各テクノロジーソリューションにより、製造業における顧客企業を支援。全社に渡り製品イノベーションへの貢献を可能にする新しい設計ソフトウェアファミリーの PTC Creo、製品データ管理/製品開発コラボレーション/製品分析・品質ライフサイクル管理の PTC Windchill、ソフトウェア要件管理/変更・構成管理/テスト管理/実装管理のPTC Integrity、ダイナミック・パブリッシング・システムの PTC Arbortext、技術情報/サービスナレッジ管理/補修部品管理/保証・契約管理/フィールドサービス管理/サービス物流管理のPTC Servigistics、工学技術計算の設計と文書化を同時に行える PTC Mathcad といった革新的なソフトウェア製品、および製品開発業務プロセス改革コンサルティング、製品教育サービス、テクニカルサポートを提供しています。1992年3月設立。国内4事業拠点。Webサイト:リンク

【将来予想とリスクに関する記述】
本買収やモノのインターネット(IoT)によって生まれる当社と顧客のビジネス機会に関する本プレスリリースの記述は、実際の結果や成果が著しく異なる要因となるリスクや不確定要素を伴う見通しです。そのリスクや不確定要素には、顧客が当社のIoTソリューションを当社が予想した時期やペースで導入しない可能性、当社のテクノロジー分野における指導的地位にも関わらず予想される収益につながらない可能性、IoTにより生み出されると予想されたビジネス機会が当社や他社が想定する通りに早期に具体化されない可能性、当社が重要なAxeda社の従業員や戦略的パートナーとの関係を維持できない可能性があります。その他のリスクや不確実性は、米国証券取引委員会(SEC)に提出する年次報告書(Form 10-K)や四半期報告書(Form 10-Q)等の報告書に記載されています。


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* PTCの社名、ロゴマークおよびThingWorx、Axeda、Windchill、Creo、Integrity、Arbortext、Servigistics、MathcadなどすべてのPTC製品の名称およびロゴマークは、PTC Inc.(米国および他国の子会社を含む)の商標または登録商標です。その他、記載している会社名、製品名は、各社の商標または登録商標です。

以上

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