JOGMEC(本部:東京都港区、理事長:河野 博文)は、チリ銅委員会(Chilean Copper Commission: COCHILCO)との間で、銅やリチウムなど鉱物資源の需給動向や鉱山関連の技術動向に関する情報共有を通じて戦略的互恵関係を強化することに合意し、7月30日、チリ・サンティアゴにおいてチリのウィリアムス鉱業大臣立会いの下、「鉱物資源に関するチリ-日本ダイアログ」に関する覚書(Memorandum of Understanding: MOU)に署名し、7月31日、安倍内閣総理大臣とチリ・バチェレ大統領立ち合いによる発表式において、覚書を取り交わしました。
本MOUは、安倍内閣総理大臣によるチリ訪問に合わせて署名されました。 JOGMECとCOCHILCOとの間で情報共有を強化する分野としては以下の通りです。
●鉱物資源の市場動向
●チリの鉱業投資環境
●鉱山操業における技術課題
●鉱山技術の開発動向
■チリ銅委員会(Chilean Copper Commission: COCHILCO)
チリ銅委員会は1976年に設立された鉱業省傘下の実務機関であり、鉱業省に対して銅などの金属鉱物や非金属鉱物(石炭や化石燃料は含まず)といった鉱業分野の現状分析を行うとともに、チリ銅公社(CODELCO)、チリ鉱業公社(ENAMI)、民間企業に対する持続可能な鉱業を推進する政策の提言と施行、CODELCO及びENAMI、民間企業に対する法律、規制等の施行推進と監視、CODELCO及びENAMIに対する長期目標の設定や国家の資源の最適利用と保護を行う。なお、COCHILCO総裁は鉱業大臣が兼務しているが、実質的な最高責任者は副総裁となっている。
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