平成26年度鉱害環境情報交換会を開催

JOGMEC 2014年07月23日 10時41分
From Digital PR Platform


 JOGMEC(本部:東京都港区、理事長:河野博文)は7月15日と16日の両日にわたって岡山県岡山市および柵原鉱山鉱水処理場において平成26年度鉱害環境情報交換会(金属資源関連成果発表会との併催)を開催しました。

JOGMECは、鉱害防止事業の実施者等を対象に鉱害防止対策に関する技術支援や情報提供等の業務を行っており、その一環として「鉱害環境情報交換会」を開催しています。同交換会では、鉱害防止技術情報に関する講演会と鉱害防止関係施設等の見学会を実施しており、関係者間で知見と情報を共有する場となっています。

 今回の講演は「坑廃水処理のコスト削減に向けて」をテーマとして開催し、68名(国・地方自治体21名、企業・団体47名)の参加がありました。

 7月15日の講演会では、JOGMEC金属・石炭事業支援本部長の安達が主催者を代表して挨拶した後、経済産業省鉱山・火薬類監理官付の小泉金属鉱業等鉱害対策官より鉱害防止施策(特に集積場の安定化対策)についての講演が行われました。その後、株式会社フジタの北島主任研究員より植物(ハクサンハタザオ)を活用した重金属の超集積(ファイトレメディエーション)について、早稲田大学の所准教授より坑廃水処理におけるヒ素の挙動について、さらには、卯根倉鉱業株式会社の稲谷所長、DOWAテクノロジー株式会社の中塚課長より柵原鉱山のコスト削減、殿物リサイクルについてそれぞれ講演が行われました。また、JOGMECからは鉱害防止部門の平成25年度事業成果報告、パッシブトリートメント技術開発、坑廃水水質改善技術開発の状況について報告、講演を行いました。

 翌16日には、卯根倉鉱業株式会社のご案内による柵原鉱山鉱水処理場の見学会が行われ、同社が実施している鉱水処理事業におけるコスト削減の取組みについてご説明頂きました。

 参加者からは「他の鉱山を見る機会があまりないので、(情報交換会は)今後の業務の参考となった」、「社内の教育だけでは決して学べない事例を数多く学べる機会」などの反響がありました。JOGMECは今後も鉱害防止事業を実施する方々のニーズに適切に応えられるよう、業務を遂行していきます。
 

        
    
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