◎OcclutechがSt Judeの特許無効決定を獲得
AsiaNet 57429
共同 JBN 0824 (2014.7.23)
【イエナ(ドイツ)2014年7月23日PRN=共同JBN】構造的心疾患治療用の最低侵襲インプラントの欧州で有力な開発会社であるOcclutechは23日、AGA/St Judeの特許EP0957773B1を英国では無効とするロンドン高等法院英国特許裁判所の決定を獲得したと発表した。
この決定は同じ特許について既に2013年12月にミュンヘンの欧州特許庁(EPO)異議部から同社が得た決定と同様の効果を持つものである。EPOの決定は申請された適用範囲を超えて拡大されているため特許全体を取り消しており、また英国の決定は発明者が特許の優先期間以前に供給した機器の公開事前使用があったために特許は無効だとしている。両決定に対してAGA/St Judeは控訴できる。
AGA/St Judeは2011年にOcclutechが英国とドイツで0957773特許を侵害しているとして訴訟を起こした。英国の裁判所は今回の判断に向けての審理を続けたが、ドイツのデュッセルドルフ地方裁判所はEPOが特許の有効/無効について最終決定を下すまで審理を止めること選んだ。
Occlutechのトア・ペータース 最高経営責任者(CEO)は「競争相手が所有するいかなる取得済みの有効な特許も当社は侵害していない、という確認をあらためて得たことは当然のことながら大変うれしい。わが社の目的は特許を得た、生命を救う、すぐれたインプラントを開発して、医師と患者にこれまでとの違いをもたらすことであり、このプロセスを前進させたい」と語っている。
Occlutechはドイツに製造プラント、スウェーデンとトルコに研究開発施設を持っている。OcclutechのASD、PFO、PDAオクルーダーなどのインプラント、広い範囲の付属品は80カ国以上で入手できる。
ソース: Occlutech
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