◎OILが1回あたり保険限度額を4億ドルに引き上げ
AsiaNet 57481
共同JBN 0844 (2014.7.30)
【ハミルトン(バミューダ)2014年7月30日】Oil Insurance Limited(OIL)は7月23日の役員会で、1回あたりの保険限度額を3億ドルから4億ドルに、イベント合計保険限度額を9億ドルから12億ドルにそれぞれ引き上げ、2015年1月1日から実施することを決めた。さらにOILは会員が限度額の1億ドル引き上げを自社保険プログラムに組み込むことを容易にするため、限度額4億ドルへの移行を2017年1月1日まで認める。大西洋特定暴風(Atlantic Named Windstorm=ANWS)の保険限度額は7億5000万ドルのイベント合計保険限度額に伴う2億5000万ドルの一部である1億5000万ドルで変わらない。
OILのロバート・スタウファー社長兼CEOは、限度額引き上げは今年5月に実施された会員調査で引き上げを求めた会員の大多数によって支持されたと語っている。同社長は「会員たちにとって限度額の引き上げが世界中で行っている石油、天然ガスへの大型投資にペースを合わせたいという要望に大変助けになることは明らかだった。会員にとって100億-400億ドルのプロジェクトへの投資は珍しいことではなく、わが社の『オールリスク』ポリシーによって会員は円滑かつ直接的に建設段階から操業開始まで保証問題への懸念なしに進めることができる。OILの目標は会員の現在の必要に応じて価値ある提案を一貫して進化させることであり、限度額の引き上げはまさにそれである。今回の限度額引き上げは2014年の3億ドルの現金配当、2013年の1億ドルの保険料払い戻し、2012年の保険限度額5000万ドル引き上げに続くものである」と述べている。
OILの資産保証範囲と関連の価値についての詳しい情報はリンクへ。
Oil Insurance Limited(OIL)は資産限度が最大4億ドルで、合計でA格付けの資産が130億ドルに上る50社以上の会員のために約2兆ドルの世界的なエネルギー資産の保険を引き受けている。会員は中規模から大規模の株式公開、非公開のエネルギー会社で、最低10億ドルの物理的資産を持ち、投資適格ないしそれと同等に格付けされている。提供している保険商品は資産(物的損害)、暴風、非漸進的汚染、サイバー、油井制御、テロリズム、建設、貨物など。OILが保護している産業分野にはオフショア、オンショアの探査と生産、精製とマーケティング、石油化学、掘削、パイプライン、電力会社など関連のエネルギー事業分野が含まれている。
ソース:Oil Insurance Limited (OIL)
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